アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)で、またまた度肝を抜くビッグプロジェクトが持ち上がりました。世界最大のショッピングモール「モール・オブ・ザ・ワールド(Mall of the World)」は、総敷地面積445ヘクタールの「気候制御都市」で、敷地面積は伊丹空港を大幅に上回る途方も無い広さです。この広大な敷地に、ショッピングモールや屋内公園、約2万室のホテル、保養地、劇場、水族館、世界最大の屋内型テーマパークなどを建設、年間1億8千万人の来場者数を集める計画です。
【出典元】
→ドバイ政府、世界最大の複合商業施設『モール・オブ・ザ・ワールド』の建設計画を発表
モール・オブ・ザ・ワールド(Mall of the World)を「ショッピングモール」と呼ぶにはいささか違和感を感じます。これはショッピングモールではなく、ショッピングモールとテーマパークを核とした広さ445ヘクタールの新都市の建設と言っても良いのではないでしょうか?とにかく桁外れ過ぎて驚くばかりです。
計画地はこちらです。
劇場やコンベンション施設、ウエディング施設などが設けられるドバイ文化地区の様子です。この地区ではロンドンのウェストエンドやNYのブロードウェイで公演されているようなミュージカルを多数上演されるそうです。
ショッピングモールにはトラムが運行される様です。まあ、モールの総延長は7kmを超えるそうなので、トラムは必須なのでしょうね。
世界最大規模の屋内テーマパークの様子です。透明のガラスドームに覆われた大空間が凄すぎる。パースに描かれている人工の滝は落差が100m以上ありそうですね・・・。
このプロジェクトはドバイのムハンマド・ビン・ラシド・マクトム首長が所有する政府系の持ち株会社ドバイ・ホールディングが開発を手掛けています。
マクトム首相曰く
「われわれは、季節限定の観光事業を超える目標を持っている。観光事業はわれわれの経済を推進するための重要な要素であり、われわれは一年を通してUAEを魅力的な目的地にすることを目標に掲げている。夏季に気温を制御した快適な環境を提供する取り組みに着手するのは、このためだ」
ドバイ経済は2009年、世界金融危機のあおりを受けましたが、それ以降は貿易、輸送、観光部門の成長のおかげで順調な回復をみせており、昨年11月には2020年の万博(World Expo 2020)の開催権を獲得しました。モール・オブ・ザ・ワールド(Mall of the World)は2020年の万博に合わせて整備されるかもしれませんね。








