南海電気鉄道株式会社は2015年2月6日のニュースリリースで、新中期経営計画「深展133計画」(2015年度~2017年度)を発表しました。基本方針(最重点項目)は 1.泉北関連事業の強化 2.関空・インバウンド事業の拡大 3.なんばエリアの求心力向上となっており、南海ターミナルビル再生の集大成である新南海会館ビル(仮称)についての記述がありました。また、建通新聞大阪版によると、新南海会館の本体工事は9月に着工されるようです。前回の新中期経営計画「凜進130計画」が発表された時は、「まだまだ着工は先だ・・」と思っていましたが、気が付くと本体着工まで半年と少しとなりました。
※アイラブオオサカーさんから情報を頂きました、ありがとうございました!
【出典元】
→南海電鉄グループ 新中期経営計画「深展133計画」について
【過去記事】
→新南海会館ビル(仮称)15.01
→新南海会館ビル(仮称)14.11
→新南海会館ビル(仮称)14.07
→新南海会館ビル(仮称)14.05
→南海会館ビルの建て替えに向け、既存建物の解体工事が始まる!
→新南海会館ビルの事業概要が発表!
→新南海会館ビル(仮称)15.01
→新南海会館ビル(仮称)14.11
→新南海会館ビル(仮称)14.07
→新南海会館ビル(仮称)14.05
→南海会館ビルの建て替えに向け、既存建物の解体工事が始まる!
→新南海会館ビルの事業概要が発表!
新南海会館ビルは、老朽化した現南海会館ビルを建替える再開発計画です。南海会館ビルの建て替えにあたり、難波再開発計画の南端に新しいオフィスビル(NCプロジェクト オフィス棟新築工事)を建設し、本社機能を移転、その後現南海会館ビルを解体、新ビルを建設する玉突き方式での建替えとなります。南海会館ビルの建て替えは2011年2月に南海電鉄が発表した新中期経営計画「凜進130計画」で明らかになりました。
新南海会館ビルの低層部には商業・金融サービス施設が、高層部には多様な機能展開に対応するオフィスが設けられます。また、中層部および低層部には、なんばエリアのMICE(会議・展示)機能を強化するホール・カンファレンス、先進医療の中継機能と健診機能を組み合わせたメディカルセンター、さらには、関西国際空港利用者を中心とした国内外観光客向けに多様なサービスを提供するツーリストサロンの導入を図る予定です。
【スペック】
名称:新南海会館ビル
階数:地上30階、地下2階
高さ:約154m
主用途:オフィス、商業、サービス、他
延床面積:約75,700㎡
総事業費:約400億円
着工:2015年09月 ※設備移設等の関連工事は2011年7月より着手済み
竣工:2018年度(予定)
①事業の意義
・南海ターミナルビル再生の集大成
・なんばエリアにおけるポテンシャルの向上と新たな価値創造
②ビジネスセンター機能の整備
・なんばターミナルに直結する利便性を活かし、企業の多様なニーズに対応するビジネス拠点として整備
・企業のBCPニーズに答える最高水準の機能を提供
・フレキシビリティの高いオフィススペック
③多様なサービス施設の整備
・インバンド対応機能の充実
・利便性並びに集客力の向上
・ホール、カンファレンス、メディカルセンター、金融サービス、商業他