JR東日本ーE721系電車はJ、R東日本の交流一般形電車で、当初は仙台支社で運用されている在来線電車の車両更新と、仙台空港アクセス線での運用を目的に開発されたスレンレス製、3扉セミクロスシート車です。従来車は仙台地区をはじめとした地方線区の低いプラットホームに対応するため、出入り口部にステップが設けられており、バリアフリー化推進の障害となっていましたが、E721系電車は低いプラットホームに対応する低床・ステップレス化を実現したことで、乗降の円滑化と列車の遅延防止など、仙台地区の大幅な輸送改善に寄与しています。
構体は軽量ステンレス製・片側3扉の拡幅車体を採用。低床化により客室の床面高さは950mm(701系比-180mm)となり、ホームとの段差が190mm(760mmホームの場合)または30mm(920mmホームの場合)と従来車に比べ小さくなりました。このため従来車に存在した乗降口のステップは省略されたほか、「くつずり」の延長により車両とホームの間のすき間も小さくなっています。
車外の行先表示器は側面は車体中央部に各車1か所、先頭部は貫通路上部に3色LED式のものが設けられ、行先のほか、ワンマン運転や快速運転の場合は種別などが表示されます。
車両連結部分の様子です。転落防止ホロが設置されています。
集電装置は、シングルアーム型パンタグラフ PS109 をMc車、M車の後位寄りに1基搭載。折り畳み高さを4,100mmとすることで、仙山線にも走行可能としています。交流車らしく見た目は重装備な感じがしますね。
側面窓の様子です。ラインカラーは701系(仙台地区仕様車)や719系(同)と同様の緑+赤+白となっています。
側面行先表示器は3色LEDとなっています。
車内の様子をみて行きましょう!
内装はE233系に準じています。E233系に続き、優先席の部分の床材が赤紫色と灰色のツートンカラー、つり革がオレンジ色とすることで、優先席以外の空間との区別が明確にされました。座席は701系で採用されたオールロングシート構造は採用せず、乗降扉の間にボックス式クロスシート2組を配置し、それ以外の箇所をロングシートとするセミクロスシート配置となっています。
ボックス式クロスシートの座席間隔は1,585 mm、ロングシート部分の1人分の座席幅は460 mmで、従来車より広くなりりました。
ボックス式クロスシートを真横から見た様子です。僕はJR西日本の転換式クロスシート車に慣れきっているので、かなり新鮮に感じました。
1人分の座席幅は460 mm。最近の通勤車は480mが増えてきているので若干狭い感じです。
窓側には小さなドリンク用のテーブルが設置されていました。
ロングシート部分の様子です。
優先席付近の様子です。ここだけ見るとE233系そっくりですね。また、貫通扉が両開きな事にビックリしました。
電動車いす対応の大型トイレの様子です。
天井付近の様子です。蛍光灯グローブは未設置です。
乗降ドアーの様子です。注意喚起の黄色の警戒色のは一部分がドアの中心部にあります。JR西日本は引き込み防止の為にドアの両サイドにあります。細かな差異が見て取れてオモシロイですね。
乗降ドアーの鴨居部分には3色LEDの車内情報案内装置が設置されています。
寒冷地では必須アイテムである、ドアーの開閉スイッチです。
先頭部の密着連結器と電気連結器の様子です。E721系電車は、701系との併結運転に対応しています。
仙台都市圏で活躍してる、JR東日本E721系電車。この電車が大量当投入された事で仙台都市圏のJR線の近代化が一気に進んだ印象です。
SECRET: 0
PASS: 2b52e331129aa396df9e167518164312
http://response.jp/article/2017/02/20/290918.html
“秋田・男鹿線の「ナマハゲACCUM」3月4日デビュー(蓄電池電車)”