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熊本市電の新型は3両編成の「リトルダンサー」派生バージョン。熊本城モチーフの黒と白のシンプルデザイン!【市電開業100周年の2024年度デビュー】



熊本市交通局は、市電開業100周年の2024年度に向けて、同局初となる「3両編成」の新型車両を導入を計画しており、2023年度から初弾となる2編成の製造を開始します。輸送力の強化が狙いで、乗車定員は今ある2両タイプより約1.5倍となる120人ほどに増やし、朝のラッシュ時には、乗車できない区間も生じるほど常態化した混雑の解消を目指します。また、新型車両の外装デザインは、熊本城をモチーフに黒と白のシンプルなデザインに決まりました。

【出展元】
→読売新聞>熊本市電初 3両編成に着手定員1.5倍、混雑解消目指す
→熊本日日新聞>熊本市電の「15人席」どう座る? 定員上は「2人」掛け 超低床
→熊本日日新聞>熊本市電「顔パス」実験へ 23年度、市交通局 乗り降りスムーズに
→山万>ユーカリが丘コミュニティバスにおける顔認証実証実験が「日本経済新聞」に掲載されました

 

 

「リトルダンサー」シリーズの派生バージョンが導入か?


富山地方鉄道T100形電車-SANTRAM(サントラム)

現在の熊本市電の超低床電車は、ドイツのアドトランツ社が製造する「ブレーメン形」をベースに、同社と業務提携した「新潟トランシス」が設計・製作した9700形、0800形(LRV車両)がありあすが、今後、市交通局が導入を予定している新車両は、大阪府のアルナ車両が設計した「リトルダンサー」シリーズの派生バージョンが導入される予定です。

 

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今回導入される3両編成の新型については、一部では電停の延長が足りずに『車両がはみ出す』見通しです。道路事情から電停の拡幅は難しく、扉もすべては使えず、ドアカットを行い一部での乗降になるとの事です。ベース車両については、公式からの発表を待ちたいですが、完成イメージパースを見ると、先日発表された福井鉄道の『フクラムライナー』に非常によく似ていますね。

 

顔認証システムの導入を検討



熊本市交通局は、新型車両の導入に加え市電に顔認証システムを導入し、乗客が「顔パス」で乗り降りできる仕組みを検討しており、2023年度に路面電車では全国初となる実証実験を始め、使い勝手の良さが確認できれば本格採用する方針を明らかにしました。

熊本市交通局の実証実験は、スマホのアプリを活用したモバイル定期券の利用者からモニターを募って実施。スマホで撮影した顔写真の画像データを事前に登録、車内に設置したタブレット端末で乗客の顔と自動照合する方式を検討。乗客は降車時にスマホのモバイル定期券を提示する必要がなくなります。

市交通局は、利用者が「顔パス」になることで、より円滑に乗降できると見ており「デジタル技術の進展で、将来は定期券を使わない市民や観光客も顔認証を利用できるようになるのではないか」と期待しています。

 

 

顔認証技術は近年、スマートフォンやパソコンのロック解除、ホテルのチェックイン、オフィスビルの入退室管理など多様な分野に拡大。公共交通では、大阪メトロが2024年度に全駅で顔認証によるチケットレス改札の導入を目指している他、コミュニティーバスでの活用等、各地で実証実験が進んでいます。

 

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