広島の観光地として知られる宮島(厳島)の玄関口となる宮島口地区。広島電鉄『宮島口駅』は、コロナ禍前の2019年度の乗降客は約232万人が訪れるなど、近年の観光客の増加に伴い、宮島の玄関口としてふさわしい機能の確保が必要になってきました。
広島県は「厳島港宮島口地区港湾整備事業」を推進し、2020年4月に新たなフェリー旅客ターミナルとなる観光商業施設『エット(etto)』が開業。続いて2022年7月2日に新しい広島電鉄『広電宮島口駅』が開業し、世界文化遺産の玄関口に相応しい駅舎に生まれ変わりました。【出展元】
→広島の「広電宮島口駅」が移設 フェリーターミナル近くに新駅舎
→広島県>厳島港宮島口地区港湾整備事業について
→広電宮島口駅が移設リニューアル、広島グルメ&土産が揃う観光商業施設「エット」に続いて
「厳島港宮島口地区港湾整備事業」の配置です。旅客ターミナルの整備と大桟橋の設置、広電宮島駅の移設、駅前ロータリーとアクセス道路の整備、市営駐車場の設置などが行われています。
現地の様子です。新駅舎は2019年に閉店した飲食・物産館「宮島口もみじ本陣」跡地に建設され、現駅舎から約70m海側に移設、2020年に開業したフェリーの旅客ターミナルとほぼ直結し乗り換えやすくなりました。旧駅舎は解体して、バイパス道路になる予定です。
新駅舎はS造、平屋一部2階建て。延べ約2,300㎡で窓口機能を含めた事務所を備えます。ホームと線路の広さは約1,680㎡で、移設前より約1.6倍広くなりました。新駅舎はフェリーの旅客ターミナルと同じ切り妻屋根を採用し、宮島口エリアの一体感を醸成しています。
真正面から見た様子です。広電宮島口駅の駅名標に加え、LCD方式の発車票が設置されています。
大屋根の内部はこんな感じです。柱が少ない大空間は路面電車の駅とは思えない開放的な空間です。
反対側から見た様子です。大屋根下の大空間に加えて「A・B・C・・」のサインが合わさって日本離れした超近代的な駅舎が誕生しましたコレは凄すぎる・・!!
広島市内方面を見た様子です。整然と並んだ線路を見ると、東名阪の大手私鉄駅の様な雰囲気があります。
そして、この超近代的な駅に発着する、これまた未来を感じるデザインの新型車両。
広電5200形「グリーンムーバー APEX」。エヴァンゲリオンの様な近未来的なカラーリングが凄いです。
広電5200形「グリーンムーバー APEX」はまたの機会にガッツリ取材して記事にしたいと思います。
大屋根と「グリーンムーバー APEX」。
案内サイン類も最新型で見やすいです。
ホーム上の発車票はこんな感じです。
頭端式ホームの終端にある車止めの様子です。」
最後は、フェリー旅客ターミナルの2階から見た『広電宮島口駅』の様子です。