フランス・パリを拠点とする世界最大級のホスピタリティグループ・アコーは、PGIMリアルエステートと提携し、2024年9月開業に「ノボテル奈良」を開業すると発表しました!
「ノボテル奈良」は、9階建てスイートを含む264の客室を展開し、ロビー・ウェルカムエリア、ソーシャルラウンジ、レストラン、4つの宴会場、ウェルネスエリア、屋外テラスとバーを備えたプレミアムラウンジを擁するフルサービス型のシティホテルです。
2階のウェルネスエリアには、ウェルネスラウンジ、フィットネスセンター、広々とした大浴場を備えています。
【出展元】
→五感を通して奈良の魅力を感じる「ノボテル奈良」が2024年秋に開業
→仏アコー、ホテル「ノボテル奈良」を24年秋に開業
近接するJWマリオット奈良
計画地は、奈良県最大級の会議場・観光交流拠点である「奈良県コンベンションセンター」から徒歩3分で、JWマリオット奈良にほど近い立地、ラウンドワン奈良店の跡地を再開発するものです。フランス・パリを拠点とするアコーは、世界110ヶ国で5,400を超えるホテルやレジデンス、10,000を超えるレストラン、バー施設を展開し業界を牽引しているホスピタリティグループです。
プレミアムからエコノミーブランドまで、国内9都市に20のホテルを運営中で、2025年までに新たに6軒の開業を予定しています。「ノボテル」ブランドは、奈良が国内2件目となります。
「ノボテル」ブランドは、60カ国以上に530以上を展開する、アコーの「アッパーミッドスケール」ブランドで中価格帯に位置するホテルです。
「ノボテル奈良」の平均客室面積は明らかになっていませんが、完成予想パースの外観を見ると窓の大きさが小さめで間隔もそれほど広くないので、客室面積は25㎡~30㎡程度ではないでしょうか。
ノボテル奈良ですが、事前情報が無くいきなり発表されたので驚きました。奈良県は世界的に有名な観光地にも関わらず、宿泊施設が少なく、インバウンドを受け止める国際ブランドのホテルが極端に不足している状況でした。
近年は、奈良県コンベンションセンターにマリオット系のラグジュアリーホテル「JWマリオット奈良」が開業し、今年8月下旬に同じくマリオット系の「紫翠ラグジュアリーコレクションホテル 奈良」が開業するなど、少しつづ改善の動きが見られます。
今回発表された「ノボテル奈良」は世界的なホテルオペレーターであるアコーのメインストリームとなるブランドで知名度が高く、アコーが有するロイヤリティプログラムを通じて世界中から集客が期待できます。
中級クラスの使いやすい価格帯のホテルで客室数もそれなりに多い為、奈良県が抱えるホテル不足の解消に寄与する事になりそうです。
完成予想パース
メインロビー
ウェルカムエリア
レストラン1
レストラン2
ソーシャルラウンジ
ウェルネスエリア
大浴場
会議室
宴会場
スイートルーム
和室
スタンダード客室1
スタンダード客室2
プレミアムラウンジ
屋外テラス
計画概要
名称:ノボテル奈良
計画名称:(仮称)RA奈良ホテルプロジェクト
所在地:奈良県奈良市大宮町7-1-43
交通: 新大宮駅から徒歩10分、奈良駅からバスで10分/車で6分
地上:9階建て
高さ:30.97m
客室数:264 室
主用途:ホテル
付帯施設:ロビー・ウェルカムエリア、ソーシャルラウンジ、レストラン、ウェルネスエリア、大浴場、フィットネスセンター、4宴会場・ミーティングルーム、プレミアムラウンジ、屋外テラス&バー
敷地面積:3071.60m2
建築面積:13,496.98 m2
延床面積:13,686.86m2
建築主:RA奈良特定目的会社
設計者:奥本測量設計
施工者:奥村組
開業:2024年9月(予定)
2024年8月の様子
現地の様子です。前回の取材が2024年5月だったので、約3ヶ月ぶりの撮影です。
ノボテル奈良は、2024年9月4日(水)に開業します。
「大阪、京都に近すぎるので奈良に泊まるニーズはない」。ホテル不毛の地だった奈良ですが、外資系ホテルから見ると「ブルーオーシャン」に見えてるのかもしれませんね。
佐保川沿いの様子です。
メインエントランス付近の様子です。
ガラス張りのメインエントランス。そこはかとなく欧州の雰囲気が漂っているのは、フランスを拠点とする「アコーホテルズ」だからでしょうか?
メインエントランス、正面右手奥にはタワーパーキングがあります。
最後は真正面からみた様子です。
2024年5月の様子
現地の様子です。前回の取材が2024年1月だったので、約4ヶ月振りの撮影です。
北側から見た様子です。『ノボテル奈良』の開業日は9月に決定し、OTAなどで宿泊予約が始まっていました。一休や楽天トラベルを見ると、標準客室面積は24〜26㎡程度、宿泊費は約2.5万円ほどとなっており、タブルツリーやコートヤードと同程度のクラス感となっています。
北西側から見た様子です。
南側から見たタワーパーキングの様子です。
北東側から見た様子です。建物は既に完成状態となっています。
真北から見た様子です。客室面積が24〜26㎡程度のため、外資系ホテルとしては比較的リーズナブルな価格帯で、日本人にも使いやすいホテルになりそうです。
北西側から見た様子です。
北東角側にあるメインエントランスの様子です。
正面入口付近の様子です。メチャクチャ高級感がありますね。
クルマ寄せと奥側にあるタワーパーキングの様子です。
佐保川沿いには花壇が設けられています。
最後はノボテル奈良とJWマリオット奈良との並びです。奈良市役所前に、外資系ホテル2軒が並ぶ日が来るとは・・。
2024年1月の様子
現地の様子です。前回の取材が2023年7月だったので、約6ヶ月振りの撮影です。
北側から見た様子です。建物を覆っていた足場が解体されつつあり、北側の外装が姿を現していました!
JWマリオットホテル奈良との位置関係はこんな感じです。本当に近くて、徒歩1分といった感じです。
北東側から見た様子です。
東側から見た様子です。南北方向に向けて結構なボリュームがあります。
南東側から見た様子です。
最後は西側にあるタワーパーキングの様子です。
2023年7月の様子
現地の様子です。鉄骨建方がかなり進んでおり地上9階付近に到達している様子でした。
ノボテル奈良の計画地は先に開業したJWマリオットホテル奈良(写真右奥)の直ぐ近くです。写真で見ると一目瞭然だと思います。
北側から見た様子です。かなり奥行きがある事が解ります。
南東側から見た様子です。
ノボテル奈良は桜の名所として知られる「佐保川」に隣接しており、桜の季節は素晴らしい眺めを楽しむ事ができそうです。
北側から見た様子です。
北西側から見た様子です。
南西側から見た様子です。
最後は近くで見上げた様子です。
二棟の外資系高級ホテルの並び・・奈良もじわじわと良い宿が増えつつあります。
このホテルが建設されてる場所は、たしか以前はラウンドワンがありましたよね。
マリオットのすぐそばにもう一軒、外資系高級ホテルの進出ですね♪
奈良には高さ制限が有りますが、余りに厳格に全域で制限をかけては中々良い宿泊施設を建設できないでしょうね。
西大寺から北や西に行けば景観に問題の無い地域があって、住宅街のど真ん中でない限りある程度の緩和をしても良いのではないでしょうか?
南に行くと薬師寺やら唐招提寺とか、もっと南にも古都奈良らしい景観の保存が必要な場所は多々ありますが、西と北には余り有りませんよね?
新興住宅街の駅前や風致地区を外してしまえば良い立地はいくらでもあるように思います。
多分そういう場所は掘っても何も出てこないかと?