新型コロナウイルスの影響により開業が延期されていた「キーノ和歌山」の商業ゾーンが2020年6月5日に開業しました!「和歌山市民図書館」も、同日にグランドオープンし、南海和歌山市駅の駅前再開発が大きな節目を迎えました。また「カンデオホテルズ南海和歌山」は、2020年7月3日(金)のオープンが決まりました。キーノ和歌山は、4月24日にグランドオープン予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期し、一部店舗のみ営業していました。
【出展元】
→キーノ和歌山 公式サイト
キーノ和歌山とは?
以前に公開されていた完成予想パース
キーノ和歌山は、南海和歌山市駅の駅ビル等を建て替える再開発計画に伴い建設された複合商業施設です。計画名称は和歌山市駅活性化計画。図書館、商業、業務、ホテルなどの公益施設を含む多様な都市機能を充実させ、交流人口の増加とにぎわいの創出を目指して整備されました。2017年に先行開業した「オフィス棟」
工事は二期に分けて勧められ、第1期としてオフィス棟 「南海和歌山市駅ビル」が2017年3月に竣工しました。その後、第2期として、商業棟、「カンデオホテルズ和歌山」が入るホテル棟、ツタヤを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が管理、運営を行う市民図書館などが入る公共施設棟が建設されました。また、複合施設の名称である「キーノ和歌山」は、「紀の国」の玄関口として「新しい扉を開く鍵(キー)」となる願いをこめて命名されました。
2020年6月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2019年9月だったので、約9ヶ月振りの取材です。
長らく建設工事が行われてきたキーノ和歌山(和歌山市駅活性化計画)ですが、商業施設と市民図書館がグランドオープンを果たし、再開発事業は大きな節目を迎えました。
駅ビル本体はオープンしましたが駅前広場は引き続き整備が行われています。
真正面から見た様子です。
中央部のひときわ高い箇所には「カンデオホテルズ南海和歌山」が入居、2020年7月3日にオープンします。
バス乗り場付近の様子です。以前に比べると見違える様に美しくなりました。新バス乗り場はまもなく使用が始まりそうです。
撮影ポイントを変えて、駅跨線橋から見た様子です。こちらは図書館側の駅側です。
最後は商業施設棟の駅側の様子です。 次回、和歌山市民図書館編に続きます。
以下は過去の建設工事の様子です。
2019年9月の様子
ひときわ高い「ホテル棟」。地上12階建て、延べ床面積約6000平㎡。4~12階に「カンデオホテルズ和歌山」が開業すします。毎日60品目以上を取りそろえる朝食ビュッフェのほか、シモンズ社製のベッド、最上階に紀の川を望む露天風呂着き大浴場などを備えています。客室数は120室の規模です。
和歌山市民図書館の様子です。他の施設に先駆けて2019年12月にオープンする予定です。
新市民図書館の運営は、レンタル大手の「TSUTAYA(ツタヤ)」を運営する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」が担い、ツタヤの会員カード「Tカード」を導入するほか、蔵書は、現在のおよそ45万冊から60万冊に増え、カフェや子育て支援室、屋上庭園などが整備されます。
来春オープンの商業棟は地上3階、地下1階建てで延べ床面積約8600㎡。商業棟とホテル棟1~3階の商業ゾーンには約30店舗が入り、1階は生鮮食品や食品雑貨、日用品を扱うデイリーユースのフロア、2階は和歌山の食を楽しむレストランフロア、3階は医療施設や美容サービス店などが並びます。
最後は駅の跨線橋から見た様子です。
2019年5月の様子
現地の様子です。上の写真はホテル棟と公共施設棟の部分です。
真正面から見た様子です。
別の角度から見た様子です。奥のタワークレーンのあたりがホテル棟になります。
和歌山市駅側から見た様子です。建物のボリューム感はこんな感じです。
先に完成したオフィス棟の様子です。
オフィス棟は駐車場棟(写真左)と2階レベルで接続されています。
最後は駐車場棟から見た現地の様子です。
建て替え前と比較しても、明るく開放的な雰囲気に生まれ変わりましたね!