道の駅プロジェクトにより誕生した「フェアフィールド奈良天理(99室)」
石川県の羽咋市が進めている同市千里浜町の開発事業で、道の駅「のと千里浜」近くの市有地に米ホテルチェーン大手マリオット・インターナショナルが進出する事が明らかになりました!羽咋市は、2023年7月11日に開かれた市議会全員協議会で、市側は誘致していた宿泊施設について、積水ハウスの子会社「合同会社ニューツーリズム・トリップベース3号」を優先交渉権者に選んだと明らかにしました。
ホテルは、積水ハウスとマリオット・インターナショナルは2020年から地方自治体などと連携し、全国各地の道の駅周辺にホテルを開業させる「Trip Base 道の駅プロジェクト」の一環で、ホテルブランドは宿泊特化型の「フェアフィールド・バイ・マリオット」になる見込みです。
【出展元】
→千里浜に外資系ホテル マリオット系、80室規模 |社会|石川のニュース|北國新聞 (hokkoku.co.jp)
新ホテルの建設予定地は、のと里山海道千里浜インターチェンジ(IC)につながる県道沿いの市有地約4400㎡で、金沢や能登に各地にアクセスしやすい立地です。近くには「道の駅のと千里浜」がある他、温泉宿の「ちりはま ホテルゆ華」があります。市は2023年8月をめどに市有地の賃貸借契約の締結を目指しており、2024年春までに造成工事を完了させる予定です。
「Trip Base 道の駅プロジェクト」は、積水ハウスとマリオットが「未知なるニッポンをクエストしよう」をコンセプトに、地域や自治体、パートナー企業とともに、観光を起点に地域経済活性化を目指す地方創生事業です。
要約すると、あまり知られていない魅力あるエリアに立地する道の駅にホテルを併設し、単なる通過点から旅の拠点に変えて地域活性化を図ろう!という構想です。
世界的なホテルチェーンであるマリオットのネットワークを通じて、約1.6億人のマリオットボンヴォイ会員にレコメンドする事で、全世界からホテルに送客を図ります。
FF奈良天理の客室例。道の駅プロジェクトのホテルは標準化されている
ホテルはシンプルで上質な造りとし、旅慣れた利用者が満足出来るクオリティーを提供。それでいて館内にあえてレストランを設けず、隣接する道の駅や地域の飲食店などの利用を促します。ホテルは積極的に地産地消を行い、広域集客を含め地域活性化に繋げて行く。「道の駅プロジェクト」は、そんな壮大な構想で、2025年までに26道府県で計約3000室を設ける計画です。
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