パナソニック ホールディングスは、2023年7月12日に2025年大阪・関西万博のパナソニックグループパビリオン「ノモの国」の起工式を、夢洲のパビリオン建設予定地で実施したと発表しました!
パビリオンの名称は心の持ちようによって捉え方が変わるという思いから、モノを逆さまにして「ノモの国」と名付けられました。外観は子供たちの心が解き放たれる空間を目指し、透明感がある軽やかなデザインを採用しています。「ノモの国」のコンセプトは、“解き放て。こころと からだと じぶんと せかい。”
ひとの営みと自然の営み、それぞれ 360°の循環が作用し合ってひとめぐりする、いわば”720°の循環”の中で、子どもたちが”つながる世界の中の自分”と、”ソウゾウする力”に気づく体験を通じ、未来への希望を思い描けるようなパビリオンの実現に向けて出展準備が進められます。
【出展元】→大阪・関西万博 パナソニックグループパビリオン「ノモの国」資源循環型のパビリオン建築を実現
→2025年日本国際博覧会 パナソニックグループパビリオン「ノモの国」が起工式を実施

パビリオンは、S造で、敷地面積:3,508.08 ㎡、建築面積:1,546.23 ㎡、延床面積:1,731.64 ㎡の規模となります。
設計は、建築家の永山祐子氏が手掛けました。永山氏はアラブ首長国連邦(UAE)で開かれていたドバイ国際博覧会(万博)の日本館の設計を担当しました。設計監理は、大林組、永山祐子建築設計、構造計画研究所、オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド。施工は大林組、展示会社は乃村工藝社、運営会社はコングレが担当しています。工期は2023年7月18日着工、2025年1月31日に竣工する予定です。

パナソニックグループは、「物と心が共に豊かな理想の社会」の実現を目指し、長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」を掲げ「地球環境問題の解決」への貢献に取り組んでいます。「ノモの国」の建築では、「3つの循環で生まれるパビリオン」をテーマに掲げ、使用済みの家電から回収したリサイクル材料や工場から出る端材・廃材、パナソニックグループが開発した廃材を使った製品などを積極的に採用します。

パビリオンのデザインについては、「子どもたちの心が『解き放たれる』デザイン」とし、生物的な風にゆらぐ軽やかで自由な建築を構想。「ひとの営み」と「自然の営み」を合わせた「720°の循環」をイメージしたパーツを組み合わせたファサードのトレードマークとなります。また、パーツには表面に金属繊維をコーティングした布を一つずつ貼り付け、かぜに揺らめきながら光を反射してさまざまな表情をみせる計画です。
循環を表すモチーフが集まり、ファサード全体を形成することで、私たちも循環する世界の一部であることを表現しています。

パビリオンは2010年以降に生まれた「アルファ世代」の子供たちが非日常の冒険を体感できる場と、環境問題の解決に役立つグループの最新技術を紹介する場の2つのエリアが設けられます。具体的な展示内容はまだ明かされていませんが、「循環」をテーマにした独創的な展示が期待されます。
計画概要

| 名称 |
2025年日本国際博覧会 パナソニックグループパビリオン「ノモの国」新築工事 |
| 建設地 | 大阪府大阪市此花区夢洲東一丁目2-1 |
| 施主 | パナソニック ホールディングス |
| 総合プロデューサー | 電通/電通ライブ |
| 設計監理 | 大林組、永山祐子建築設計、構造計画研究所 オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド |
| 施工 | 大林組 |
| 展示会社 | 乃村工藝社 |
| 運営会社 | コングレ |
| 構造 | S造 |
| 敷地面積 | 3,508.08 m2 |
| 建築面積 | 1,546.23 m2 |
| 延床面積 | 1,731.64 m2 |
| 工期 | 新築:2023年7月18日~2025年1月31日 解体:2025年11月1日~2026年4月10日(予定) |


