パシフィックセンチュリープレイス丸の内は、東京都千代田区丸の内1丁目に建設された、地上32階、高さ149.8mの超高層ビルです。この土地は国鉄所有地で、1997年にレールシティ東開発による建物提案方式により、香港に本社を持つ通信系企業パシフィックセンチュリーグループ(PCCW)が落札して開発が行われました。現在はセキュアード・キャピタル・ジャパンと東日本旅客鉄道(JR東日本)が所有しています。
【スペック】
名称:パシフィックセンチュリープレイス丸の内
所在地:東京都千代田区丸の内1丁目11-1
階数:地上32階、塔屋1階、地下4階
高さ:149.8m
構造:鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造および鉄筋コンクリート造
杭・基礎 :
主用途:事務所、店舗、ホテル
総戸数:—
敷地面積:6,383㎡
建築面積:3,052㎡
延床面積:81,752㎡
建築主:日本パシフィックセンチュリーグループ、東日本旅客鉄道
設計:日建設計、竹中工務店
施工:竹中工務店、鹿島建設JV
着工:1999年08月
竣工:2001年11月
パシフィックセンチュリープレイス丸の内は、直径3.4mの4本のスーパーコラム(CFT柱)によって、25層のオフィスを地上から約30m持ち上げ、その下部に既存の街並みのスケールに合わせた商業施設やホテルからなる低層部を分節化してはめ込んだ構造で、外観上の一大特徴となっています。
パシフィックセンチュリープレイス丸の内の外装は「ガラスのインゴット」をイメージしており、高断熱複層ガラスを用いた簡潔なものとし、時代に左右されない建築を目指し、全体構成からディテールに至るまでシンプルに仕上げられています。
パシフィックセンチュリープレイス丸の内の3〜7階にはフォーシーズンズホテル丸の内東京が入居しています。フォーシーズンズホテル丸の内東京は客室数57室の小規模なホテルで付帯施設も飲料施設が2ヵ所、スパ、ビジネスセンター等最低限の施設を持った宿泊主体型のホテルとなっています。
丸の内側から見た、パシフィックセンチュリープレイス丸の内と、グラントウキョウ サウスタワーの並びです。
丸の内側から見た、パシフィックセンチュリープレイス丸の内と、グラントウキョウ ノース・サウスタワーの並びです。
最後は新幹線と東京駅付近の超高層ビル群を絡めたアングルです。ビルは順光ですが新幹線は日陰になっており、あえなく撃沈・・・。