出展: OSAKA,KANSAI EXPO 2025 公式サイト
日本政府が大阪誘致を目指す2025年国際博覧会(万博)の開催国を決めるBIE博覧会国際事務局)の総会が2018年11月23日にパリで開かれ、加盟国による投票の結果、日本(大阪)がロシア(エカテリンブルク)とアゼルバイジャン(バクー)を破り、開催国に選ばれました!
投票は、パリのOECDカンファレンスセンターで行われました。BIEに加盟する170カ国のうち、分担金を支払った156カ国が無記名で投票し、初回の投票でどの国も投票総数の3分の2に届かなければ、上位2カ国で決選投票になる仕組みです。初回の投票で日本は85票を獲得。48票のロシアと23票のアゼルバイジャンを上回り1位で通過。ロシアとの決選投票では日本が過半数を超える92票を獲得し、ロシアの61票を上回り、大阪での開催が決まりました。国内開催の大規模万博は1970年大阪万博、2005年愛知万博(愛・地球博)に続き3回目で、大阪では55年ぶりの開催となります。
【2025年国際博覧会(万博)の概要】
開催期間:2025年5月3日(土)~11月3日(月) 185日間
開催場所:大阪 夢洲(ゆめしま)
想定来場者数:約2,800万人
参加国:150カ国(見込み)
経済波及効果(試算値):約2兆円
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いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)

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2025年大阪万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)」。人工知能(AI)や仮想現実(VR)などを体験できる「最先端技術の実験場」をコンセプトを掲げています。
現在、日本は官民一体となって「Society 5.0」という国家プロジェクトに取り組んでいます。「Society 5.0」とは、IoT、AI、ロボット、Big Dataなどの革新技術を最大限活用することによって、人々の暮らしや社会全体が最適化された未来社会の実現を目指すものです。
目指す未来社会とは、健康・医療、農業・食料、環境・気候変動、エネルギー、安全・防災、人やジェンダーの平等など、グローバルな課題を解決した姿であり、これは国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)が達成された社会です。 日本は、SDGs達成のフロントランナーとなることで、わが国と世界の持続的成長と発展に貢献したいと考えています。
日本、大阪・関西で開催する万博の多彩な魅力

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1. 日本経済及び大阪・関西の地域経済の活性化やビジネス機会の拡大による中小企業の経営強化により、約2兆円の経済波及効果が見込まれる。
2. 大阪・関西が世界に誇るライフサイエンス、バイオメディカルの集積が、万博のテーマに沿った新たなイノベーションでさらに発展する。3. 悠久の歴史・文化を誇る大阪・関西が、異なる文化との交流を通じて、さらに豊かなものとなり、世界における圏域の認知度が向上する。
4. 日本の様々な分野における次世代の若いクリエーターが、自らの才能を世界に向けて発信できる。
5. 日本には世界で最も安全な環境、先進的な交通インフラが整備され、大阪・関西は、世界の主要都市のどこからでも容易にアクセスできる。
「万博」は新しい技術や商品が生まれ生活が便利になる「きっかけ」に
過去に行われた「万博」は新しい技術や商品が生まれ生活が便利になる「きっかけ」になってきました。1853年のニューヨーク万博では「エレベーター」が、1876年、フィラデルフィア万博では「電話」、1970年大阪万博では、ファミリーレストラン、ワイヤレステレフォン、電気自動車、動く歩道、2005年愛知万博ではICチップ入り入場券、AED、ドライミストなどがコンセプト提案され、その後普及うしました。2025年の大阪万博はどんな未来を見せてくれるのでしょうか?



