タイ政府は2024年3月13日に、2025年大阪・関西万博に出展するタイ国パビリオンの詳細を発表しました!
タイのパビリオンは、会場内の「コネクティングゾーン(いのちをつなぐゾーン)敷地A13」に建設され、保健省保健サービス支援局が運営します。建築デザインは、タイの文化的アイデンティティを体現し、伝統的なスタイルである「チョムヘー」と呼ばれる勾配の高い勾配屋根や、特徴的な多層構造のデザインなど、タイの古代建築の要素を取り入れました。
タイ人の信仰と知恵の結びつきを表現するため、籐で編んだウェビングを模したモチーフ・パターンを用い、タイのデザインの繊細さを反映するため、色や素材を慎重に選定。優雅さと多様なタイの風景を融合させるとともに、美しさとエネルギー効率を重視した環境に配慮したデザインとなっています。
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万博マスタープランの「Connecting Lives」ゾーンに位置するタイ館の敷地A13は、奥行きが100mを超える長方形で、正面の間口が狭い敷地です。そのため、建物は敷地の全長にわたって高い反射壁を挟む半切妻として設計されました。この手法により、動線のメイン・アプローチから見ると、切妻屋根を持つ完全なパビリオンのような錯覚が生まれます。間口の狭い敷地で大きなパビリオンに錯覚させる、アイディア賞物の設計に脱帽です。
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この反射壁は、中庭から内部の展示スペース、ワークショップエリア、土産物店、タイ料理ブースへと続く薬草の雰囲気を経て、万博会場の中央に位置する広大な森林公園エリア「静寂の森」を眺めることができる建物後方へと、来場者をタイ展示館へといざないます。
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タイパビリオンのメインテーマは、「Thailand Connecting Lives for Great Happiness(最高の幸福を実現するために人々を結ぶ)」。タイの笑顔が世界中の人々に幸福をもたらすことを。温かく歓迎的なタイのスマイルを通じて世界中の人々に喜びを広めることを目的としています。
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パビリオン内の展示館は「ウィマーン・タイ(Vimana Thai)」※パーリ語で「天使の家」の意味」と名付けられました。ここでは、ほほ笑み(SMILE)というコンセプトの下、土着の知恵とイノベーションを融合させ、タイのアイデンティティーを表現します。
ほほ笑み(SMILE)は以下の英語の頭文字を表しています。
サイアム(S)
世界の医療ハブ(M)
イノベーションへの知性(I)
リビング・ラボ(L)
家族をより良くし、楽しませる(E)
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展示のテーマは「免疫力(タイ語でプーム)」で、大きく3つのゾーンに分かれています。「タイの知恵」では、自然との共生、季節の食事、文化や伝統の美しい側面などを紹介。
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「タイの医療・健康ハブ」では、タイの公衆衛生の可能性や、医療施設、ヘルシーなタイ料理をPR。
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「タイ・リビング・ラボ」では、タイのハーブを使用したセラピーのワークショップや、タイのヘルスケア製品を扱う店舗を設置。タイパビリオンは、医療・健康ハブとして世界中の人々の目的地としてのタイをアピールします。
万博が、2,350億円で、東京五輪が1兆6,440億円。しかも万博は半年で五輪は2週間。万博は入場料とって、しかも来場者の飲食や宿泊など経済効果もあり。五輪は無観客。どう考えても費用対効果は良いと思うのですが、なんでこんなにネガティブな報道ばかりなのか、心が痛みます。遠方ですがぜひ行ってみたい。子供たちを招待するといえば、子供たちの安全が心配など、もうこうなったらいちゃもんでしょう。開幕までなんとか広報、CMなど、費用を効果的に使って機運を盛り上げてほしいです。