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【再都市化ナレッジデータベース】

二条城本格修理事業(本丸御殿保存修理工事)の状況 21.12


二条城本格修理事業は、二条城の文化財としての価値を守り、京都を代表する文化観光施設として観覧者の安心・安全を確保するため、構造補強を含む本格的な保存修理を行う文化財の保全再生事業です。2011年からおよそ20年の歳月をかけ、28棟ある文化財建造物をはじめ、城内全ての歴史的建造物を中心に修理や整備が行われます。

工事は4期にわかれており、1期工事は2011年度〜2017年度に掛けて行われ、唐門・築地、東大手門、番所の保存修理工事が行われてました。事業費合計は100億円を超える規模を想定しており、現在は第2期工事として、本丸御殿の工事が行われています。

【出展元】
元離宮二条城

 

二条城本格修理事業の実施スケジュール



 
第1期2011-2013年度唐門・築地
2014-2016年度東大手門
2015-2017年度番所
第2期2017-2023年度本丸御殿
第3期2024-2027年度二の丸御殿(白書院他2棟)
溜蔵・二階橋廊下
第4期2028-2036年度二の丸御殿
東南隅櫓他14棟
 

 

本丸御殿の様子


本丸御殿は、1788年(天明8年)の天明の大火で焼失し、幕末に15代将軍徳川慶喜が仮御殿を建てましたが、1881年(明治14年)頃に取り壊されました。現存する本丸御殿は、京都御所にあった桂宮家の建物の主要部分を1894年(明治27年)に二条城本丸御殿跡へ移築されたものです。

 

 


建物は、北から台所及び雁之間、玄関、御書院、御常御殿といった4つの建物で構成され、重要文化財に指定されています。建物は、1995年の阪神・淡路大震災の被害を受け、直後に応急的な補強を施しましたが、耐震性に問題があるため、2007年(から一般公開を休止しました。

本丸御殿は2017〜2023年度のスケジュールで工事が行われています。2017年から保存修理工事が始まり、4棟のうち、台所及び雁之間の1棟については、2019月に工事が完了しました。引き続き、残る3棟の工事が行われています。

 

 

 


※現地に掲示されていたパネルを撮影しました。

大きな建屋に覆われているので工事の進み具合は解りませんので、掲示されていたパネルをご紹介します。今回の保存修理工事では阪神淡路大震災により生じた構造の歪みを修理し、今後も文化財として安全に活用するため、耐震補強を施すことが、主な目的とされています。他にも、腐朽した木部や障壁画の修理等が行われます。

 


現地に掲示されていたパネルを撮影しました。

 

耐震補強では、鉄骨柱・梁による補強、壁面補強、床下足固補強を主とした構造補強を行う他、瓦葺に使う土を減らした「空葺」に変え屋根の重さを軽減します。

障壁画の修理では、障壁画は絵が描かれている「本紙」、それを補強するために重ねられた「裏打ち紙」が建具等に貼られて構成されています。裏打ち紙を定期的に取り替えることで、本紙を長持ちさせる改良を行います。

 

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