
UR都市機構は2026年9月18日、大阪府富田林市の金剛団地で整備を進めてきた**「こんGO!パーク」を10月3日に全面開園する**と発表しました。
場所は金剛銀座街商店街前の旧ピュア金剛(旧金剛公設市場)跡地です。
今回の整備は、市場跡を単に公園へ転換するものではありません。南海金剛駅から金剛中央公園まで約520mを結ぶ「ふれあい大通り」の途中に人が滞在・交流できる拠点を設け、駅・商店街・公園を人の流れでつなぎ直す、金剛地区再生の一環です。
「こんGO!パーク」の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | こんGO!パーク |
| 所在地 | 大阪府富田林市寺池台1丁目9 |
| 場所 | 金剛銀座街商店街前 |
| 整備地 | 旧ピュア金剛跡地 |
| 整備主体 | UR都市機構 |
| 整備開始 | 2024年度 |
| 全面開園 | 2026年10月3日 |
| 金剛駅から | 徒歩約8分 |
| 主な役割 | 滞在・交流、地域活動、商店街への回遊、にぎわい創出 |
なぜ整備する? 半世紀を経た金剛ニュータウンを再生

金剛地区は高度経済成長期に開発された大規模ニュータウンで、まちびらきから半世紀以上が経過しました。
人口減少や少子高齢化、施設の老朽化などが進む中、富田林市は建物の更新だけでなく、公共空間の使われ方や人の回遊を変えることで地区全体を再生する方針を進めています。
その中心軸が、
金剛駅 → ふれあい大通り → 金剛銀座街・こんGO!パーク → 金剛中央公園
を結ぶ約520mのルートです。
旧ピュア金剛を撤去して生まれた空間を広場化し、歩道や金剛銀座街との連続性を高めることで、駅から住宅地や中央公園へ向かう動線の途中に、新たな立ち寄り先をつくります。
「こんGO!パーク」で何ができる?
「こんGO!パーク」は、地域住民が日常的に使える広場です。芝生や遊具で子どもが遊ぶ、散歩途中に休む、待ち合わせをするといった普段使いに加え、マルシェやキッチンカー、地域イベント、社会実験などにも活用できます。
| 利用イメージ | 具体的な使われ方 |
|---|---|
| 遊ぶ | 芝生や遊具で子どもが遊ぶ |
| 休む | 散歩途中の休憩、待ち合わせ |
| 集まる | 子育て世代、高齢者、学生などの交流 |
| 催しを開く | マルシェ、地域イベント、体験企画 |
| 地域活動に使う | 住民・大学・事業者による企画や社会実験 |
| 商店街へ立ち寄る | 広場利用を買い物や飲食につなげる |
整備の狙いと期待される効果
「こんGO!パーク」の役割は、大きく三つに整理できます。| 整備の狙い | 期待される効果 |
|---|---|
| 市場跡を滞在できる公共空間へ転換 | 子どもの遊び場、休憩、交流など日常の居場所が増える |
| 約520mの動線上に立ち寄り拠点を設ける | 駅から中央公園までの回遊性・滞在時間が高まる |
| 金剛銀座街と広場を一体的に活用する | 買い物・飲食への波及や商店街のにぎわいにつながる |
| イベントや社会実験を受け入れる | 住民・大学・事業者による地域活動が広がる |
| 多世代が利用できる場所をつくる | 世代を超えた交流や地域コミュニティ形成につながる |
これまで金剛駅から住宅地や中央公園へ移動していた人が、途中で休み、遊び、イベントに参加し、隣接する金剛銀座街にも足を運ぶ。そうした行動が積み重なれば、人の滞在時間が伸び、周辺への回遊も生まれます。
つまり「こんGO!パーク」は、広場を一つ増やすだけではなく、人の滞在と交流を起点に、約520mの都市空間全体の使われ方を変える仕掛けです。
大規模再開発ではなく、既存の街を「つなぎ直す」

金剛地区で進められているのは、新しい大型施設を一つ造って街を一変させるタイプの再開発ではありません。既存の駅、道路、商店街、公園を活かしながら、間に不足していた「滞在する場所」を加えることで、それぞれの場所を一つの都市空間として結び直します。
人が歩き、途中で立ち止まり、周辺の店舗を利用し、イベントや地域活動にも参加する。ハードの更新だけでなく、人の行動を変えることでニュータウンを再生するのが、この取り組みの特徴です。
10月3日全面開園、「使いながら育てる」段階へ

全面開園日の2026年10月3日(土)11時〜15時には、オープニングイベントが開催されます。キッチンカーやマルシェ、モルック、キックターゲットなどを実施するほか、12時15分からはテープカットなどのオープニングセレモニーも予定されています。
「こんGO!パーク」という名称も住民参加で決められました。2025年9月の公募には243件が寄せられ、その後のウォーカブル社会実験「Open Street+vol.2」での投票を経て決定しました。UR都市機構は開園後も、地域団体や大学、富田林市の「Open Street Challenge」などと連携して広場を活用します。
公設市場跡を、人の流れを生み出す場所へ
かつて地域の日常生活を支えた公設市場跡が、今度は人が遊び、休み、交流し、周辺へ回遊する公共空間へ生まれ変わります。「こんGO!パーク」は小規模な広場ですが、狙っているのはその場所だけのにぎわいではありません。金剛駅から金剛中央公園まで約520mの途中に「立ち止まる場所」をつくり、人の流れを金剛銀座街や周辺へ広げる。
10月3日の全面開園は、金剛地区のニュータウン再生が、施設を整える段階から「街をどう使うか」を変える段階へ進む節目となります。
出典
- UR都市機構「金剛団地に『こんGO!パーク』オープン!」
- 富田林市「金剛地区施設等再整備基本構想」
- 富田林市「金剛駅周辺のウォーカブルな空間づくり」
- 富田林市 都市再生整備計画(金剛地区)
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