
関西エアポート社は台風21号の被災以来17日ぶりに、9月21日(金)から旅客ターミナルビルを全面再開しました。21日の旅客便は、国際線・国内線を合わせて 233便・471発着が運行され災害前のほぼ100%まで便数が回復。飲食店舗、免税店を含む物販店舗もほぼ全店が再開、連絡橋はタクシーの運行が同日から可能になります。18日から鉄道アクセスも復旧しており、旅客対応は機能回復を果たしたと言えそうです。
【出典元】
→関西国際空港ターミナル 全面再開のお知らせ
台風21号の高潮被害発生、1期空港島大規模冠水、空港閉鎖
9月07日(金)
第2ターミナルとB滑走路を使用再開。PeachとJALが一部便で運航を再開。
連絡橋の上り線を用いた対面通行を開始(タクシー、マイカーなどは通行不可)
対岸の泉佐野駅まで無料シャトルバスを運行開始
9月14日(金)
第1ターミナルの一部(南側)と、A滑走路の使用を再開。
国内航空会社に加えて、海外の航空会社の運航も徐々に再開。
リムジンバスの多くが通常ダイヤに復帰。
連絡橋の破損部分の撤去完了、鉄道部分の修復に着手
9月18日(火)
連絡橋の鉄道部分が前倒し復旧、大阪都心から鉄道利用が可能に。無料シャトルバスは前日に運行終了。
定期便の運航が通常の50%までに回復
9月21日(金)
第1ターミナルが全面復旧。定期便全便の運航を受け入れられる状態に。
国際線・国内線を合わせて 233便・471発着と、災害前のほぼ 100%の旅客便が運航される予定。
貨物便は18便・36発着と、災害前の約9割に回復。
飲食店舗、免税店を含む物販店舗もほぼ全店が再開
連絡橋 タクシーが運行可能になり、トラックの走行時間帯制限が無くなる
来年GW頃
連絡橋下り(空港行き)車線が完全復旧予定


第1旅客ターミナル(T1)が全面復旧したので、その様子を見てきました。おおお!関西エアポートの発表では、旅客便の発着便数は夏スケジュールピーク時の100%以上を回復している、との事でしたが、それを裏付ける様にT1国際線出発ロービーは利用者で溢れかえっていました!

10日までま閉鎖されゴーストタウン状態だった事が信じられないぐらいの回復ぶりです!!正直驚き、そして安堵しました。関西空港の国際線旅客便は、関西エリアを最終目標地とする旅行者に支えられています。乗り継ぎハブとして機能していない事は物足りない反面、最終目標地の空港なので、それが復旧すれば自然とお客さんは戻ってきます。もちろん台風被害のショッキングな映像が世界中に流された為、風評被害が予想されますが、関空のあまりの素早い復旧により、その影響は最小化されそうです。なにより大阪・関西の評価は「SNS」によって世界中に拡散されています。あのショッキングな映像の関西空港が、この短期間で何事も無かったの様に復旧した様子も「SNS」によって拡散される事になります。

吹き抜け空間「キャニオン」の様子です。乗っているエスカレーターは15日には閉鎖されていました。

こちらも前回、15日には停電中だったArea24付近の様子です。

15日の様子です。

2階のレストラン街も、ぼぼすべての店舗が営業を再開していました。ミスタードーナツとモスバーガーのコラボ店舗「モスド!」も営業していました。

3Fレストラン街も同じく再開しています。

1階、国際線到着フロアの様子です。

こちらも全エリアが復旧しています。

撮影ポイントを変えて。リムジンバス乗り場の様子です。

関西空港駅のきっぷ売り場の様子です。

改札口付近の様子です。やはり鉄道再開の威力は絶大ですね。

改札内コンコースの様子です。

復旧が遅れている、と伝えられている貨物地区の様子です。

2期空港島のフェデックスの貨物エリアの様子です。

第1旅客ターミナルが全面復旧した関西空港。夕方の出発ロビーの混雑はかなりのモノで空港の復活を感じる事が出来ました。9月の数字の落ち込みは仕方が無いとして、10月、11月、12月の数字の推移を見守って行きたいと思います。

