関西国際空港のLCC専用となる第3ターミナルビルの建設工事が進んでいます。新関西国際会社は2015年6月22日に日、第3ターミナルの着工式を行いました。第3ターミナルビルは2017年3月の完成予定となっています。LCC専用として現在稼働中の第2ターミナルビル(T2)は、延べ床面積約3万平米、スポット数9、年間処理能力400万人の容量ですが、LCCの急激な需要の高まりからT2の処理能力が近く限界が生じると予測される為、第3旅客ターミナルビル(T3)の建設が決定されました。
【過去記事】
→関西国際空港のLCC専用第3ターミナルビルがついに着工へ!
→関西国際空港のLCC向けのターミナルビル 第3ターミナルビル(T3)の建設状況 14.05
→フェデックスが関西国際空港に開設した北太平洋ハブ施設が稼働開始!
→関西国際空港-第2ターミナルビル(T2)

第3ターミナルビルが完成すると関西国際空港のLCC専用ターミナルビルの容量は、延べ床面積約6.3万平米、スポット数20、年間処理能力は現在の約2倍となる800万人まで増強されます。関西空港の国際線は今年(15年)7月のピーク時にLCC16社が21都市を結び、週272便が乗り入れる予定で、国内最大のLCCハブ空港として今後も急激な需要の伸びが予想されています。

現地の様子です。久々に取材してみると、第三ターミナルビルの建設現場付近に延々と仮囲いが建てられており、様子が一変していました。

仮囲いの隙間から見た内部の様子です。写真の奥で多くの重機が稼働しており、工事が本格的に始まっている事が確認できました。

計画地側にはみ出した場所にある駐車場から見た様子です。先ほどの仮囲いの内部はこんな感じです。

建設現場を見渡したアングルです。2期空港島の広さは圧倒的です。

大型のダンプトラックが土煙を上げて行き来しています。

ついに着工した関西国際空港第三ターミナルビル。少し前の記事でもご紹介しましたが、関西国際空港の2015 年上期の総旅客数は暦年半期として過去最高の 1,096 万人、国際線旅客数は 756 万人を記録しており、まさに爆発的と言える伸びを示しています。数年前まで低迷を続けていた関空が、まさかここまで急激に利用客を伸ばし、今後も爆発的に客数が増える見込みになるとは、誰が予測できたでしょうか?関西国際空港のB滑走路がある2期空港島を無理してでも建設しておいて本当に良かったです。現在の伸び率が多少鈍化したとしても、数年以内に関空の年間旅客数は3000万人を超えてくるでしょう。そうなれは、今までとは全く違った景色が見えてくるかもしれません。


