軌道敷緑化とセンターポール化を積極的に進めている鹿児島市電
今回の九州遠征取材で感心した事の1つに路面電車の軌道敷緑化とセンターポール化があります。軌道敷緑化とは、その名の通り軌道内を芝生等で緑化する事です。軌道敷緑化を行う事で都市景観の改善と走行音の低減等の環境対策につながります。次にセンターポール化とは、路面電車の軌道真ん中に架線柱を建てる事で、センターポール化を行う事でクモの巣の様な架線をスッキリとさせる事が出来ます。

カオス状態の「あべの筋」
なぜ、軌道敷緑化とセンターポール化に感心したのか?と言うと、こちらの写真、拡幅工事が進む「あべの筋」が思い浮かんだからです。この写真は少し前の「あべの筋」の様子ですが、拡幅工事の最中とは言えご覧の通りのカオス状態。真ん中を通る阪堺電車がどうなるのか?も気になる所です・・・
軌道敷緑化された熊本市電
そして、こちらが熊本市電の軌道敷緑化された路線。どうでしょう!軌道に芝生を敷き詰めると、こんな風になるんです!軌道敷緑化、知識では知っているつもりでしたが、実際に目の当たりにして正直感激しました。。
センターポール化された熊本市電
続いてセンターポール化された軌道の様子です。真ん中に架線柱を配する事で架線のゴチャゴチャ感を一気に取り去る事が出来ます。
最新の熊本市電の電停
整備された駅と軌道の様子です。デザインされた上屋と緑化された軌道の取り合わせが近代的なイメージです。
路面電車の軌道敷緑化とセンターポール化。軌道敷緑化は既存の施設を活用し大規模な緑化を行う事が可能で都市景観を一変させる力があると思います。拡幅される「あべの筋」の阪堺電車がこんな風になったら本当に最高です。いや、是非こんな風にして欲しい・・・






