
久々に大阪ベイエリアの様子をご紹介したいと思います。最初は咲洲の様子です。空き地ばかりと思っていた咲洲ですが、地下鉄中央線のコスモスクエア駅前地区はポツポツと建物が建っており、少し様子が変わって来ました。

大阪入局管理局(写真左)、森ノ宮医療大(写真中央手前)

アステラス・コスモ研修センター(写真中央奥)、南港アーバンビル(写真中央手前)
駅前はマンションが数棟立ち並んでいましたが、今回取材してみると、駅前のマンション群にベイサイドシティ コスモスクエア駅前(写真手前のL字型の棟)が新たに加わっていました。

現地の様子です。マンション群の間を流れる運河は全長が1.6kmに及ぶ「咲洲運河」です。1999年の完成から10年ほど経過しており、完成直後に感じた取って付けた感が薄まり現地に馴染んで来た印象です。

地下鉄・ニュートラムのコスモスクエア駅の3階グランドエントランスに直結するペデストリアンデッキの様子です。マンションが増えるに連れて延伸されており、もう少しで大阪府咲洲庁舎まで届きそうな勢いでした。

ペデストリアンデッキを大阪府咲洲庁舎に向けて歩いているとショッキング光景が・・・

なんと、安藤建築として有名だったライカ本社ビルが解体されているではありませんか!1989年12月に竣工した築浅のビルだったのでかなりショックを受けました。。
大阪府咲洲庁舎から見た、ライカ本社ビルの解体工事の様子です。このビルの建築主であるアパレル製造販売会社の「ライカ社」は2004年に民事再生法の適用を申請しています。このビルの解体は非常に残念ですが、長期間廃墟ビルとて放置する分けにも行かないので仕方がないです。

同ビルの跡地の利用方法が気になる所ですが、隣接しているインテックス大阪の新館を建設し、玉突き方式で老朽化の進むインテックス大阪をリファイン(再生)させたらいいのに・・などと妄想が広がって来ました。

気を取り直して、今度は夢洲(ゆめしま)方面の様子です。夢洲はスーパー中枢港湾構想の中核施設を目指すなど、コンテナターミナルや物流基地の整備により国際物流の拠点とする計画です。

2009年8月1日に咲洲と夢洲を結ぶ海底トンネル「夢咲トンネル(ゆめさきトンネル)」が開通し、同地区へのアクセスが飛躍的に向上しました。

夢洲では、水深15m(c-10,c-11)、16m(c-12)の3カ所の高規格コンテナターミナルが稼働しています。

続いて、咲洲の西端にある野鳥園付近の様子です。そういえば、90年代前半に、国内外をネットワークする都市型衛星通信地球局として整備された「大阪テレポート」はどうなったんでしょうかね。。などと、考えていると野鳥園の沖合に巨大な埋め立て護岸の姿が・・・
沖合にこつ然と姿を表した埋め立て護岸は、大阪湾フェニックス計画の第二期計画として整備されている「大阪沖埋立処分場」です。
大阪湾フェニックス計画は近畿2府4県、168市町村から発生する廃棄物を処分するために、大阪湾に4つの海面埋立処分場を整備する計画です。第 一期計画として「尼崎沖処分場」「泉大津沖埋立処分場」、第二期計画として「神戸沖埋立処分場」「大阪沖埋立処分場」の整備が進められています。

