北陸新幹線ー新高岡駅は、富山県高岡市下黒田にあるJR西日本の駅で、2015年3月14日に北陸新幹線の長野駅 – 金沢駅間延伸開通と同時に開業しました。新高岡駅は北陸新幹線と城端線との交点に設けられており、市の代表駅である高岡駅とは城端線で1駅の距離があります。また、城端線としては1956年の林駅以来59年ぶりの新駅設置となりました。なお、北陸新幹線の長野駅 – 金沢駅間に新たに設けられた7駅のうち、開業と同時に新設されたのは黒部宇奈月温泉駅と当駅の2駅だけです。
【過去記事】
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新高岡駅のレポート2回目の今回は、駅舎の外観と駅前広場の様子をご紹介して行きます。駅前広場は南口広場・北口広場、城端線の西側に西口広場が設置されています。路線バス乗り場は、南口広場側にあります。
駅前広場のデザインは、全体的に「和」のテイストに纏められています。
北口広場から見た、北陸新幹線ー新高岡駅の様子です。
国宝瑞龍寺より高岡市に寄贈された、瑞龍寺の大茶堂北側にあった、高さ4m超、重さ約9トンの六角型石灯籠です。
駅前広場に設けられた上屋の様子です。
続いては南口広場の様子です。南口には、送迎、公共交通用の交通広場、カフェのある公園、交番が整備されました。
南口駅前広場のロータリー内に路線バス用のバス停が4つ設置され、当駅と高岡市内やその周辺各地を結ぶ路線バスが発着しています。特に、高岡駅南口 – 新高岡駅間は7時台 – 21時台において10分間隔の高頻度で路線バスが運行されています。高岡駅〜新高岡駅のアクセスは、城端線ではなく路線バスがその役割を担っていました。また、ロータリーの外周上に路線バス以外のバスが予約なしで使用できる乗降場も4つ設置されているほか、ロータリー中央にはバス利用者向けの待合室があります。
• 歴史に育まれた瑞龍寺の回廊や縦格子(さまのこ、ささら戸)などをデザインモチーフとして、リズミカルな縦のラインを強調したデザインで表現しています。
• 外壁は、合掌造り、高岡銅器や能登の珠洲焼などを感じさせる色合いとしています。
• 夜には、駅からもれる光が能登のキリコ祭りの灯明や砺波地域の夜高祭りの行燈をほうふつとさせます。
駅舎からは、やはり「和」のテイストを強く感じました。寺院なを連想させる感じですね。
南口にはビジネスホテルの東横インが出店していました。
北陸新幹線開業に伴い新設された「新高岡駅」。高岡市中心部から南へ約1.5kmの地点に位置し、新幹線北側は店舗や住宅地が、南側は水田が広がる風景が広がっていますが、これから徐々に新幹線駅周辺に、都市機能が集積してくると思います。