JR九州は2020年10月29日付けのニュースリリースで、2022年度の暫定開業を予定している九州新幹線西九州ルート(武雄温泉~長崎間)について、その列車名を「かもめ」にすると発表しました。
特急「かもめ」は、1961年から、長崎行きの特急列車として運行を開始し、現在まで約 60年もの間親しまれてきました。現在は博多~長崎間を結んでいる在来線特急の名前を新幹線が受け継ぎます。
【出展元】→九州新幹線(武雄温泉・長崎間)新幹線の名称と導入車両が決定!!
導入車両は車両は、JR東海が開発し、2020年7月1日に東海道・山陽新幹線で営業運転を開始した「N700S」。東海道・山陽新幹線では16両編成ですが、「かもめ」は6両編成となります。
「N700S」は停電時に対応したバッテリー自走システム、地震時に対応した改良版の自動列車制御装置(ATC)とブレーキシステム、省エネ性が高い炭化ケイ素(Sic)半導体を採り入れた駆動システムなど、基本性能ではJR東海車や2021年2月以降に投入されるJR西日本車に準拠した仕様となります。
おそらくですが指定席車の完成予想パースです。2+2の横4列シートは、九州新幹線鹿児島ルートの「つばめ」と同じです。
JR九州800系「つばめ」の指定席車の様子です。パースの肘掛けの形状が「つばめ」と同じなので、このシートがベースになると思います。
こちらは自由席の様子です。「つばめ」と同じ2+3の横5列シートとなっています。完成イメージをみると、オリジナルのN700Sと同じ形状に見えます。
こちらは東海道・山陽新幹線のN700S普通車の様子です。
>再都市化大ファンさん
西九州ルートは私個人の意見として必要だとは思いますが、現行のスキームかつ現ルートで進めてしまうと恩恵を一番受けられない佐賀県の負担が一番重いという誰が見てもおかしい状況なので批判的な風潮になるのは当たり前だと思います。
現実問題としてルート変更もしくは整備新幹線法自体の今の時代に合わせた見直しがなければ話を先に進めるのは厳しいかと(整備新幹線法内で佐賀県に最大限譲歩してこの状況ですし、今後のことを考えても整備新幹線法自体の見直しは必要)
N700Sは最高速度260キロ。武雄温泉~長崎間は66キロ。15分で着いちゃいます。駅弁など食べている暇はありません。乗ったと思ったらすぐに降りる支度にかからないと。忙しい旅になりそうです。
佐賀を中心に在来線特急だけで十分という風潮が残念です。それもわかりますが西日本、そして東京と新幹線でつながることは非常に大切なことだと思ってます。