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高松三越が『そごう徳島店跡地』に出店!今秋、徳島駅前のアミコビル2階にサテライト店舗を先行オープン

出展:wikipedia

閉店した『そごう徳島店跡地』に高松三越がサテライト店舗を出店する事が決まりました!

百貨店の高松三越は2021年6月7日に、徳島市のアミコビルに今秋、新規店を出店すると発表しました。高松三越のサテライト店として、2階フロアの3分の2(約2140㎡)と5階の一部(約370㎡)に出店します。リアル店舗の商品だけでなく、東京の日本橋三越本店、伊勢丹新宿店とオンラインで結び、徳島では取り扱っていないブランド商品を両店のスタッフが説明し、購入できるようにする、オンライン接客も取り入れます。

 


 

 


出展:wikipedia

2階にはファッションや食品などを扱う物販コーナーを中央部に設け、周辺にテナントのブースを配置。テナントシーリングは親会社の三越伊勢丹ホールディングス(HD)と連携して進めています。また、5階はイベントや外商サロンなどに活用し、催事を主体とします。オンライン販売は2階、5階の両方で対応する方針で、今秋に2階中央部を先行オープンし、テナントブースや5階は2022年春に営業を開始する予定です。

出店交渉は、徳島都市開発が2020年6月から本格的に高松三越と開始。その後、三越伊勢丹HDも加わり協議していました。三越伊勢丹HDは、新規店の運営は高松三越が担った方が地域に根ざした経営ができると判断した様です。高松三越は昨年末にお歳暮のギフトセンターをアミコビル内に開設しており、今年の6月16日からお中元を開設します。

 

 

 


徳島のファッション・高級品需要を吸い上げた明石海峡大橋

 

閉店した『そごう徳島店』は、ビル全体の商業施設面積が約26,700 m²に及ぶ、地方としては大型の店舗で1983年10月1日に開業しました。その後、明石海峡大橋が開通し、神戸・大阪方面に向かう高速バスが高頻度で運行される様になると、神戸などにファッションや高級品の需要を奪われ業績が悪化して行きました。日用品に特化した品揃えを行うなど対策を講じましたが、立て直すまでには至らず、20208月末に閉店しました。

 

日本百貨店協会によると、徳島県は、20201月に大沼の破産手続開始決定により百貨店がなくなった山形県に次いで全国で2番目の『(百貨店協会の定義による)百貨店のない県』になっていました。今回の高松三越の出店は売り場面積が合計で宇2500㎡程度のサテライト店舗なので「百貨店が帰ってきた」とは言い難い感じですが、駅前にある大型商業施設へのキーテナントの出店を先ずは歓迎したいと思います。

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