出展;国土交通省 近畿地方整備局
国土交通省近畿地方整備局・兵庫国道事務所は、国道176号「名塩道路」の生瀬工区で、新設した(仮称)武庫川張出橋(延長250m)へ本線交通を切り替えると発表しました。切替は2026年9月16日(水)午前3時**を予定しています。今回の切替によって、武庫川張出部では現在の国道部分を施工空間として確保できるようになり、現道部の嵩上げや歩道整備など、次の改良工程へ進みます。
9月16日午前3時、武庫川張出橋へ本線交通を切替
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 路線 | 国道176号 名塩道路 |
| 対象 | 生瀬工区・武庫川張出部 |
| 新設構造物 | (仮称)武庫川張出橋 |
| 延長 | 250m |
| 切替日時 | 2026年9月16日(水)午前3時 |
| 対象区間 | 太多田橋交差点付近~生瀬1交差点 |
| 一時通行止め | 2時45分~3時 |
| 切替後 | 現道部の嵩上げ・歩道整備など |
生瀬地区は交通を移しながら段階的に拡幅

出展;国土交通省 近畿地方整備局
生瀬地区は、武庫川と急峻な山地に挟まれ、JR宝塚線(福知山線)も近接する施工条件の厳しい区間です。既存交通を維持したまま道路を拡幅する必要があるため、新設構造物へ交通を順次移し、空いた部分を施工する方式が採られています。| 時期 | 主な工程 |
|---|---|
| 2024年2月13日 | 生瀬トンネル(311m)へ交通切替 |
| 2024~2026年 | 武庫川側で張出橋などを施工 |
| 2026年9月16日予定 | 武庫川張出橋へ本線交通を切替 |
| 切替後 | 武庫川張出部の現道を嵩上げ・歩道整備 |
| 将来 | 4車線化へ |
名塩道路は延長10.6kmの国道176号改良事業

出展;国土交通省 近畿地方整備局
名塩道路は、西宮市山口町上山口から宝塚市栄町3丁目までの延長10.6kmで進められている国道176号の道路改良事業です。| 項目 | 計画 |
|---|---|
| 区間 | 西宮市山口町上山口~宝塚市栄町3丁目 |
| 延長 | 10.6km |
| 車線数 | 4車線 |
| 設計速度 | 60km/h |
| 標準幅員 | 24.0m |
| 事業化 | 1985年度~ |
| 目的 | 混雑緩和、交通安全確保、異常気象時の交通確保 |
2.2km区間の開通時期は「工程精査中」
一方、今回の交通切替は4車線開通を意味するものではありません。西宮市塩瀬町~生瀬町の約2.2kmは、当初2026年春の開通が予定されていました。しかし、城山地区の切土工事で大きな岩塊の落下が発生し、追加調査では当初想定していなかった硬質岩が浅い位置に広く分布していることが判明しました。安全な施工方法や設計の見直しが必要となったため、開通時期は現在「工程精査中」です。
さらに2026年には、城山地区の鋼管杭擁壁工事でも特殊な砂礫層の影響により鋼管杭を予定どおり圧入できない事象が発生しました。国交省は薬液注入による対策を実施し、周辺地盤をモニタリングしながら施工を進めています。
武庫川張出部が次の施工段階へ

出展;国土交通省 近畿地方整備局
生瀬工区では切土、擁壁、橋梁など複数の工事が並行しています。その中で今回、延長250mの武庫川張出橋が本線交通を受け持てる段階まで完成したことは、大きな節目です。2024年の生瀬トンネルへの交通切替に続き、2026年9月には武庫川張出橋へ本線を移設。これにより、武庫川張出部では現道の嵩上げや歩道整備へと施工段階が進みます。
4車線化の完成時期はなお見通せませんが、名塩道路の難工事区間である生瀬地区は、複数の課題を抱えながらも着実に整備を前進させています。
出典
- 国土交通省 近畿地方整備局・兵庫国道事務所「国道176号名塩道路 国道176号の交通を完成した(仮称)武庫川張出橋へ切替えます」(2026年8月31日)
- 国土交通省 近畿地方整備局・兵庫国道事務所「名塩道路NEWS vol.8(2026 SPRING)」
- 国土交通省 近畿地方整備局・兵庫国道事務所「一般国道176号名塩道路の工事状況について」(2025年2月)
- 国土交通省 近畿地方整備局・兵庫国道事務所「一般国道176号名塩道路 生瀬工区の工事状況について」(2026年4月)
- 国土交通省 近畿地方整備局・兵庫国道事務所「生瀬トンネルへの交通切替」
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