関空―那覇線のLCC供給が一段と拡大!Jetstarが42便追加、Peachも基本1日4往復へ


出展:ジェットスター航空

ジェットスター・ジャパンは2026年9月18日、2026年度冬ダイヤで国内4路線の追加販売を発表しました。関西国際空港では関西―那覇線に21往復42便を追加し、通常1日2往復のところ、対象日は3往復に増便します。運航日は年末年始だけに集中せず、2026年12月26日から2027年1月30日まで断続的に設定されています。

さらにPeachも同じ冬ダイヤで関西―那覇線を前年同期から1日1往復増やし、基本1日4往復、繁忙期最大6往復へ拡大します。Jetstar単独の増便というより、関空―沖縄市場で複数のLCCが同時に供給を積み増していることが今回のポイントです。

Jetstarは4路線を追加、関空―那覇に21往復


路線 追加規模 通常運航 追加便運賃
成田―新千歳 42往復・84便 8往復/日 4,790円~
成田―福岡 24往復・48便 8往復/日 5,480円~
成田―熊本 2往復・4便 2往復/日 5,590円~
関西―那覇 21往復・42便 2往復/日 5,990円~
Jetstarの追加販売は成田発着3路線が中心で、会社全体として関空へ一気にシフトしたわけではありません。その中で、関空発着から唯一追加対象となったのが那覇線です。冬ダイヤ当初計画では同路線は1日2往復でしたが、需要期に3往復目を上乗せします。

関西―那覇の追加便

項目 内容
関西→那覇 GK355 14:55発 → 17:25着
那覇→関西 GK350 12:05発 → 14:05着
運航日 2026年12月26・28・29・31日、2027年1月2~30日の特定日
追加規模 21往復・42便
機材 A320・180席
追加座席数 計算上7,560席
片道運賃 5,990円~
42便はいずれも180席のA320で運航され、追加される座席数は計算上7,560席となります。運航日は正月三が日だけではなく、1月後半までほぼ数日おきに設定されており、帰省だけでなく冬季の沖縄レジャー需要まで広く取り込む配置になっています。Jetstar自身も今回の追加販売について、帰省やウインターレジャーなどの需要増への対応と説明しています。

なお、Jetstarは今回の追加販売を「合計176便」と発表していますが、資料に記載された84便、48便、4便、42便を単純合計すると178便になります。報道でも公式発表に沿って「176便」とされていますが、路線別数字との間に2便の不整合があります。本稿では各路線について公式資料に記載された便数を使用します。

Peachは基本4往復、繁忙期最大6往復へ



関空―那覇線の供給増をより大きくしているのがPeachです。

2026年度冬ダイヤでは前年同期から1日1往復増便し、基本3往復から4往復へ拡大。さらに繁忙期には最大6往復まで増やします。最低運賃は片道5,890円からです。通常ダイヤだけでも両社合計で1日6往復。Jetstarの追加便設定日には少なくとも7往復規模になります。
関西―那覇 基本運航 需要期
Peach 4往復/日 最大6往復/日
Jetstar 2往復/日 増便日は3往復/日
LCC合計 基本6往復/日 日程に応じさらに増加

「沖縄だけ」ではない。Peachは新千歳も基本6往復へ



Peachの動きを見ると、今回の増便は関西―那覇だけの個別対応ではありません。関西―新千歳線は前年冬から2往復増やして基本6往復とし、年末年始やさっぽろ雪まつりなどの需要期には最大9往復まで拡大します。那覇線と合わせると、Peachが2026年度冬ダイヤで北海道・沖縄という関空発の二大レジャー市場へ輸送力を重点配分していることが分かります。
Peach・関空発主要国内線 前年冬比 基本運航 最大
関西―新千歳 +2往復/日 6往復/日 9往復/日
関西―那覇 +1往復/日 4往復/日 6往復/日
 

Jetstarも機材を大型化、A321LRを2機追加


出展:ジェットスター航空

供給拡大の背景では、Jetstar側の機材更新も進みます。

同社は2026年10月以降、232席仕様のA321LR新造機を2機導入します。主力のA320は180席で、A321LRは1機あたり52席、約30%多い座席を搭載。需要が旺盛な国内・国際線に投入する計画です。冬ダイヤ全体では国内18路線、国際7路線の計25路線を22機で運航し、1日最大108便を計画しています。

今回の関西―那覇追加便そのものはA320で運航されるため、A321LR導入と今回の42便追加を直接結び付けることはできません。ただ、機材更新によってネットワーク全体の輸送力を高める方向にあることは確かです。
Jetstar機材 座席数
A320 180席
A321LR新造機 232席
差 +52席・約30%

関空の国内LCC、冬でも「北海道・沖縄」を厚く



今回のJetstarの42便追加だけを見ると、同社の増便全体は依然として成田中心です。しかし関空―那覇という個別市場を見ると状況は違います。

Jetstarが需要期に2往復から3往復へ、Peachが前年冬の3往復から基本4往復へ。さらにPeachは繁忙期に最大6往復まで拡大します。つまり2026年度冬ダイヤでは、一社の臨時増便ではなく、複数のLCCが同じ路線で供給を増やしています。

関西空港では国際線ネットワークの拡大が大きく注目されていますが、国内線でも北海道・沖縄という観光需要の厚い市場への供給増が進んでいます。関空の成長は国際線だけではなく、国内LCCの主要幹線でも輸送力を積み増す段階に入っています。




出典

  • ジェットスター・ジャパン「2026年冬期運航スケジュール追加販売について」2026年9月18日
  • ジェットスター・ジャパン「2026年冬期運航スケジュールについて」2026年8月28日
  • Peach Aviation「2026 Winter Schedule Ticket Sales Now Open for All Routes!」2026年8月21日
  • TRAICY「ジェットスター・ジャパン、冬スケジュールの国内4路線計176便を追加販売」2026年9月22日
  • TRAICY「ピーチ、冬スケジュールの全路線の航空券販売開始 大阪/関西~札幌/千歳線は1日6往復に増便」2026年8月21日

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