関西エアポートは2017年1月25日発表のニュースリリースで、関西国際空港の航空旅客人数が、前年比9%増の2523万2279人と過去最高を記録したと発表しました!国際線は外国人が増加し、同15%増の1875万6086人を記録。国際線利用客数だけで2000万人目前まで迫る伸びを示しました。国内線は同7%減の647万6193人となりました。
航空機発着回数は、前年比8%増の17万7109回と過去最高を記録、国際線が旅客便などが伸びて同15%増の12万9210回と、開港以来初めて12万回を上回り過去最高になりました。国内線は7%減の4万7899回と前年を割り込む結果となりました。また、貨物取扱量は同1%増の72万9085トンでした。
【出典元】
→関西エアポートプレスリリース>関西国際空港・大阪国際空港2016 年(平成 28 年)12 月利用状況(速報値)(PDF)
→成田国際空港株式会社>成田空港運用状況(PDF)
【過去記事】
→関⻄国際空港の2015年度の総旅客数は2,405万人・国際線旅客数は1,727 万人、総発着回数は16.9万回で、いずれも過去最高を記録!
→関西国際空港の2015年、暦年航空旅客数は2,321万人で過去最高を記録!総発着回数も16.4 万回で過去最高
→関西空港の年間航空旅客数が14年ぶりに 2,000 万人を突破、発着回数、外国人旅客数ともに過去最高を記録 !

試しに関西空港と成田空港、両空港の数字を拾って比較してみました。さすがに成田空港の国際線利用客数は多く3200万人(内通過旅客482万人)を超えています。日本人旅客数がダブルスコアとなっている他、通過旅客数が全く比較にならないほど成田が多いです。ただ、外国人旅客数は成田にグングン迫っており、数年後には逆転する可能性があります。これは一昔前の閑古鳥が泣いていた関西空港の惨状から思うと考えられないほどの成長と言えます。あとは、減少傾向の国内線旅客数をなんとか増やさないと・・・。ついに国内線旅客数は成田に逆転されてしまいました。
<関西国際空港:2016年暦年実績>
■航空旅客数(人)(対前年比)
25,232,279(109%)
■国 際 線
18,756,086(115%)
・日本人:6,376,888(105%)
・外国人:12,166,984(121%)
・通過旅客:212,214(129%)
■国 内 線
6,476,193(93%)
<成田国際空港:2016年暦年実績>
■航空旅客数(人)(対前年比)
39,053,652(105%)
■国 際 線
32,049,076(105%)
・日本人:13,300,606(102%)
・外国人:13,920,866(111%)
・通過旅客:4,827,604(96%)
■国 内 線
7,004,576(104%)
外国人旅客数の急増に支えられている関西国際空港。前回の第2ターミナルビル増床の記事でも書きましたが、国内線ネットワークの充実と地元の日本人利用客を関西空港に呼びこむ施策が必要だと、数字を比較して痛感しました。
利用者数の話に戻りますが、暦年と年度では数値が異なってくる(年度の方が多くなる)ので、関西国際空港の2016年度では2600万人を超えてくると思います。3000万人/年がいよいよ射程距離に入ってきました!



