京阪プレミアムカーは1989年にデビューした8000系電車の6号車を改造して登場した有料座席指定の特別車両です。8000系は8両編成で、6号車が有料座席指定の「プレミアムカー」、ほかの7両は別料金不要の“自由席”、そのうち4号車が2階建て「ダブルデッカー車」の編成です。プレミアムカーの外装デザインは、雅な京都への旅を想起させる京阪特急のカラーイメージはそのままに、“特別車両”の乗降口としての存在感をより際立たせるべく、扉の回りに「金色」を配置。車内は2人掛けの転換クロスシートから、リクライニングも可能な2+1列のリクライニングシートに大幅にグレードアップされ「プレミアムカー」の名称に相応しい上質な車両に生まれ変わりました。
【京阪プレミアムカー特集】
→京阪プレミアムカー乗車レポート1 ~記念すべき淀屋橋発1番列車発車前後の状況~
→京阪プレミアムカー乗車レポート2 ~エントランス・車内設備~
→京阪プレミアムカー乗車レポート3 ~シート編~
【過去記事】
→京阪電車 特別車両 PREMIUM CAR(プレミアムカー)のシートを一足先に体験!
→京阪淀屋橋駅に液晶タイプ(LCD)の発車標が登場!マルチリンガル表示対応でより解りやすく進化
→京阪プレミアムカーのサービス開始は2017年08月20日に決定!全席指定の「ライナー」も登場しラッシュ時の有料着席保証サービスを開始
京阪プレミアムカー特集3回目の今回は、プレミアムカー最大の特徴である「シート」を徹底解剖します!プレミアムカーの車内は「風流の今様」をひもとき、くつろぎ感を醸す「静寂の月夜」を空間イメージとしています。漆黒色と月が照らし出す、ほんのりやわらかな生成り色を基調とした落ち着きある空間に、月光のきらめきを表す金色をアクセントカラーとしています。
シートの配置は1+2の横3列。リクライニングシートがズラリと並びます。上の写真は1人席(C席)の様子です。プレミアムカーの座席数は40席でシートピッチは従来よりも100mm広く設定されゆとりのあるスペースが確保されています。
2人掛けシートには、これまでなかった中央の肘掛けを設置。どちらか片方だけが肘を置けるサイズではなく、最大限の寸法とする事で、1人掛けを2つ並べたイメージにこだわっています。
プレミアムカーの背もたれは従来よりも100㎜以上高くし、ヘッドレストは両端が前方に大きく張り出した形状にして一席ごとにプライベート感を確保しています。また背もたれは最大20度までリクライニングさせることができます。
座席部の床は高級感のあるカーペット敷で通路部と座席部とで異なる仕様となっています。また座席部のカーペットは壁面に少し巻き上げるように敷いています。また壁面下部には間接照明が設置されており、高級感の演出に一役かっています。
シートの設備を細かく見てゆきます。
シートの背面には、パソコンの操作台や小物置きとして使える、大型のテーブルが備わっています。テーブルの裏面には車内設備の案内が表示されています。
背面テーブルをオープンするとこんな感じです。
基本的なアイテムですが、ネットタイプのシートポケットにドリンクホルダーも装備されています。
ドリンクホルダーは細かい設備ですがあると本当に便利です。
パソコンや携帯電話等の充電用に、 全席にコンセントを配備されています。利便性を高めるために、床からではなく肘掛けから電源を取る配置なのもポイントが高い点です。
シートの端に設けられた持ち手。アクセントカラーである金色となっています。
シートポケットにはこんな小冊子類も。
京阪プレミアムカーの1+2配置の3列シート。新幹線のグリーン車までは行きませんが、並の有料特急は瞬殺されそうなハイクオリティなシート、設備が整っていました。これの座席をプラス400円〜500円で利用できるのは相当魅力的です。
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京阪利用者としてはプレミアムカーは憎悪の対象です。
元々、この2ドアの車体がラッシュに不向き・不人気なことに加えて、有料化による混雑率の上昇を招きました。
更に運休復興時には予約停止により、ホームに積み残しがあるにも関わらず、この車両を空っぽで走らせる始末です。
今後プレミアムカーを他の車体にも範囲拡大させるようですが、そのニュースをきっかけに引っ越しを決断しました。
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http://www.keihan.co.jp/corporate/release/upload/2017-10-06_premium.pdf
案ずるより産むが易しというこでしょうか。
思った以上に浸透してると、個人的には思いました。
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思いますけど。別料金を払うのですから…
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8両であることは、変わらないので、他の車両が、これまでより混んでいます。一部の人のために、全体を犠牲にするのは、京阪らしくないですね。
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「座れる」というのは案外重要な要素です。京都~樟葉間など短距離だと利用客は少ないでしょうが、樟葉・樟葉・枚方~京橋間など、夕方以降は学生なども多く、なかなか座れないので、400円なら、私は利用します。
近鉄特急でも、30分程度の所要時間だと、気軽に特急を利用する人も割と多いですし、関西でも、こういうサーヴィスが定着していくとおもいます。
新快速にグリーン車を連結してほしいところですが、こちらは、京都・高槻・新大阪・大阪・尼崎などで上極の入れ替わりがけっこうありますから、むずかしいかもしれません。ただ、京都から大阪まで特急に乗ったり、大阪から姫路まで特急に乗る人もいるので、まったく受容がないわけではなさそうです。問題は料金ですかね。首都圏なみの料金だと、やはり節約する人がほとんどでしょうね。
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http://www.hira2.jp/topic/liner-20170821.html←以前にも紹介した「枚方つーしん」さんのレポートです。
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定着すると予想しています。新たな需要喚起として効果的な刺激策だと確信しています(*´-`)