JR西日本は、2023年春に開業予定のうめきた(大阪) 地下駅におけるサービス提供の実現に向けた可能性を検討するため、2019年8月から大阪環状線 鶴橋駅中2階コンコースにおいて、プロジェクションマッピングを活用した「駅空間演出」の実証実験を行っています。
その取り組みのなかで、大阪芸術大学と連携し、2019年12月23日(月曜日)よりさらなる魅力的なサービス提供の実現可能性を検証する実証実験を行うと発表しました。
【出展元】
→JR西日本と大阪芸術大学が連携>大阪環状線 鶴橋駅において「駅空間演出」の実証実験
今回の実証実験は、「大阪の魅力を伝える」をテーマとした大阪芸術大学のショートムービーを活用し、映像作品による空間の演出について、お客様がどのように感じられるのかなどを確認します。
大阪芸術大学の取り組みと作品コンセプトについて
大阪芸術大学は産官学連携プロジェクトを通じて、実際の現場での学びを展開しています。それぞれの環境にあわせた作品制作を学ぶ、生きた教材として、また、日ごろ学んでいる成果を発表する場として、さまざまな現場でのプロジェクトに取り組んでいます。今回は15学科の中から、アートサイエンス学科の学生が映像コンテンツ制作に挑戦しました。
参加学生たちは「大阪の魅力を伝える」というテーマのもとに自由な発想で映像制作を行い、7つのショートムービーを作成。駅空間演出として映像がいかに機能するかという課題に取り組みました。
映像表現を中心に制作活動をしているため、はじめて大阪にきた時に見た印象的ななんばの夜景を、ネオンをイメージした映像で表現することで大阪の空気感を表現しました。普段には感じられない大阪の一面を表現するために、実写撮影とイラストとふたり別々に担当して映像制作を行いました。深夜の大阪を動きのあるカメラワークで切り取り、女性のイラストを合成してマッチムーブで動きを合わせる独特な表現を試みました。
出展:JR西日本と大阪芸術大学が連携 大阪環状線 鶴橋駅において「駅空間演出」の実証実験
上の写真は初回の実証実験の様子です。初回のコンテンツは非常にシンプルでしたが、大阪芸術大学の映像がどんな風にみえるか?近々取材したいと思います。
メトロ御堂筋線の深夜2時間延長運転の実験が始まります。ニューヨークのような「眠らない都市」への第一歩です。大阪市営地下鉄では絶対にできなかったでしょう。