関西エアポート株式会社は2017年 10月24日に、関西国際空港の2017年冬期の運行スケジュールを発表しました。それによると、同空港の国際定期便の2017年冬期スケジュールは過去最高となる1,362便/週を記録し過去最高を見込んでいるとの事です。この数値は、2016 年冬期スケジュールに比べ週 114 便増加しており、2017年夏期スケジュールに比べ週 58 便増加しています。また、国際旅客便数は週 1,220 便で開港来初めて 1,200 便を超え過去最高、国際貨物便数は週 142 便で冬期スケジュールとして過去 6 番目の便数となりました。
国際旅客便は、中長距離路線では、昨年の冬期スケジュールに運航を再開したニュージーラ ンド航空(NZ)のオークランド線が今年も週 3 便で運航するのに加え、12 月からカンタス航空(QF)のシドニー線が 10 年ぶりに週 3 便で運航を開始します。また、同じく12 月から、シンガポールの LCC で あるスクート(TR)がホノルル線を週 4 便、シンガポール線を週 4 便運航します。いずれも関西空港 からの直行便で、ホノルルへの乗り入れはスクート初となります。このほか、東南アジア方面では、9 月から運航を開始したジェットスター・パシフィック航空(BL)が、冬期スケジュールにおいても引き続 きハノイ線を週 4 便、ダナン線を週 4 便運航するのに加え、タイ・エアアジア X(XJ)のバンコク(ドン ムアン)線も 12 月から1日1便増便し、週 14 便のダブルデイリー運航となります。これらにより、 東南アジア方面は週 159 便(2016 冬期比:+20 便)となります。

短距離路線では、韓国方面において引き続き増便が続いており、9月からエアソウル(RS)が新規就航し、ソウル(仁川)線を週14 便で運航しているのをはじめ、12 月からジンエアー(LJ)がソウル(仁 川)線をさらに増便し 1 日 4 便運航となります。また、中国方面では、深圳航空(ZH)や中国南方航空 (CZ)などが増便する予定であり、これらにより、韓国方面は週 353 便(2016 冬期比:+72 便)、中国方面は週 339 便(2016 冬期比:+9 便)となります。
国際貨物便については、ルフトハンザ・カーゴ(LH)が 2018 年 1 月から、フランクフルトに週 2 便 で運航を開始します。ルフトハンザ・カーゴの就航は 2014 年 3 月以来およそ 4 年ぶりとなります。


