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【関西空港復旧情報】部分復旧した第1旅客ターミナル(T1)の9月15日の状況【復旧エリア編】


2018年9月15日の第1ターミナルの様子

関西エアポート社 は2018年9月8日に「KIX早期復旧計画」を発表し早期復旧に向けたロードマップを公表しましたが、内容がアップデートされましたので記事に纏めてお伝えします。予定通り9月14日から第1ターミナル(T1)の南側の運用が再開されました。T1の使用可能スポット数は、国際線南ウイング(15/15)、国内線中央(11/11)、合計26スポットです。またA滑走路は破損橋脚の撤去作業が終わり14日に一部が、15日からは本格的に使用が再開されました。

鉄道の復旧は前回9月21日の再開予定とお伝えしましたが、さらに前倒しになり9月18日に再開される事になりました。第1旅客ターミナルの北側部分は9月21日使用を再開、同日より、第1ターミナルの全面使用を開始、以降は、通常のスケジュールに戻ります。

 

9/14:第1ターミナルの一部(南側)運用を再開
9/14:連絡橋の破損部分の撤去完了
9/15:A滑走路の運用再開

9/18:アクセス鉄道復復旧
9/21:第1ターミナル北側の運用を再開、T1の機能回復、21 日(金)以降は、通常のスケジュールに戻る

【出典元】
台風 21 号関連の復旧状況(2018 9 15 日)
KIX早期復旧計画 Early recovery plan in KIX Sept. 12, 2018
KIX早期復旧計画 Early recovery plan in KIX

 

 

 



 

 

【航空便の運行状況】

15 日(土)の発着状況
T1 国際線 25 社(44%)、47 便・93 発着(29% 国内線 5 社(83%)、20 便・40 発着(47%
T2 国際線 2 社(100%)、15 便・30 発着(100% 国内線 1 社(100%)、22 便・45 発着(100%

16 日(日)の発着予定(15 16 時時点)
T1 国際線 30 社(53%)、50 便・100 発着(31% 国内線 6 社(100%)、22 便・43 発着(50%
T2 国際線 2 社(100%)、16 便・32 発着(100% 国内線 1 社(100%)、22 便・44 発着(100%

 

 

【滑走路】
基本的に、A 滑走路を出発、B 滑走路を到着で運用。

 

【スポット利用状況】

T122/26 スポットを使用予定 26No1641)は現在運用可能なスポット数。全体スポット数は 41

T217/20 スポットを使用予定


 

 

 

 

 


2018年9月15日の現地の様子です。T1が部分復旧したので、取材してきました。今回の取材はアクセス手段が限られる中、本来の空港利用者に迷惑がかかるかも?との思いがあり悩みましたが、14日からリムジンバスのほとんどが通常ダイヤに戻った事、発着便が少ないのでリムジンバスが空いていた事から、関空に行く事を決めました。復活してゆく関空の姿を多くの人に見てもらい、ポジティブなニュースを発信するのが良いと判断しました。

 

 

 

 

 

 


T1の4階国際線出発ロビーの様子です。チェックインカウンターに明かりが灯り賑わいが戻ってきました!

 

 

 

 

 

 

 

 


さらに搭乗手続きを待つ人の群れも。これを見て21日の全面使用から、かなり早期に旅客数が復活すると確信しました。

 

 

 

 

 

 

 

 


混雑緩和のために種発ロビー各所に設けられた自動チェックイン機です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


1フロア下がって、3階のレストラン・ショップフロアの様子です。

 

 

 

 

 

 

 

 


店舗営業状況ですが、T1 135 店舗中 93 店舗(69%)が営業を再開しました。だだ、飲食店の多くが休業しており、選択肢は限らている感じです。
※再開エリア部分 一部の店舗は営業時間や商品を限定して営業

 

 

 

 

 

 

 

 

 


一部の物販店はしまっています。また利用者も疎らな感じでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


数少ない「営業している飲食店」にはお客さんが集中。でも18日の鉄道再開、21日に通常ダイヤに復帰するので、明日、明後日と日を追うごとにオープンする店は増えそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


さらに1フロア下がって、2階、国内線・到着・出発フロアの様子です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


T1の国内線稼働率ですが、乗り入れ 5 社(83%)、20 便・40 発着(47%)となっています。普段からT1の国内線フロアは空いていますが、9月15日はさらにガランとした感じでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


チェックインカウンターのスペースの一部がポケモンの展示場になっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 



2階の飲食店街の様子です。こちらも閉まっている店舗が多かったです。2階にはマクドナルドとモスバーガー(モスド)がありますが、15日時点では両店舗とも閉まっていました。しかし!諦める事はありません。ハンバーガーが食べたい方にはエアロプラザのバーガーキングが営業中ですので、そちらを目指しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 



部分使用を再開した関空第1ターミナル。9月4日の高潮被害で冠水した関空を見た時は途方にくれましたが、まさか10日でここまで復旧するとは。本当に驚きです。さらに21日には残りの閉鎖中のエリアの使用が再開され、旅客ターミナルビルはT1、T2ともに機能回復する事になります。関西経済の心臓である関空は、再び力強く鼓動を始めました。

 

4 COMMENTS

www.marborlo.com

Eveгyone laughed making аn attеmpt to think about what sort
of cеlebration Mary and Joseрһ gave for Jesus when He was six.
Larry puzzled, ?I guess he appreciated the identical sort οf toys we like.

某京都府民

経済的なことばかり前面に出たのは、人的被害がなかったからです。

そもそも自然災害の対策は膨大なコストがかかりますし、規模によっては対策しても大きな被害を受けますから、「想定できなかった=無能」というのは全く成り立たないと思います。ましてや人的被害はともかく、経済的な損失の対策については、費用対効果を考慮して一定の「想定」を設けるのは当然かと思います。

頑張ろう大阪、頑張ろう関空

想定外の事があっても、それをリカバリー出来る“想定外、予想以上の努力”もまたあった事は事実です。
同時に一度あることは二度ある、二度ある事は三度あるのも事実。

何度も書いていますが、未来へ向けて動き出さないといけません。
大至急、日本国政府 、大阪府、大阪市、関空会社と関連する会社で関空の強靱化と機能強化へ向けて検討を進めてほしい。まだ来年度予算に間に合うこのタイミングで検討委員会の予算、調査研究の予算を付けて欲しい。そして再来年度予算で本格着工というテンポの良さを見せて欲しい。
今回の関空の復旧劇で見せた日本国政府の本気を持ってすれば出来る筈です。

通りすがり

関空の早期営業は歓迎するが、一日23億円の損失とか経済的なことばかり前面で出された気がする。

地盤地下のつづいている空港島のかさ上げ工事や防潮堤のさらなる整備など、安全対策に力を入れないとまた似たようなことが起き、関空は「危ない空港」というイメージがもたれるだろう。気候変動がつづけば、今回より強力な台風が来る可能性はたかまるし、なにより南海地震の津波に備えなければならない。
想定外という語は、自分たちが想定できなかった、無能であったという告白に他ならない。もう想定外という「言訳」は聞きたくない。

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