報道各社が伝える所によると、神戸市の久元喜造市長は、市営地下鉄西神・山手線と阪急神戸線の相互乗り入れを本格的に検討すると明らかにしたそうです。西神・山手線と阪急神戸線の相互乗り入れについては、阪急側がかねてから希望していましたが、神戸市側が費用面や技術面、神戸都心の三宮地区の空洞化が進むと難色を示し、長らくペンディング状態が続いてきました。
【出典元】
→朝日新聞デジタル>神戸市営地下鉄、阪急と乗り入れ検討 市長が表明
【出典元】
→地下鉄路線図(広域)(PDF)
神戸市営地下鉄、西神・山手線と阪急神戸線の相互乗り入れは、神戸市西部のニュータウンと大阪・梅田を直結して利便性を高め、神戸市の人口減少対策につなげるのが狙いです。市は今年度中に費用対効果などをまとめるとしています。
西神中央→三宮(神戸市営)までは21.4km、所要約32分、神戸三宮阪急梅田までは32.3km、所要約31分。両線の営業の距離、所要時間を単純に合算すると、53.7km、所要約63分(ラッシュ時7時台目安)となります。西神中央から三宮は思った以上に距離があり、時間がかかるんですね。三宮→梅田(JR大阪)間は新快速が約24分で走破しますが、乗り換え時間(約10分と想定)を考えると相互直通すれば互角の戦いが出来そうですね。また、乗り換え不要になることで心理的バリアーが無くなりそのまま阪急まで乗り通す利用者は多そうです。
【出典元】
→市営地下鉄「新型車両デザイン総選挙」!!~未来の地下鉄車両デザインを決めるのは君だ!!~
両線の相互直通運転には、様々な課題があります。まず新神戸方面と阪急方面をどのような構造の駅割り振るのか?相互直通運転開始後の高速神戸の阪急側の線路をどうする?などなと。どちらかの経済誌の記事で、神戸電鉄の新開地から高速神戸まで延伸、さらに地下鉄と相互直通運転が始まり不要となる阪急側の花隈→阪急三宮(現在地付近)まで乗り入れさせるアイデアを目にしました。新線の建設区間は1駅分、残りは改軌でOKなので結構現実的な案だなぁ、と思いました。神戸電鉄が三宮まで乗りれで苦戦が伝えられる神戸電鉄の住宅地の活性化に相当寄与しそうです。
まだ不確定要素が多い、神戸市営地下鉄ー西神・山手線と阪急神戸線の相当乗り入れ計画ですが、市全体の停滞感を打破するためにも思い切った攻めの投資は必要だと思います。この西神・山手線の新型車両が阪急梅田まで乗り入れる日は、本当に来るのでしょうか。
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昔からずっと言われ続けてましたが、今度こそ実現の可能性は高いのでしょうか?今はまだ“本当にできるの?”と半信半疑なのが正直なところですけれど、是が非でも実現に向けてこれまで以上にひたすら努力してもらいたいですね。
あと地下鉄の新型車のデザインですが、B案で決定してたんですね。忘れてましたσ(^_^;) でもこれでよかったと思います(^_^)