FUKUMACHI BLOCK（フクマチブロック）ホテル・オフィス棟　福井県で一番高い超高層ビルにマリオット系ホテルが北陸初進出！

JR福井駅西口の再開発ビル「FUKUMACHI BLOCK（フクマチブロック）が、2024年3月15〜16日に一部先行開業しました。

FUKUMACHI BLOCKはJR福井駅西口の通称「三角地帯」約1.3haに対する再開発に伴い建設された複合施設で、地上28階、高さ約120mのホテル・オフィス棟と地上28階、高さ約100mの住宅棟、駐車場棟で構成されています。2024年3月15〜16日にかけて、北陸新幹線の開業にあわせて、ホテルや商業施設など施設の一部が開業しました。

福井駅前電車通り北地区Ａ街区第一種市街地再開発事業が着工！JR福井駅前の「三角地帯」に地上28階建ての高層ビル建設へ

再開発は、福井駅前という立地特性を活かすべく、商業・業務・宿泊・居住等の施設を複合的に整備し、都市機能を強化。1～3階はフードホール「MINIE(ミニエ)」、セントラルスポーツなどが入る商業施設、3〜4階にカンファレンスホール、5～13階はオフィス、14階：機械室、15～28階にマリオットが展開する中価格帯ホテルブランド「コートヤード・バイ・マリオット福井」が北陸初進出します。

駅前電車通り沿道や建物1階の南北方向には歩行者空間を確保。2つの地区広場とあいまって周辺の歩行者ネットワークの結節点としての機能を高め、地区のにぎわい創出を図ります。

 



FUKUMACHI BLOCKの名称は、「福井まちなか」を表す「ふくまち」と、街区を表す「ブロック」を組み合わせたネーミング。ロゴマークは「ブロック（街区）を「積み木」に見立てたデザインで「たくさんの個性が積み木のように組み合わさり、
未来が積みあがっていく施設にしたいという思いが込められています。

計画概要

名称：FUKUMACHI BLOCK（フクマチブロック）ホテル・オフィス棟
計画名：福井駅前電車通り北地区 A 街区市街地再開発事業
所在地：〒910-0006 福井県福井市中央１丁目3-5
交通：ＪＲ北陸本線「福井」駅徒歩2分
階数：地上28階、地下1階
高さ：約120m
構造：S造
主用途：商業、宿泊、業務、居住、駐車場
客室数：約252室
施工地区面積：約1.3ha
敷地面積：約6,900m2
建築面積：約5,790㎡
延床面積：約70,540m2
容積対象面積：約51,830㎡建築主：福井駅前電車通り北地区Ａ街区市街地再開発組合
参加組合員：ユアーズホテルフクイホテル、Fujinaga Estate合同会社、福井新聞社、長谷工不動産、阪急阪神不動産、マリモ、コスモスイニシア、福井放送
設計者：アール・アイ・エー
施工者：竹中工務店、村中建設、長谷工コーポレーションJV
解体工事：2020年10月
着工：2021年10月
竣工：2024年05月（予定）※街区全体
開業：
2024年03月15日：コートヤード・バイ・マリオット福井が開業
2024年03月16日：フードホール「MINIE(ミニエ)」、屋内広場ULO(ウロ)、セントラルフィットネスクラブ24福井駅前

２０２４年３月の様子

現地の様子です。福井駅前の雑然したエリアを丸ごと再開発して、福井県で最も高い超高層ビルが誕生しました！

南側から見た様子です。規模は違いますが、りんくうゲートタワービルににている気がしました。

南西側から見た様子です。近年はガラス張りのビルが多いですが、フクマチブロックはアースカラーで少し変わったデザインとなっています。

フクマチブロックの建築デザインは、あっさりとしていて趣のある「枯淡」というコンセプトからインスピレーションを得ており、建物の外観は、経糸(たていと)2本、緯糸（よこいと）1本を交互に交差して織られた伝統的な「羽二重」から着想を得ているそうです。

北西側から見た様子です。背景が青空だったら印象が変わるかな・・？

福井駅前から見た様子です。この角度で見ると結構高く感じます。

「COURTYARD」のロゴタイプが誇らしげに見えました。ホテルのオープン直後は、ホテルの設備やグレードに比べて高すぎる宿泊費、エリート会員向けの特典が皆無で旨みが無い、レストラン営業の準備が整っておらず限定的など、準備不足がたたってガラガラの状態でした。

現在は宿泊費が少し落ち着き、レストランの営業時間も拡大、今後はメニューも増えるそうなので、少しづつ稼働率が上がっていくと思います。

最後は福井県が推しまくっている「恐竜」とコメのブランド「強粒」を引っ掛けたモニュメントと絡めたアングルです。今回はホテルステイをメインに福井を訪問したので天気は気にしていませんでしたが、フクマチブロックは晴天時にもう一度取り直したいと思いました。