交通科学博物館は、大阪市港区波除3丁目のJR弁天町駅高架下にあった、交通・科学に関する博物館です。大阪環状線全通記念事業として1962年(昭和37年)1月21日に開館しました。開館以来52年の月日を重ねてきた交通科学博物館ですが、JR西日本が2016年春をめどに、京都市下京区にある梅小路蒸気機関車館を拡張する形で新たな鉄道博物館「京都鉄道博物館」を建設する事になり2014年4月6日に交通科学博物館は閉館しました。
現地の様子です。展示物の撤去及び施設の解体工事が進んでいます。
※全て敷地外からハイアングルで撮影しました
北東側から見た、交通科学博物館の様子です。
北西側から見た様子です。屋外展示のDF50、DD13と高架線を行く221系リニューアル車の並びです。
西側の様子です。
そして、発見したのが・・・。
新幹線0系!建物の解体が進み、屋外に出ていました!
まさか、弁天町駅で新幹線に出会うことになるとは・・・。
外回りホームのエスカレーターを上がった所の小窓から見た様子です。駅と高速道路に挟まれた場所にひっそりと佇む0系がなんとも言えない雰囲気を醸し出しています。
解体工事が進む交通科学博物館。同館の展示物は京都鉄道博物館に移設されるので、この0系も近々搬出されるのではないでしょうか。また、交通科学博物館跡地の利用計画も気になる所です。大阪環状線改造プロジェクトに伴い商業施設を含む新ビルが建設されると思いますが、どんなビルが建設されるのでしょうか。
交通科学博物館は僕にとって特に思い入れのある場所でした。小学校1年の時に遠足で行って、その、あまりの楽しさに翌週の週末に奈良の最寄り駅から小遣いで切符を買って一人で行って、帰りの駅で叔母さんに見つかり「一人で弁天町に行ってきた」事がバレこっぴどく叱られた事を思い出しました。その後、中学生、高校生、社会人になっても、数年に1度は遊びに来ていました。
思い入れのある場所が無くなった事は、なんとも寂しい限りですが、京都に開館する新博物館がその役割を引き継いでくれる事でしょう。そんな事を考えていると、急に自分の子供も京都の鉄道博物館を見せて上げたくなりました。
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思い入れのあるところが壊されるのは、みんな寂しいものです。
私の街の幼稚園が、新しく建て替わろうとしていますが、
ここの思い出が詰まったところが破壊されていくのはなんと悲しいことか。
新しい幼稚園が建てられています。
ただ、そこでの思い出と言うのは永遠に残っていくものだと思いました。
つたない文章ですが、コメントさせていただきます。