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御堂筋ダイビル建替計画の最新状況 23.12 地上20階の高層ビルを建設!【2024年1月竣工予定】



ダイビルは2021年5月21に公表した「ダイビルグループ 2021年3月期決算説明資料」の中で、御堂筋ダイビルの建替え計画の概要を発表しました。新ビルは鉄骨造 (一部鉄骨鉄筋コンクリート造)、地上20階、地下1階、延べ床面積:約20,300㎡(約6,100坪)。設計は日建設計、施工は大林組が担当、2023年度中の竣工を予定しています。

【出展元】
ダイビルグループ 2021年3月期決算説明資料

 


新ビルのコンセプトは、「Your Premium, Your Work Place」。ポストコロナ時代における多様な働き方に応えるワークプレイスを創出し、ワーカーがその時々の気分や目的に合わせて最高の環境を選択できるよう、2Fエントランス部に多様なスペースを設置。ミーティングやソロワークに対応する「テナント専用ラウンジ」や(御堂筋の銀杏並木を臨む「緑化テラス」「カフェ」などが設けられます。

新ビルの所在地地は、オフィスエリアと商業エリアの結節点となる立地で、将来的には御堂筋の側道廃止に伴い、歩行者が増え、 賑わいが増すことが想像されます。建替え後の御堂筋ダイビルは、ポストコロナを見越しつつ新時代の御堂筋にも対応する象徴的な超高層ビルになりそうです。

計画概要


計画名称 (仮称)御堂筋ダイビル建替計画
所在地 大阪府大阪市中央区南久宝寺町4丁目5番1(地番)
交通 Osaka Metro御堂筋線 本町駅 徒歩3分、心斎橋駅 徒歩8分
階数 地上20階、塔屋1階、地下1階
高さ 97.32m
構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
杭・基礎
主用途 ホテル、事務所、駐車場
客室数 359室
敷地面積 1,491.92㎡
建築面積 1,101.88㎡
延床面積 20,296.55㎡
容積対象面積 17,902.01㎡
建築主 ダイビル
設計者 日建設計
施工者 大林組
着工 2021年12月(予定)
竣工 2024年01月(予定)
備考
 

立面図と配置図


建築計画のお知らせに掲載されていた立面図です。

 


同じく配置図です。

 

これまでの経緯



ダイビルは2018年4月27日に公表した新中期経営計画(2018-22年度)の中で、大阪・本町の事務所ビル「御堂筋ダイビル」の建て替え計画を明らかにしました。既存アセットの競争力維持・強化の一環として、八重洲ダイビルの建て替え推進や既存ビルの大規模改修とともに取り組む方針です。

長らく続報がなかった御堂筋ダイビル建替計画ですが新しい情報がありました!コリアーズ・インターナショナルの竣工予定物件(大阪ビジネスエリア)には複数の新築物件が掲載されていますが、その中に御堂筋ダイビル建替計画のカードがあり、新ビルの完成イメージパースと規模、竣工時期が記載されていました!掲載情報によると、計画名称は「御堂筋ダイビル建替計画」で、規模は地上20階、地下1階、2024年1月に竣工する予定との事です。高さは不明ですが想像よりも遙かに高いビルが建設される様で驚きました!

【出展元】
コリアーズ・インターナショナル>竣工予定物件(大阪ビジネスエリア)
ダイビル>新中期経営計画策定のお知らせ

 


頂部付近の様子です。質感を感じるルーバーがランダムに配置されたファザードは隈研吾氏を彷彿とさせるデザインに見えます。


基壇部の様子です。これはヤバイ。本当にこのデザインが実現すると相当近未来な雰囲気の商業施設になりそうです。

今回は公式からの情報でなく不動産情報サービスのコリアーズ・インターナショナルで、確定情報とは言い切れません。しかし、ここまで詳細なパースが描かれているので新ビルが想像以上の超高層ビルになる事を期待せざるを得ないです。完成予想年度から考えると、そろそろ公式からのアナウンスがあっても良い頃合いだと思います。続報を待ちたいと思いました。

2023年12月の様子


現地の様子です。前回の取材が2023年9月だったので、約3ヶ月振りの撮影です。


南東側から見た様子です。タワークレーンは姿を消しており、基壇部以外の外観は完成状態になりました。



基壇部の様子です。旧ビルはステンレスのメタリックな外観が特徴でしたが、新ビルの基壇部は、旧ビルへのオマージュが見感じられる素材感、デザインとなっています。


近くで見上げた様子です。


このレトロフューチャーなデザインの出窓がいい感じです!

 


少しはなれた場所からズームアップした、出窓の様子です。「御堂筋ダイビル」のロゴマークが取り付けられていました。


南西側から見た様子です。


北西側から見た様子です。


最後は御堂筋を中心に見上げた様子です。

2023年9月の様子


現地の様子です。前回の取材が2023年6月だたので約3ヶ月ぶりの撮影です。

 


南東側から見た様子です。高層部の外観は完成状態になりました!!

 


頂部付近の様子です。ランダムに設置されたルーバーがおしゃれな感じです。


御堂筋をはさんで立つ2棟の超高層ビル。カッコいい!


南西側から見た様子です。敷地面積 1,491.92㎡にこれだけの超高層ビルが建設できる事は、御堂筋の可能性を感じざる得ません。

 


最後は北西側から見た様子です。

2023年6月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2023年4月だったので、約2ヶ月振りの取材です。



南東側から見た様子です。この2ヶ月間でメチャクチャ成長していて驚きました。

 

 


南西側から見た様子です。外観上の特徴であるフィンが目を引きます。

 


南側から見上げた様子です。想像していたよりも明るい色調で、印象が少し変わりました。

 


北西側から見た様子です。

 


最後は北東側から見た様子です。

2023年4月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2023年2月だったので、約2ヶ月振りの取材です。

 


南西側から見た様子です。この二ヶ月て鉄骨建方がメチャクチャ進んでおり驚きました!!

 

 


南側から見た様子です。

 


南西側から見た様子です。敷地の目一杯を使ってビルが建てられています。

 


最後は北西側から見た様子です。

 

2023年2月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年10月だったので、約4ヶ月振りの取材です。

 

 


南東側から見た様子です。タワークレーン1機が稼働しており、地上鉄骨建方が始まっていました!

 


南側から見た様子です。

 

 


南西側から見た様子です。

 


最後は西側から見た様子です。

 

2022年10月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年9月だったので、約1ヶ月振りの取材です。

 

 


南東側から見た様子です。仮囲いの外に看板が取り付けられました。

 

 


近くに行くと「御堂筋ダイビル」のPR看板でした!

 

 


南東側から見た様子です。

 


内部の様子です。乗り入れ構台が設けられています。

 

 


地下躯体の構築が進んでいます。

 


最後は北西側から見た様子です。

 

 

 

2022年9月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年5月だったので、約4ヶ月振りの取材です。

 


南東側から見た様子です。

 

 


南側から見た様子です。テレスコ式クラムシェルで掘削が行われていました。

 

 


南西側から見た様子です。

 


最後は北西側から見た様子です。

 

 

2022年5月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年4月だったので、約1ヶ月振りの取材です。

 

 


南東側から見た様子です。前回の取材時と同じく場所打ち杭の構築が行われていました。

 


東側から見た様子です。

 

 

 


南西側から見た様子です。

 

 


仮囲いの内部の様子です。

 

 


最後は北西から見た様子です。

 

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23 COMMENTS

名無し

大阪は場所によって色が違うので、建てるべきものも違います。
そういう意味で、南船場にこのビルは丁度良いと感じました。
向かいのビルは阪和興業の本社ビルですかね。
繊維業の衰退に伴ってこの辺りは空洞化が著しかったので、嬉しい案件です。

三刀流

福島区民さん、ダイさんのコメント通り、このビルにはホテルは入らないようです。
しかし、計画概要の「客室数359室」はどこから出た数字なのか、気になります。

アリー my dear

もう少しで隣のホテル『ホリデイ・イン・エクスプレス』の高さを超えそうですね!気がついたら上棟してそうなハイペースの成長ぶりです(〃´▽`)

ダイ

主用途にホテルと書いてありますが、ホテルは入りません、記載ミスですね。

アリー my dear

今のペースなら、年内にはタワークレーンが登場しそうな感じですね♪

福島区民

御堂筋ダイビルにはホテルはありませんよ。

北隣のIDE-A御堂筋ビルに幕が掛かっているように見えます。
建て替えるのですか?

ぷんぷい

御堂筋の高さ制限、緩和して本当に正解やと思う。

再開発が活性化して、御堂筋に活気が戻ってきた気がします。

アリー my dear

閉館したホテル「the b」、後継が決まりました。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2112/02/news068.html
大阪に、ホテル「ホリデイ・インエクスプレス 大阪シティセンター御堂筋」開業 国内では初(PR TIMES )

IHGホテルズ&リゾーツは、12月中旬に大阪・御堂筋でホテル業態「ホリデイ・インエクスプレス 大阪シティセンター御堂筋」を開業すると発表した。「ホリデイ・インエクスプレス」としては国内初の開業になるという。新ブランド立ち上げで、国内外の旅行客の受け入れ体制を強化していく。

アリー my dear

本題からは逸れますが、すぐそばにあるホテル「the b 大阪御堂筋」が、来月末で閉館だそうです。
https://www.theb-hotels.com/news/theb_osaka-midosuji_news20211013/

“ 建物所有者とホテル経営者との間の賃貸借契約が終了する事から、ホテルの運営受託契約も終了することになりました。
2021年11月30日をもってホテルを閉館いたします。(現時点で既に休館をしております) ”

新しいホテル運営会社が現れてくれることを願ってます。

アリー my dear

年内 (12月) に着工予定だそうですが、これから4ヶ月で解体が完了するのでしょうか? ふと、そう思いました。

アリー my dear

ダイビル、御堂筋ダイビル建替計画は大林で12月着工(建産速報)
http://www.ken-san.com/article/view/13751

規模はS造一部SRC造地下1階地上20階建延2万0296・55㎡(建築面積1101・88㎡)。事務所、物販・飲食店舗、自動車車庫。工期21年12月16日~24年1月31日。設計/日建設計。施工/大林組大阪本店。

松野

誰も嬉々として荒立てたわけではないが、結果としてそうなったことは本意ではなく、遺憾に思う。ただ「ビルや都市の開発が何より楽しみ」というなら、規模の大小を問わずそのビルや土地の所有者さんに対し、最低限の口の利き方があるだろうといいたいだけ。誰のおかげで我々は楽しまさせてもらっているのかを考えれば、おのずとわかるはず。そもそもこんなことを書き込まなければならない事自体、情けない。

SH

御堂筋が綺麗になるのは気持ちが良いですね。
せっかくの碁盤の目をもっと有効活用できるよう大阪市内中心の土地の集約化に力を入れてほしいですね。

サジャ

以前荒れた書き込みをされていた結果、書き込みを停止するというお話がありました。
言葉を荒立てて罵る書き込みはご遠慮願います。

松野

ゴミ屋敷や幽霊ビルみたいになってんならともかく、公からちゃんと許可を得てその土地で商売してる人に対して、「おまえんとこの建物、醜い(都市景観が悪い)からそこのけ!」って、いったい何様のつもりでいるんだ?

土地を譲る地権者には後継者がいない等の理由で「そろそろ都心の土地を売り払って田舎に引っ越そうかな」とか、「売り上げがジリ貧なんで、この商売も潮時かな」、「好きでこの場所で商売してるんじゃないんで、金額(買取)によっては相談に応じるよ」等々いろいろな理由があるのであって、「汚い私どもがこの場所を譲れば、この周辺が綺麗になりますから立ち退かさせていただきます」なんて考えてる地権者がいるとでも思ってんだろーか。そもそも協力なんて義務じゃねーよ。そんなこともわからず社会生活営んでのか?

「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」では、10棟以上のビルが建っていたそうですが、地権者が協力したことで、立派なビルに建て替えられ、都市景観がよくなりそうです。

松野

自分の土地、建物について他人からあーしろ、こーしろととやかく言われるのって気分悪いよな。こういうことをいうやつって土地や建物を所有した経験がないんだろうが、建物のサイズにかかわらず、所有者の思いやらがあるわけで、建物の規模が小さいから「そこのけ!」みたいな考え方の人間に、ビルについて語ってもらいたくない。

御堂筋ダイビルの北側に建っている小さな建物を含めて建て替えられなかったのでしょうか。
大阪三菱ビルの西側に建っている小さな建物を含めて建て替えられないなど、同様の事案が多いように思います。

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