【竣工済】御堂筋ダイビル建替計画の最新状況 24.03 鈍色の金属パネルを採用したレトロフューチャーなデザインの基壇部が魅力的



ダイビルは2021年5月21に公表した「ダイビルグループ 2021年3月期決算説明資料」の中で、御堂筋ダイビルの建替え計画の概要を発表しました。新ビルは鉄骨造 (一部鉄骨鉄筋コンクリート造)、地上20階、地下1階、延べ床面積:約20,300㎡(約6,100坪)。設計は日建設計、施工は大林組が担当、2024年1月31日に竣工しました。

【出展元】
「御堂筋ダイビル」竣工のお知らせ
ダイビルグループ 2021年3月期決算説明資料

 


新ビルのコンセプトは、「Your Premium, Your Work Place」。ポストコロナ時代における多様な働き方に応えるワークプレイスを創出し、ワーカーがその時々の気分や目的に合わせて最高の環境を選択できるよう、2Fエントランス部に多様なスペースを設置。ミーティングやソロワークに対応する「テナント専用ラウンジ」や(御堂筋の銀杏並木を臨む「緑化テラス」「カフェ」などが設けられます。

新ビルの所在地地は、オフィスエリアと商業エリアの結節点となる立地で、将来的には御堂筋の側道廃止に伴い、歩行者が増え、 賑わいが増すことが想像されます。建替え後の御堂筋ダイビルは、ポストコロナを見越しつつ新時代の御堂筋にも対応する象徴的な超高層ビルになりそうです。

計画概要


計画名称 (仮称)御堂筋ダイビル建替計画
所在地 大阪府大阪市中央区南久宝寺町4丁目5番1(地番)
交通 Osaka Metro御堂筋線 本町駅 徒歩3分、心斎橋駅 徒歩8分
階数 地上20階、塔屋1階、地下1階
高さ 97.32m
構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
杭・基礎
主用途 ホテル、事務所、駐車場
客室数 359室
敷地面積 1,491.92㎡
建築面積 1,101.88㎡
延床面積 20,296.55㎡
容積対象面積 17,902.01㎡
建築主 ダイビル
設計者 日建設計
施工者 大林組
着工 2021年12月(予定)
竣工 2024年01月(予定)
備考
 

立面図と配置図


建築計画のお知らせに掲載されていた立面図です。

 


同じく配置図です。

 

これまでの経緯



ダイビルは2018年4月27日に公表した新中期経営計画(2018-22年度)の中で、大阪・本町の事務所ビル「御堂筋ダイビル」の建て替え計画を明らかにしました。既存アセットの競争力維持・強化の一環として、八重洲ダイビルの建て替え推進や既存ビルの大規模改修とともに取り組む方針です。

長らく続報がなかった御堂筋ダイビル建替計画ですが新しい情報がありました!コリアーズ・インターナショナルの竣工予定物件(大阪ビジネスエリア)には複数の新築物件が掲載されていますが、その中に御堂筋ダイビル建替計画のカードがあり、新ビルの完成イメージパースと規模、竣工時期が記載されていました!掲載情報によると、計画名称は「御堂筋ダイビル建替計画」で、規模は地上20階、地下1階、2024年1月に竣工する予定との事です。高さは不明ですが想像よりも遙かに高いビルが建設される様で驚きました!

【出展元】
コリアーズ・インターナショナル>竣工予定物件(大阪ビジネスエリア)
ダイビル>新中期経営計画策定のお知らせ

 


頂部付近の様子です。質感を感じるルーバーがランダムに配置されたファザードは隈研吾氏を彷彿とさせるデザインに見えます。


基壇部の様子です。これはヤバイ。本当にこのデザインが実現すると相当近未来な雰囲気の商業施設になりそうです。

今回は公式からの情報でなく不動産情報サービスのコリアーズ・インターナショナルで、確定情報とは言い切れません。しかし、ここまで詳細なパースが描かれているので新ビルが想像以上の超高層ビルになる事を期待せざるを得ないです。完成予想年度から考えると、そろそろ公式からのアナウンスがあっても良い頃合いだと思います。続報を待ちたいと思いました。

2024年3月の様子


現地の様子です。前回の取材が2023年12月だったので、約3ヶ月ぶりの撮影です。

 


2020年12月末に閉館した旧「御堂筋ダイビル」を地上20階建ての高層ビルに建替えかえる本計画は、2024年1月31日に竣工しました。新ビルの名称は再び「御堂筋ダイビル」となりました。


南東側から見た様子です。


北東側から見た様子です。


御堂筋ダイビルの特徴の1つが、旧ビルへのオマージュが感じられる基壇部のデザインです。



南東角の様子です。部環境との連続性を考慮したデザインを採用し、「日常的に自然を感じられる環境」を創出。御堂筋の銀杏並木や難波神社等周辺の緑地を活かし、外部とひとつながりの空間となるよう1階エントランスホールや2階テラスが最大限緑化されました。

 


鈍色の金属パネルを採用し、旧ビルの特徴だった「丸みを帯びた窓枠」。旧ビルを連想させるレトロフューチャーなデザインが、かなりいい感じです。

基壇部、南側の様子です。このデザイン、メチャクチャかっこいいですね!!

 


南西側から見た様子です。

 


基壇部、南西角の様子です。


基壇部、西側の様子です。


北西側から見た様子です。


最後は北西側から見上げた様子です。

2023年12月の様子


現地の様子です。前回の取材が2023年9月だったので、約3ヶ月振りの撮影です。


南東側から見た様子です。タワークレーンは姿を消しており、基壇部以外の外観は完成状態になりました。



基壇部の様子です。旧ビルはステンレスのメタリックな外観が特徴でしたが、新ビルの基壇部は、旧ビルへのオマージュが見感じられる素材感、デザインとなっています。


近くで見上げた様子です。


このレトロフューチャーなデザインの出窓がいい感じです!

 


少しはなれた場所からズームアップした、出窓の様子です。「御堂筋ダイビル」のロゴマークが取り付けられていました。


南西側から見た様子です。


北西側から見た様子です。


最後は御堂筋を中心に見上げた様子です。

2023年9月の様子


現地の様子です。前回の取材が2023年6月だたので約3ヶ月ぶりの撮影です。

 


南東側から見た様子です。高層部の外観は完成状態になりました!!

 


頂部付近の様子です。ランダムに設置されたルーバーがおしゃれな感じです。


御堂筋をはさんで立つ2棟の超高層ビル。カッコいい!


南西側から見た様子です。敷地面積 1,491.92㎡にこれだけの超高層ビルが建設できる事は、御堂筋の可能性を感じざる得ません。

 


最後は北西側から見た様子です。

2023年6月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2023年4月だったので、約2ヶ月振りの取材です。



南東側から見た様子です。この2ヶ月間でメチャクチャ成長していて驚きました。

 

 


南西側から見た様子です。外観上の特徴であるフィンが目を引きます。

 


南側から見上げた様子です。想像していたよりも明るい色調で、印象が少し変わりました。

 


北西側から見た様子です。

 


最後は北東側から見た様子です。

2023年4月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2023年2月だったので、約2ヶ月振りの取材です。

 


南西側から見た様子です。この二ヶ月て鉄骨建方がメチャクチャ進んでおり驚きました!!

 

 


南側から見た様子です。

 


南西側から見た様子です。敷地の目一杯を使ってビルが建てられています。

 


最後は北西側から見た様子です。

 

2023年2月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年10月だったので、約4ヶ月振りの取材です。

 

 


南東側から見た様子です。タワークレーン1機が稼働しており、地上鉄骨建方が始まっていました!

 


南側から見た様子です。

 

 


南西側から見た様子です。

 


最後は西側から見た様子です。

 

2022年10月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年9月だったので、約1ヶ月振りの取材です。

 

 


南東側から見た様子です。仮囲いの外に看板が取り付けられました。

 

 


近くに行くと「御堂筋ダイビル」のPR看板でした!

 

 


南東側から見た様子です。

 


内部の様子です。乗り入れ構台が設けられています。

 

 


地下躯体の構築が進んでいます。

 


最後は北西側から見た様子です。

 

 

 

2022年9月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年5月だったので、約4ヶ月振りの取材です。

 


南東側から見た様子です。

 

 


南側から見た様子です。テレスコ式クラムシェルで掘削が行われていました。

 

 


南西側から見た様子です。

 


最後は北西側から見た様子です。

 

 

2022年5月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年4月だったので、約1ヶ月振りの取材です。

 

 


南東側から見た様子です。前回の取材時と同じく場所打ち杭の構築が行われていました。

 


東側から見た様子です。

 

 

 


南西側から見た様子です。

 

 


仮囲いの内部の様子です。

 

 


最後は北西から見た様子です。

 

1 2