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竣工した 大阪大学箕面新キャンパス(外国語学部)移転計画の最新状況 21.11【2021年4月開校済】



 

大阪大学の箕面新キャンパスが2021年4月1日に開校しました。新キャンパスは北大阪急行線延伸に伴い設置される新駅「箕面船場阪大前駅」東隣に建設され、箕面市内の粟生間谷東地区にあった旧キャンパスから外国語学部、大学院言語文化研究科の一部、留学生が学ぶ日本語日本文化教育センターが移転しました。

箕面市による開発が進む「箕面船場阪大前駅」周辺エリアに整備された新キャンパスはオープンスペースを設置し、大学図書館の機能を併せ持つ市立図書館と生涯学習施設、市の文化交流施設やホールとの効率的な共同利用を図り、また外国語学部の特徴を活かした国際色豊かな大学行事等を市民に開放することで、阪大学生に加え一般市民が自然に異文化体験ができる「世界と市民を結ぶキャンパス」を目指しています。

【出展元】
箕面新キャンパス(外国語学部)詳細情報
箕面新キャンパス リーフレット(PDF
大阪大学 箕面新キャンパス (2021.12竣工予定、建設中) 移転に関連する周辺地域との協働

 

 


出展:大阪大学が、(仮称)市立船場図書館・ (仮称)市立船場生涯学習センターを管理運営します

北大阪急行の新駅「箕面船場阪大前駅」の東側では大規模な再開発計画「箕面船場駅前地区まちづくり拠点施設整備運営事業」が進められており、大阪大学の新キャンパスに加え、図書館、生涯学習センター、新文化ホールなどを整備が行われました。

新キャンパスは、隣接する学生寮も合わせた敷地面積約8000㎡で、主要施設となる「外国学研究講義棟」は地上10階、延べ床面積約2.4万㎡。専攻できる25言語を含む約70言語を学ぶことができ、学生や教職員ら約3500人が通います。大学は、外国語学部の学生や留学生が学ぶ「グローバル人材の育成拠点」の役割に加え、地域住民との交流の場としても期待しています。

 

 

大阪大学箕面新キャンパス(外国語学部)


箕面新キャンパスは、豊中キャンパス、吹田キャンパスの中間に位置し、大阪都心部へダイレクトにアクセスできる好立地で、旧・箕面キャンパスにある外国語学部等が移転。外国語学部・言語文化研究科・ 日本語日本文化教育センター・学寮等 学生数 3000人 (男女比=約4:6)、 留学生数 約 300人 (毎年約50ヵ国から留学)を収容。教室、研究室をはじめ、事務室、食堂、購買部など、すべての大学機能が一つの建物に入る事で、現在に比べ利便性が大幅に高まります。

ちなみに大阪大学全体 では、豊中・吹田・箕面 の3キャンパスで全学生数 22000人 教職員数 6500人 留学生数 2200人の規模となります。

 

<箕面新キャンパスのポイント>

1)世界の言語と文化や社会に関する研究の集積拠点
2)グローバル人材を育成する場
3)外国人留学生教育を通し世界に向けて日本語・日本 文化を発信する拠点
4)外国語・外国学研究の成果を介して交流できる地域 と世界の接点
5)阪大の主要3キャンパスの交流ハブ

 

 

A: 学生(外国人/日本人)や研究者(大学/企業)、市民の交流を育む、 再開発地区に留まらない多文化多言語交流のエリアマネジメント
新キャンパスと既存市街地がゆるやかに連携しつつ発展

B:阪大生・企業・市民にとって世界進出への足掛かりの場になる
25言語にわたって展開できる多文化多言語の研修
・人財育成プログラム
・ 学生・企業・市民は、「このキャンパスに集うこと」と「周辺のまちに出るこ と」が、留学や企業海外進出のきっかけ、あるいは多様な文化に触れる、または世界の多様な文化に対応するマーケティングの機会となる
・ 留学生を含めた多くの学生が,インターンシップ等を通じてまちにコミット

C:大阪大学 新箕面キャンパスを中心としつつ、周辺市街地の既存建物や 民間施設、市の文化施設をフルに活用したプログラム展開
周辺の既存不動産を活かして『世界の縮図』を新船場に創出

D:産学連携による技術研究のシーズを多文化多言語にわたって実装して いくためのベンチャー育成
・実証フィールドとする

 

 

 

計画概要



計画名称 大阪大学箕面新キャンパス(外国語学部)
所在地 大阪府箕面市船場東三丁目(箕面船場駅前土地区画整理事業地内)
交通 新駅「箕面船場阪大前」
階数 地上10階
高さ 40.07m
構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
杭・基礎
主用途 大学
敷地面積 5,999.97㎡
建築面積 4,338.62㎡
延床面積 24,896.54㎡
容積対象面積
建築主 大阪大学
設計者 日建設計
施工者 清水建設
着工 2018年11月29日(予定)
竣工 2020年11月30日(予定)
入居 2021年04月開設予定
備考 箕面市粟生間谷東地区にある大阪大学箕面キャンパスを北大阪急行線延伸に伴い整備される「箕面船場阪大前駅」東隣に移転。阪大と統合した「大阪外国語大学」のキャンパスが余剰になり維持管理費が重荷になる中、北大阪急行の新駅の前に新キャンパスを整備して機能移転を図りつつ、現箕面キャンパスの活用を検討する

 

 

大阪大学箕面新キャンパス学寮施設


大阪大学は、2020年の箕面新キャンパスへの移転に伴い、「大阪大学箕面新キャンパス学寮施設整備運営事業」として、新しい学寮が建設されました。大阪大学箕面新キャンパス学寮施設は、一般的な学寮施設機能に加え、日本人学生と外国人留学生の日常的な異文化交流の場を提供する、混住機能を兼ね備えた学寮施設で、増加する外国人留学生の早期順応や、日本人学生のグローバル化実現を目指します。

【出展元】
世界と市民を結ぶキャンパス~大阪大学箕面新キャンパス学寮施設整備運営事業が本格始動!
「大阪大学箕面新キャンパス学寮施設整備運営事業」の基本契約締結について

 

 

 


箕面新キャンパス学寮施設整備運営事業は、PFI(Private Finance Initiative)事業により行われ、阪大は2019年731日付でPFI 阪大箕面コ・クリエーションハウス株式会社と事業契約を締結しました。PFI目的会社が外国人留学生・日本人学生混住型の学寮、民間付帯施設の整備・運営をします。

箕面新キャンパス学寮施設は、これまで10棟に分散していた学寮施設を1棟に集約化し、混住型学寮320戸と民間附帯施設を一つの建物として整備されます。一般的な学寮施設に加えて、共用リビングやスタディルームを設置し、日本人学生と外国人留学生が日常的に交流できる環境を整備する事で、外国人留学生が日本の生活環境に速やかに順応できるとともに、日本人学生においても、学寮がグローバルな学びの場とするものです。

 

 

計画概要



計画名称 大阪大学箕面新キャンパス学寮施設整備運営事業
所在地 大阪府箕面市船場東三丁目(箕面船場駅前土地区画整理事業地内)
交通 新駅「箕面船場阪大前」
階数 地上12階
高さ 38.4m
構造 鉄筋コンクリート造
杭・基礎
主用途 共同住宅(学生寮)、物販店舗
総戸数 学生寮 320 室(約 18 ㎡/室)、民間付帯施設①(賃貸住宅 24 室、約 25 ㎡/室)、民間付帯施設②(物販・飲食店舗など)
敷地面積 2,000㎡
建築面積 983.50㎡
延床面積 10,407.64㎡
容積対象面積
建築主 PFI阪大箕面コ・クリエーションハウス(本事業のための特定目的会社(SPC))

合人社計画研究所、村本建設、パナソニックホームズ。「協力企業」として、株式会社類設計室が参画
設計者 類設計室
施工者 村本建設
着工 2019年06月01日(予定)
竣工 2021年03月31日(予定)
入居
備考 これまで10棟に分散していた学寮施設を1棟に集約化し、混住型学寮320戸と民間附帯施設を一つの建物として整備。一般的な学寮施設に加えて、共用リビングやスタディルームを設置し、日本人学生と外国人留学生が日常的に交流できる環境を整備する事で、外国人留学生が日本の生活環境に速やかに順応できるとともに、日本人学生においても、学寮がグローバルな学びの場とする
 

 

 

2021年11月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2021年1月だったので、約10ヶ月振りの取材です。

 

 


北側から見た様子です。新キャンパスは2021年4月1日に開校しました!

 

 

 


足下周りの様子です。植えられた銀杏はまだ小ぶりですが、大きな大学のキャンパスを少しだけ連想しました。

 

 

 


北東側から見た様子です。

 

 

 


南東側から見た様子です。別の案件ですが、これから建設される大阪公立大学・森之宮キャンパスは、このビルの約3倍ほどの規模ですが、形状や雰囲気は似た感じになりそうですね。

 

 


南側から見た様子です。新キャンパスの特徴的な外観デザインがイケてます。

 

 


南西角から見上げた様子です。

 

 

 


ピロティ側から外部を見た様子です。

 

 

 


撮影ポイントを変えて、少し離れた南西側から見た様子です。大規模な人工地盤が設けられ周辺施設と一体化が図られています。

 

 

 


外壁のアップです。

 

 


最後は引き気味で見た周辺の様子です。

 

2021年1月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2020年7月だったので、約6ヶ月振りの取材です。

 


大阪大学箕面新キャンパス(外国語学部)の様子です。建物外観外観l外構工事ともに完成状態になっていました!

 


外装のアップです。日本のビルとは思えない個性的なデザインの外観に仕上がりました。

 

 

 


足下周りの様子です。

 

 

 


南東側から見た様子です。

 

 

 


南西側から見た様子です。

 

 

 


少し離れた所から見た様子です。3階レべルに構築された人工地盤良く解りました。

 

 


こちらは学生寮の様子です。こちらも外観は完成状態になりました!

 

 

 

 


最後は北東側から見た様子です。

 

 

2020年7月の様子

現地の様子です。上の写真は新キャンパス棟ですが工事がかなり進んでいます。

 

 


北東側から見た様子です。

 

 

 

 


こちらは学生寮の様子です。

 

 

 


北東側から見た2棟の並びです。

 

 

 


南東側から見たキャンパス棟の様子です。養生ネットの下に完成イメージどおりの「V字型」の構造が見て取れます。

 

 

 


最後は建設工事が進む新駅「箕面船場阪大前駅」と新キャンパスの様子です。

2 COMMENTS

アリー my dear

この阪大の新キャンパス、知の拠点と呼ぶに相応しいデザインがいいですよね(*´∀`) こういうデザインがもっとも他でも広がったらいいなと思いました。

アリー my dear

当初はここも北大阪急行延伸開業に合わせた開設だったですが、北急の工事期間が延びましたね。

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