
京阪電気鉄道は、2018年11月08日付けのニュースリリースで、2017年8月から、8000系車両に導入した座席指定特別車両「プレミアムカー」を、2020年度から、3000 系車両にも導入すると発表しました。
現在、8000系車両全編成(8両×10編成)において、6号車(京都側から6両目)に「プレミアムカー」を組み入れ、サービスを展開していますが、2020年度中に3000系車両全編成(8両×6編成)にも導入する事になりました。3000系用の「プレミアムカー」は6両が新造され、6号車に組み入れてサービスを開始する予定です。これにより、データイムは原則として全ての特急列車に「プレミアムカー」が導入される事になります。
【出典元】
→京阪電鉄>座席指定特別車両「プレミアムカー」に新車両を導入 2020年度、3000 系「プレミアムカー」が登場
3000系プレミアムカーでは、8000 系プレミアムカーとの調和をとりつつも、3000系車両の基本色である「紺・白・銀」の組み合わせを活かしたデザインを考案。「紺(エレガント・ブルー)」を基調に、特別車両のエントランスとしての存在感をより際立たせる「金」を扉周りに配しています。
京阪3000系は、中之島線開業のシンボルかつ次世代のイメージリーダーとして2008年に登場した車両です。10000系車両をベースに改良を加えたアルミ合金製3ドアクロスシート車で、座席配置は2列+1列。2009年にローレル賞とグッドデザイン賞を受賞しました。

1.サービス開始時期
2020年度中3000 系プレミアムカーの導入(6 編成)
※3000 系プレミアムカー導入後、昼間時は1時間あたり上下各6本運転を開始する予定
2.座席数
40席(2列+1列の座席配置)
※3000 系通常車両は45席
3.扉数
1扉(両開き)
※3000系通常車両は3扉(両開き)。8000系プレミアムカーは1扉(片開き)
4.製造方法
新造
※8000 系プレミアムカーは既存車両の改造

京阪プレミアムカーの登場時は有料着席サービスが定着するか?懐疑的な見方もありましたが現在ではすっかり定着した様に見えます。
京阪間約1時間をワンコイン(500円)の追加で着席保証され、ゴージャスな座席に座れる、データイム片道4本の高頻度運転は「待たずに乗れる」「思いついた時に乗れる」為、使い勝手の良いサービスである事がポイントです。3000系プレミアムカー導入後は、データイム1時間あたり上下各6本運転を開始する予定で10分毎にプレミアムカーがやってきます。ますます人気が出るのではないでしょうか。

