国土交通省は関西高速鉄道(株)から申請されていた第三種鉄道事業及びJR西日本、南 海電気鉄道から申請されていた第二種鉄道事業の鉄道事業許可申請(なにわ筋線) について、鉄道事業法第3条の規定に基づき2019年7月10日付けで、申請 のとおり許可すると発表しました。
なにわ筋線は、大阪都心部(難波、中之島、梅田)を南北に縦貫する 都市鉄道として整備されます。既存の鉄道路線(JR東海道線支線、南海本線)と接続させることにより、 関西国際空港と大阪都心(梅田)の直結し、新大阪と大阪南部地域とのアクセス性の改善を図り、大阪の南北都市軸を強化し、大阪北部地域と大阪南部地域の相互交流の促進等、近畿圏の社会経済発展に貢献することを目的としています。
【出展元】→なにわ筋線「北梅田~JR難波・南海新今宮」の鉄道事業許可

出展:大阪都市計画都市高速鉄道なにわ筋線に係る環境影響評価方法書
■事業概要
事業者 :(第3種鉄道事業者)関西高速鉄道㈱ (第2種鉄道事業者)西日本旅客鉄道㈱ 南海電気鉄道㈱
整備区間:北梅田駅~JR難波・新今宮
整備駅数:3駅(中之島駅、西本町駅、新難波駅) 駅名は仮称
事業費 :約3,300億円
事業手法:地下高速鉄道整備事業
事業期間:2019年度~2031年度
開業時期:2031年春(予定)
建設キロ:約7.2km

ついに鉄道事業許可がおりた「なにわ筋線」。数十年前から浮かんでは消える蜃気楼の様だった新線計画がついに現実のモノとなりました。南海新難波駅や北梅田駅の駅構造や他線との連絡、JR西日本と南海の共同運行、なにわ筋線開通が大阪都心に及ぼす影響などなど、興味は尽きる事がありません。
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