堺市民会館建替え事業は、旧市民会館が昭和40年に開館し老朽化していた旧市民会館を解体し建て替える再開発計画です。(仮称)堺市民芸術文化ホール建設工事は、RC一部S造、地下1階、地上6階建て、延べ約1.97万㎡で、客席約2000席の大ホール、約300席の小ホール、大スタジオなどを備える計画です。設計は柳澤孝彦+TAK建築研究所・MORIデザイン建築事務所JVが担当、建設地は堺市堺区翁橋町2丁。工期は2017年12月28日までで、18年度の開館を予定しています。
【出典元】
→堺市HP>市民会館建替え事業>新施設基本設計概要について
→建設ニュース>【官庁】1者無効、2者辞退で入札取りやめ/WTOの堺市民芸術文化ホール建設工事/堺市
新施設の設計コンセプトは、茶の湯文化が隆盛した堺らしい、落ち着いた格調高いたたづまいが木々の緑と調和した憩いとやすらぎの空間。建物の一部は周辺の緑と呼応する様に利休の茶の湯を思い起こす色彩「利休鼠」が彩りをそえています。また建物の周りを囲む水盤は、450年前、自由・自治都市としとして名を馳せた中世の環濠都市・堺をイメージしています。
大ホールは、音楽系を中心にクラシック、オペラ、バレエ、演劇、ポップス等優れた舞台芸術や多彩な公演をはじめ、大会や集会等にも対応可能な多目的ホールです。主舞台、袖舞台は多様な演出に十分答える事が出来る様に間口18m✕奥行き24m、高さ9m~12.6mを確保したプロセニアム形式。音響はホール全体が「よく響く楽器」の様な演劇空間を実現する他、客席は3層バルコニー構造を採用し、どの席からも舞台が見やすく快適な環境を確保するなど、最新鋭の多目的ホールとなります。
計画概要
・所在:堺市堺区翁橋町二丁目内
・敷地面積:14,823㎡
・建築面積:約7,700㎡
・延床面積:約19,700㎡
・構造:RC造
・階数:地上6階、地下1階
・客席:2,000席程度
現地の様子です。旧建物の解体は完了しており、完全に更地になっています。
計画地の敷地面積は、14,823㎡とかなりの広さです。
最後は堺市役所の展望室から見た現地の様子です。(仮称)堺市民芸術文化ホール建設工事については、予定価格が74億円で、熊谷・南海辰村・橋爪JV(無効)、巴・利晃・町田JV(辞退)、大林組・隆栄建設・国誉建設JV(辞退)の3者が参加し、熊谷組JVの入札額は98億8000万円で事前公表していた予定価格を約20億円超上回る札を入れ、1者無効、2者辞退で入札取りやめとなりました。おそらく予定金額を引き上げた上での再入札が行われる事になりますが、どのような結果になるのでしょうか・・・。
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東京駅前に390mの日本一の高さのビルの計画がでましたね。
ハルカスの時代短かかったですね、残念です。
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東京五輪を控えて人員集めが厳しいのと、世界的な資材の高騰でどこも大変なようですね。
堺市民としては市民会館やその後の公共事業がどうなっていくのか注視しています
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最近よく目にすることが多いですね。市民会館の建て替えにしても、他では東大阪や年内で閉館になる茨木市民会館など。
他の例だと守口市では厳しい市の財政状況のもと、旧三洋電機の本社ビルを購入して耐震補強と改修を施したうえで新しい市庁舎として再利用されます。現在のあの市役所の建物は素人目で見ても老朽化が顕著で、地震に見舞われると確実に倒壊しそうなのがわかるくらいですから、賢明な判断だったと思いました。
各自治体はそれぞれ苦心しながらも、施設の更新に取り組んでいるのを実感します。