道頓堀角座跡地に新たな商業施設。事業主は合同会社クロード、計画概要は不明


日経不動産マーケット情報によると、コスモス薬品の会長が代表を務めるSPC、合同会社クロードが、道頓堀角座跡地に商業施設を計画しているとの事です。計画地は1486m2。現在の所計画概要は不明ですが、大和ハウス工業の看板が掲示されていたので、同社が施工を担当する可能性が高いです。

 

 

 

 

 


角座は、江戸時代から「浪花座」「中座」「朝日座」「弁天座」とともに「道頓堀5座」のひとつとして親しまれ、芝居・演芸の街、道頓堀の象徴のひとつとしてにぎわってきましたが、1985閉館しました。

2004年に『ライブスペースB1角座』として再開したが、これも不調に終わり2008年に閉館。5年後の2013年に再び『道頓堀角座』として復活していましたが、2018年7月に現在の賃貸契約期間満了に伴い閉館しました。

 

 

 

 


現地の様子です。保険関係成立票によると事業期間は2019年1月末で発注者は合同会社クロードとなっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 


今回の劇場閉館→商業施設の開発の一因は外国人観光客の増加による地価の高騰です。所有者サイドは、演芸場より外国人向けの箱モノを作った方が儲かると判断した様です。インバウンドが街のカタチを変えつつあります。

 

 

 

 

 

 



角座跡の商業施設がどんなモノになるかは現地の所不明です。心斎橋〜戎橋〜難波につながる主導線から東に外れた立地なのでアパレル関係は難しそうです。有りがちなプランを考えると1,2階ドラッグストア、3〜6階飲食店、高層階はビジネスホテルといった複合ビルが思いつきました。開発概要を伝える続報を待ちたいと思います。