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大阪市「夢洲まちづくり基本方針(案)」を公表、パブリックコメントを実施



大阪市は2019年10月25日に「夢洲まちづくり基本方針案」を発表しました。大阪・関西万博の開催決定や大阪IRの誘致状況などを踏まえ、夢洲での国際観光拠点形成に向け、具体的なまちづくりを進めるため、経済界、府、市によって方向性がとりまとめられました。全体コンセプト=国際観光拠点の形成SMART RESORT CITY。基本方針案のパブリックコメントを10/28~11/27の期間に実施し市民の意見を募集します。

 

 

 



 

開発は3期に分け、計170haが整備されます。第1期(70ha)は、IR整備が中心で国際会議場や展示施設、魅力増進施設、宿泊施設などを整備する計画です。2024年度のIR開業を目指しています。

第2期(60ha)は、万博の理念を継承したまちづくりを進めます。導入機能として、最先端技術・研究などの実験・実証・情報発信機能や宿泊機能、大規模エンターテインメント・レクリエーション機能などを例示しています。万博会場は2022年度までに各種検討や設計などを進め、23、24年度で工事を仕上げる予定です。

第3期(40ha)は、1、2期の取り組みを生かした長期滞在型まちづくりがコンセプト。健康・長寿につながる上質なリゾート空間の形成を目指します。1、2期の道路インフラ整備と大阪メトロ中央線の延伸については2020年度から着手するスケジュールを想定しています。

【出展元】
「夢洲まちづくり基本方針(案)」にかかるパブリック・コメントを実施します

 

 

 

全体コンセプト=国際観光拠点の形成SMART RESORT CITY



 

第1期(70ha) 統合型リゾート(IR)を中心としたまちづくり

 


出典:MGM Resorts International

統合型リゾート(IR)を中心としたまちづくり。魅力的なエンターテイメントの集積、国際競争力を有するMICE施設の整備やICT等最先端技術を活用したスマートなまちづくりによる国際観光拠点を形成。1期の方向性は明確で大阪IRを実現させる事が至上命題です。魅力的なエンターテイメン トの集積やMICEによる 高い集客力と、ICTなどの 最先端技術の活用による スマートなまちづくりによ り、新たな国際観光拠点を形成します。

《導入施設》
・国際会議場および展示施設(MICE)
・魅力増進施設
・送客施設
・宿泊施設 等

導入施設の「魅力増進施設」とは、我が国の観光の増進に資する劇場、演芸場、音楽堂、競技場、映画館、博物館、美術館、レストランその他の施設の事です。送客施設は全国各地の様々な観光情報の提供や来訪者の要望に沿った旅行の手配などを行う施設です。大阪IRは施設内に留まらず海外から集客したインバウンドを全国に波及させる為の観光ハブを目指しています。

 

第2期(60ha)  万博の理念を継承したまちづくり


出展: OSAKA,KANSAI EXPO 2025 公式サイト

万博の理念を継承し、大規模なエンターテインメント・レクリエーション機能導入、第1期において創出されたにぎわいの継承などによりまちづくりを進めることで、第1期のまちづくりと合わせて国際観光拠点機能の更なる強化を図る。大阪が強みを有する産業(健康・医療産業など)や研究機関 の研究成果などに来訪者が気軽に接することができるショーケースや最先端技術の実践・実証の取り組みや、 様々な都市データの収集・構造化・オープン化・分析を行 い、そのデータを活用した様々なプロジェクトを創出する スマートシティプラットフォームの構築など、万博理念を 継承する取り組みが展開されます。

《導入機能例》
・最先端技術・研究などの実験・実証、情報発信機能
・宿泊機能
・大規模エンタメ・レクリエーション機能 等

 

第3期(40ha)  第1・2期の取り組みを活かした長期滞在型のまちづくり


第1、2期で創出・醸成されたエンターテイメントや最先端技術等により、健康や長寿につながる長期滞在型の上質なリゾート空間の形成。海に隣接した立地特性を活かすとともに、第1・2期に おいて導入された来訪者の利便性の向上に資する最先端 技術等を取り入れた施設やサービスより、生活の質 (QOL)を高め、非日常空間を感じ、ゆとりある滞在時間を過ごせる上質なリゾート空間を創出します。2.3期については間接的な表現ですが「第1期創出されたにきわいの継承、機能の拡充」との記述があり、IRの拡充が図られる可能性があります。

 

《導入機能例》
・第1期及び第2期に導入される機能(エンターテイメント、産業・ビジネスなど)の拡充
・長期滞在型リゾート機能
・ウェルネスツーリズム 等

 

 

3 COMMENTS

中央線ユーザー

横浜が手を挙げたせいでIR事業者が逃げ出して、夢洲は完全に計画倒れになりそうになってきましたね。。
市がIR用地を売却ではなく賃貸の方針になったのも、万一の場合に事業者が撤退しやすいよう条件闘争で折れたと思われます。
コスモスクエアの再来にならなければよいのですが。

三刀流

JR桜島線の夢洲延伸は「二期以降の段階的な土地利用の状況に応じて検討」ですか。万博までに間に合わないですね。

ぷんぷい

物流ゾーンいらんのでは?
大きな国際会議の度に大混乱。

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