名古屋市営地下鉄の案内サインシステムは、1989年に行われた世界デザイン博覧会の開催に向けて、1988年に策定された「名古屋市歩行者案内サインマニュアル」にそって整備されてきました。
しかし、策定から約30年が経過し、マニュアルに沿って設置された 800 基以上のサインの年劣化等に対する修繕や情報更新といった維持管理上の課題がある他、さまざまな種類のサインが乱立し景観を阻害しているという状況、防災上のサインなど新たな情報表示ニーズや ICTの進展への対応といった課題が浮き彫りになってきました。 その為、2017年に名古屋市歩行者案内サインマニュアルが改訂され、新デザインの案内サインの導入が始まりました。
【出展元】→名古屋市歩行者案内サインマニュアル(第3次改定版)
設置された新サインシステムの様子です。
全体的に文字が大きく見やすくなった他、ラインカラーと路線記号が判別しやすくなった印象です。
ピクトグラムや路線記号はスマホなどのアプリ表示を見据えたデザインとなっています。
新デザインへの更新が進む、名古屋市営地下鉄の案内サイン。サインが新しくなるだけで、空間全体が洗練された雰囲気になるのが不思議ですね。名古屋市営地下鉄も新サインシステムの導入が進む事で、洗練されたイメージに変わって行くと思います。