御堂筋パークレット(いちょうテラス淀屋橋)は、大阪・淀屋橋の商業施設「淀屋橋odona(オドナ)」前に設置された、歩行者の休憩施設です。御堂筋の将来像やにぎわいと憩いの空間を創出する道路空間のあり方を検証する為に、2021年度から整備が進められ2022年4月17日に完成しました。
パークレットの名称は「いちょうテラス淀屋橋」で、2017年に淀屋橋、2019年に本町に期間限定で設置。今回は3回目で、万博の年の2025年3月まで設置される予定です。
【出展元】
→御堂筋パークレット(いちょうテラス淀屋橋)を設置します
→御堂筋パークレット(名称:いちょうテラス淀屋橋)を開設しました!
パークレットとは?
パークレットとは、道路空間を活用してウッドデッキやベンチを配置し、にぎわいや憩いの空間の創出をめざし設置する休憩施設で、アメリカをはじめとした都市で取組まれています。車道及び歩道の一部を活用することによって創出された空間は、憩いとにぎわいを創出する新たなパブリックスペースとして利用されることが期待されています。
パークレットの実施主体は『御堂筋まちづくりネットワーク』と『大阪市建設局』。大阪市は2019年に、御堂筋やまちづくりのあり方について取りまとめた「御堂筋将来ビジョン」を策定。御堂筋を人中心の道へと再編し、にぎわいと憩いの空間にする方向性を決定しました。
パークレットは御堂筋の歩道上に設置されました。大阪産の木材を使ったベンチやテーブル、日よけの屋根を設けました。ウッドデッキ上には全国でも珍しい、LEDビジョン(デジタルサイネージ)を設置し、地域情報や防災情報を発信。災害時の状況把握のためのライブカメラも設置しています。
それでは御堂筋パークレット(いちょうテラス淀屋橋)をじっくり見て行きましょう!これまでの社会実験の様な、如何にも仮設といったモノではなく恒久的な施設に思える完成度の高さです。
パークレットの北端にはLEDビジョンが設置されていました。液晶サイネージモニタとは段違いの視認性です。
テラス席に座ってみたました。不慣れな為か違和感が凄かった・・。
ベンチコーナーを見た様子です。コーヒーテーブルがあって、軽食を楽しむ事ができそうです。
南西側から見た様子です。従来の歩道から少し側道側にせり出している事が解ります。
歩道を中心に北側を向いて見通した様子です。歩道+4Mセットバックした淀屋橋オドナ(写真左)、さらに側道にはみ出したパークレット(写真右)が加わり、メチャクチャ広い歩行者空間が生まれました。
今回設置された、御堂筋パークレット(いちょうテラス淀屋橋)ですが、実物をジックリ見ると思いのほかイケている施設で驚きました。側道を全て歩道化しなくても、歩道か4mセットバックした新景観ガイドラインに準拠する新ビルが増え、パークレットを多数設置すれば、それに近い効果が得られるかもしれませんね。
いや屋根ェ!
ギンギンの真夏に休憩はチト厳しいかなぁ。
憩いの場所があるのはいい事です!