総合衣料問屋のプロルート丸光の旧本社ビルの計画概要が判明しました!再開発は3,141.68㎡の敷地に地上44階建て、高さ153m、延床面積約5.2万㎡のタワーマンションを建設する計画で、建築主は近鉄不動産・大和ハウス工業・名鉄不動産・九州旅客鉄道、・総合地所の5社。設計・施工は長谷工コーポレーションが担当し、2020年09月に着工、2024年03月竣工の予定です。
※スルタンさん@RYNLuTFjImkudsf から情報を頂きました、ありがとうございました!
【出展元】
→ローレルタワー堺筋本町
解体前の様子。2019年5月撮影
計画地は大阪市中央区久太郎町2丁目の総合衣料問屋のプロルート丸光の本社跡です。同社は2017年3月に本店が入るビルと第2駐車場を、近鉄不動産・大和ハウス工業など4社に84億円で売却しています。現在は長谷工コーポレーションが2019年4月1日~2021年8月31日の予定で解体工事を行ってます。計画概要
撮影:スルタンさん@RYNLuTFjImkudsf
【物件概要】
計画名称:(仮称)中央区久太郎町PJ
所在地:大阪府大阪市中央区久太郎町2丁目35番の一部
階数:地上44階、地下1階
高さ:153.00m
構造:鉄筋コンクリート造
杭・基礎 :
主用途:共同住宅(分譲)
総戸数:ーーーー
敷地面積:3,141.68㎡
建築面積:1,491.25㎡
延床面積:52,191.91㎡
容積対象面積:37,557.14㎡
建築主:近鉄不動産、大和ハウス工業、名鉄不動産、九州旅客鉄道、総合地所
設計者:長谷工コーポレーション
施工者:長谷工コーポレーション
着工:2020年09月(予定)
竣工:2024年03月(予定)←竣工済(2024年1月19日)
所在地:大阪府大阪市中央区久太郎町2丁目35番の一部
立面図
建築計画のお知らせに掲載されていた立面図です。外観は少し凝ったデザインになりそうです。
(仮称)中央区久太郎町PJ の立面図を見ると、名古屋駅の南側の中村区名駅南二丁目にあったパナソニックの工場跡地等で計画されている(仮称)名駅南二丁目計画 に似ている気がしました。
2024年5月の様子
現地の様子です。前回の取材が2024年12月だったので、約5ヶ月ぶりの撮影です。
南東側から見た様子です。ローレルタワー堺筋本町は、2024年1月19日に竣工しました。
東側から見上げた様子です。大阪都心部では見たことが無い、独特のデザインとなっています。
関西初となるゲーテッドガーデンを備えたタワーマンション
一般的なタワーマンションが利用する「総合設計制度」は、一定規模の敷地内に公開空地を確保することで、市街地環境の整備や改善に寄与すると認められた場合、容積率が緩和されます。ローレルタワー堺筋本町の立地では1200%が認められますが、「総合設計制度」の場合、東側の堺筋および南側の道路から約8.6m後退させ、そのスペースを公開空地として提供する必要がありました。しかし、ローレルタワー堺筋本町は、「指定容積率1,000%」という大阪都心でも限られたエリアである事に加え、「建築基準法第52条第8項」の適用が可能なエリアである事から、容積率1,200%を達成しつつ、壁面後退が約2.0mで収める事に成功しました。
これにより、必要とされる歩道用地を設けた上で、その境界から敷地を取り囲むように、堺筋のある東には塀と門を、南と西にも塀を設置。プライバシー性と住まいとしてのセキュリティ機能も高めたほか、その内側には緑に彩られた広大なプライベートガーデンを実現しました。
メインエントランス付近の様子です。
プライバシー性に配慮した、高級感のあるエントランスとなっています。
マンション敷地を取り囲む壁。
マンション敷地をグルリと取り囲む壁。住人にとってはプライバシー確保と防犯面から安心できる造りとなっています。
基壇部を南西側から見上げた様子です。
西側敷地は公開敷地となっており、ベンチ等が設置されています。
車寄せは敷地北西側にあります。
最後は北西側から見上げた様子です。
2023年12月の様子
現地の様子です。前回の取材が2023年10月だったので、約2ヶ月振りの撮影です。
南東側から見た様子です。タワークレーンは姿を消しており外観は完成状態になりました!
基壇部の様子です。ローレルタワー堺筋本町の建物周辺は、公開敷地ではなく、塀と門で囲まれたプライベートガーデンとなります。
東側から見た様子です。
ゲーテッドガーデンの様子です。
南側から見た様子です。
南西側から見た様子です。
北西から見た基壇部の様子です。
最後は北西から見上げた様子です。
2023年10月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2023年6月だったので、約4ヶ月振りの撮影です。
南西側から見た様子です。すでに計画上の最高部に到達していました!!
西側から見た様子です。
南側から見た様子です。他のタワーマンションでは見られない「和のテイスト」を感じる独特のデザインとなっています。
南東側から見た様子です。
最後は東側から見た様子です。
2023年6月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2023年4月だったので、約2ヶ月振りの取材です。
南東側から見た様子です。メチャクチャ高くなってきました!
北西側から見た様子です。
南東側から見た様子です。
最後は東側から見た様子です。
2023年4月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2023年2月だったので、約2ヶ月振りの取材です。
南西側から見た様子です。メチャクチャ高くなってきました。長期にわたり追跡取材を続けてきましたが「ここまで来たか!」という印象です。
南側から見上げた様子です。和を感じる外観デザインが独特な感じですね。
堺筋側、南東側から見た様子です。
東側から見た様子です。
最後は北西側から見た様子です。
2023年2月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2022年11月だったので、約3ヶ月振りの取材です。
南東側から見た様子です。取材時には地上28〜29階付近を構築している所でした。
南側から見た様子です。タワーのヴォリューム感はこんな感じです。
南西側から見た様子です。外装デザインは「和」を感じさせる、ちょっと珍しい感じです。
最後は西側から見た様子です。
2022年11月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2022年9月だったので、約2ヶ月振りの取材です。
撮影時には地上19階付近を構築している所でした。かなり高くなってきました。
南側から見た様子です。外観は四隅の軒に微妙な曲線が付いてる他、ベランダの手摺りの色合いなどと合わさって「和」を感じさせるデザインとなっています。けっこう凝っています。
南東側から見た様子です。
最後は東側から見た様子です。
2022年9月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2022年7月だったので、約2ヶ月振りの取材です。
南東側から見た様子です。取材時には地上13階付近を構築している所でした!
南側絡み上げた様子です。他のタワーマンションからはあまり感じない「和」のテイストが感じられます。
この辺りの曲線や色使いが和風っぽい気がします。
最後は北西側から見た様子です。
2022年7月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2022年5月だったので、約2ヶ月振りの取材です。躯体が上に向かって伸び始めていました!
北東側から見た様子です。
南東角、メインエントランス付近の様子です。
南側から見た様子です。躯体のヴォリューム感はこんな感じです。
外装の一部が姿を現していました。
南西側から見た様子です。
最後は北西から見た様子です。
2022年5月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2022年4月だったので、約1ヶ月振りの取材です。
南東側から見た様子です。躯体が上に向かって伸び始めていました!
南側から見た様子です。
南西側から見た様子です。
最後は北西から見た様子です。
2023年6月末現在、中央区で建設中の一番高いビルというのが、何とも寂しいです。
タワークレーン、2機目も登場しました♪
公式ホームページ開設。
https://www.kintetsu-re.co.jp/mansion_kansai/osaka/sakaisuji511/
『ローレルタワー堺筋本町』・総戸数511。
この立地であれば、低層部には店舗なり公共施設なりを導入して曽根崎や十三の案件みたいにしてほしかったというのが正直な感想です。
とはいえ153mはやはりインパクトがありますね。