NTT都市開発は、2020年3月23日けのニュースリリースで、大阪市中央区淡路町4丁目の御堂筋淡路町敷地において、UD御堂筋ビルおよびアネックスビルの解体工事に着手すると発表しました。解体後は、低層部には店舗等を配置し上層部がオフィスのビルを新築します。計画については現在協議・検討をしており、2023年度の竣工をめざしているとの事です。解体工事は2020年3月~2021年6月末での予定で鹿島建設が工事を担当します。
つづいてNTT都市開発は2021年7月26日に、御堂筋淡路町 敷地において開発中の計画建物の新築工事に着手し、建物名称 を「アーバンネット御堂筋ビル」に決定したと発表、完成予想パースを公開しました!新ビルは2023年 12月の竣工を予定しています。【出展元】
→御堂筋淡路町敷地(大阪市中央区淡路町4丁目30番地)における解体工事の着手について
→御堂筋淡路町敷地における新築工事着工および 計画建物名称「アーバンネット御堂筋ビル」決定のお知らせ
新ビルの特徴
1:御堂筋の新景観ガイドラインに準拠
歩道から4mセットバックの上、低層部に賑わい施設を導入し、高さ50m付近の軒線を強調。御堂筋に相応しい品のあるデザイン。将来の御堂筋の歩行者空間化を見据え、低層部は御堂筋に面する開放的なビルエントランス、にぎわいを形成する店舗、ホワイエやテラスと一体利用が可能な多目的ホールを整備。
テナント専用のリフレッシュラウンジ・屋上テラス・貸会議室を計画し充実した共用部がワーカーの Well-Being(身体的、精神的、社会的な健康・幸福)や ABW をサポートし、生産性向上を実現、人の健康・快適性に配慮した国際的な建物・室内環境評価システム「WELL 認証」の取得をめざし検討。
3:ポストコロナの安感染症対策
スマホと連携したエレベーター行先階指定システムを導入し、エントランスからエレベーター、テナント専有部までタッチレスによる移動を実現。ビル内施設の空気環境や混雑状況をリアルタイムで表示し、密集の回避や利便性向上につなげる
BCP 面では、最大 72時間給電可能な非常用発電設備(専有部内への電源供給(オプション対応):15VA/ ㎡)の導入や2回線受電方式の採用を予定。また、防災センター、主電気室を地上階に設置する ことで水害等への安全性を向上させている。
5:カーボンニュートラルへの取り組み
建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の評価で最高ランクの5☆及びオフィス部分の評価「ZEB Ready」認証 を取得。また、建築物の環境性能を総合的に評価する「CASBEE 大阪みらい」においても、最高ランクとなる「Sランク」を達成。
計画概要

現地では既存建物の解体工事が行われていますが、ついに建築計画のお知らせが掲示されました。のりちゃん(Nöring)@FujitaNoringさんかえら情報を頂きました、ありがとうございました!
新ビルは地上21階、棟屋1階、地下2階、高さ100.0mの超高層ビルとなります。延床面積42,359.95㎡で、設計・施工は鹿島建設が担当。2021年07月に着工し2023年12月に竣工する予定です。以前に新ビルの高さを弱気の76.5mと予想しましたが、いい方向で外れてくれました。
計画名称 | (仮称)御堂筋淡路町ビル新築工事 |
所在地 | 大阪市中央区淡路町四丁目30番2の一部 |
交通 | |
階数 | 地上21階、棟屋1階、地下2階 |
高さ | 100.0m |
構造 | S造(CFT構造)、一部SRC・RC造 |
杭・基礎 | |
主用途 | 事務所、店舗、集会所、駐車場 |
総戸数 | |
敷地面積 | 2,770.88㎡ |
建築面積 | 2,263.78㎡ |
延床面積 | 42,359.95㎡ |
容積対象面積 | 36,012.55㎡ |
建築主 | NTT都市開発 |
設計者 | 鹿島建設 |
施工者 | 鹿島建設 |
着工 | 2021年07月01日(予定) |
竣工 | 2023年12月31日(予定) |
備考 |
立面図と配置図

建築計画のお知らせに掲載されていた立面図です。50m軒線付近をさかいに低層部と高層部でデザインが異なっています。

建築計画のお知らせに掲載されていた配置図です。
2023年1月の様子

現地の様子です。前回の撮影が2022年11月だったので、約2ヶ月振りの取材です。

北東側から見た様子です。かなり高くなってきました!50m軒線の強調とセットバックした高層部。御堂筋の新景観ガイドラインに沿った形状をしています。高層部でもカーテンウォールの取り付けが進んでいます。

真正面から見た様子です。もう少しで棟上げしそうな感じです。

南東側から見た様子です。隣接するオービック御堂筋ビルと並んだ姿は、なかなか迫力があります。

北側から見た様子です。

北西側から見た様子です。

最後は南西側から見た様子です。
建物躯体の鉄骨が出現しましたよ♪
建て替えが行われると必ずそのご近所が建て替えたり外壁を綺麗にしてみたりと手を入れるのは民家もビルも同じですね。
その最たるものがグランフロントの様な大規模再開発なんでしょうね。
グランフロント二期が終わる頃には周りの様子も変っているでしょう。そしてその後も変り続けるのでしょうね。
どことなく低層部が旧UD御堂筋ビルの雰囲気が感じられるデザインですね(*´ω`*)
南側のビルとの間にある豆新のBeans Cafe NutsDOM御堂筋本町店跡地ってどうなるんでしょう。ずっと活用されていないので気になります。
7月の着工予定まであと3ヶ月あまり、竣工後のイメージ画も待ち遠しいです
これは立派だわ。
玉突きで大きなテナントが動けるようになれば、
建て替えが進んで御堂筋は大きく変わるでしょう。
ロイヤルパークホテル南側客室の眺望が全滅ですね。
おぉ、これは!うれしいです。
解体と同時にかなりの鉄骨が搬入されていました。周囲を補強しつつ、解体しているのでしょうか?
名前は二度変わっても裏口には最後まで兼松と農林中央金庫の文字が残ったままでした。
お疲れ様でした。
1Fにカフェや店舗、その上は数万㎡のオフィスビルというのが今後の御堂筋のスタンダードになっていきそうですね
当然高層部は低層部からセットバックするでしょうからもちっと高くなるでしょうね。ビル形状によっては90m越えも十分ありうると思います。容積率緩和なども合わせて100m越えを目指してもらいたい…。
コロナ禍に負けず立派なビルを建ててほしいですね…。
二棟の建物を取り囲む防護壁がじわじわと高くなってきましたね(^-^)
建て替え後の詳しい内容を早く知りたいです!