株式会社パルコは、2021年7月7日付けのニュースリリースで、熊本市中心部に建設予定の新築ビル(仮称)下通GATEプロジェクトビルの一部を賃借し、新たな商業施設を出店することについて、同ビルの所有者である三陽株式会社との間で「定期建物賃貸借予約契約書」を締結したと発表しました!
熊本パルコは、1986年5月の開業から30 年以上営業してきましたが、建物の老朽化への対応や熊本の商業環境変化などから、賃貸借契約の満了のタイミングで2020年2月29日に営業終了しました。その後、三陽と協議を重ねた結果、旧熊本パルコ跡地に建設予定の(仮称)下通GATEプロジェクトビルの地下1階~地上2階に出店することが決まりました。【出展元】
→パルコ>熊本市中心部新規ビルへの出店決定について
→星野リゾート>熊本県熊本市 下通エリアへ星野リゾートが初進出
星野リゾートが熊本初進出!
(仮称)下通GATEプロジェクトビルは熊本市の商業の中心“通町筋エリア”に位置し、下通・上通・電車通りが交差する街の結束点に位置しています。上層階(地上3階~11階)には星野リゾートが出店を表明しました。
今回発表されたホテルは、星野リゾートが熊本県で初めて運営する施設で、九州では、「界 阿蘇」、「界 霧島」、「界 別府」(2021年7月8日グランドオープン)、「界 由布院」(2022年夏開業)、「雲仙プロジェクト(ブランド未定)」に続いて6軒目となり、2023年春の開業を予定しています。
ホテルは3階~11階に入居し、客室数は160室。カフェテリア、ショップ、パブリックスペース、屋外テラスを備えた都市型ホテルとなります。現時点で施設名称、ブランドは不明ですが、ビルの立地条件や建物規模、客室数などから、都市観光ホテルの「OMO(おも)」や若者向けの「BEB(ベブ)」を軸に検討していると推測できます。賑わいを見せる現地付近の様子。筆者撮影
閉店した熊本パルコが同じ場所に復活する事に加え、星野リゾートが出店するとは驚きました!熊本都心部は、急速に開発が進むJR熊本駅周辺と旧来の都心である下通との間でエリア間競争が始まっています。今回の再開発は下通にとっては強力な援軍になりそうです。巨大なアーケード商店街。路幅は仙台の都心部を凌ぐ驚くべき規模。筆者撮影
計画概要
計画名称: (仮称)下通GATEプロジェクトビル
所在地: 熊本県熊本市中央区手取本町5番1(地番)
階数:地上11階、地下1階
構造:鉄骨造
客室数:160室
敷地面積:
建築面積:
延床面積 9,992.42㎡
パルコ:地下1階~地上2階・面積 3,424.84㎡(商業施設名称は未定)
星野リゾート:3階~11階
建築主:三陽
設計者:竹中工務店、佐々木達郎建築設計事務所
施工者:竹中工務店
着工:2021年07月1日
竣工:2023年01月(予定)
開業:2023年春(予定)
おはようございます。ここもおっしゃるように、都市型リゾートホテルの『OMO』あたりでしょうね(^_^)