新南海会館ビル(仮称)の最新のイメージパースが発表され最新のビルデザインが判明、着工は2015年9月1日!

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南海ターミナルビル (仮称)新南海会館ビルは、老朽化した現南海会館ビルを建替える再開発計画です。南海会館ビルの建て替えにあたり、難波再開発計画の南端に新しいオフィスビル(NCプロジェクト オフィス棟新築工事)を建設し、本社機能を移転、その後現南海会館ビルを解体、新ビルを建設する玉突き方式での建替えとなります。南海会館ビルの建て替えは2011年2月に南海電鉄が発表した新中期経営計画「凜進130計画で明らかになりました。

南海電鉄は本日付けのニュースリリースで新南海会館ビル(仮称)の着工が2015年9月1日である事を発表し、新たな完成予想パースも公開されました。前に発表された完成予想パースは丸みを帯びたデザインでしたが、最新のパースでは直線的なデザインに変更され、随分とイメージが変わりました。




【出典元】
新南海会館ビル(仮称)の着工について




















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【スペック】
名称:南海ターミナルビル (仮称)新南海会館ビル
所在地:大阪市中央区難波五丁目12番外32筆(地名地番)
階数: 地上31階、地下2階
高さ:150.000m
構造:S造
杭・基礎 :
主用途:物販販売店舗、オフィス 
総戸数:—
敷地面積:34,252.02㎡(施設全体)
建築面積:3,820.90㎡
延床面積:84,125.30㎡(容積対象床面積78,741.74㎡)
建築主:南海電気鉄道
設計者:大林組
施工者:大林組、竹中工務店、南海辰村建設共同企業体
着工:2015年09月01日(予定)
竣工:
2018年09月末日(予定)












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ニュースリリースに掲載される配置図です。なんばパークスから北に向かって再開発エリアが伸びている様に見えます。今回発表された完成予想パースを見ると、低層部のデザインがなんばパークスを連想させるアースカラーで描かれており、パークスとの連続性を意識している事が伺えます。
















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◆フロアプラン

(1)オフィス(1330 階)
13
階から 30 階に配置するオフィスは、18 フロア(貸室面積合計約 10,500 坪)、 基準階貸室面積約 570 坪、最大 12 分割(40 坪~)可能な高機能オフィスです。 また、建物全体における特級クラスの構造体耐震性能、災害時等の帰宅困難者の 館内滞留にも備えた国内屈指のBCP機能を確保しています。 これらの機能に加え、難波駅直上の優れたアクセス性、利便性を有するオフィス は、企業の本社等拠点事務所から顧客対応型のサービスオフィス展開まで、多様な ニーズに応えることが可能となります。 


(2)メディカルセンター(9 階・地下 2 階)
9 階および地下 2 階に、先進・予防医療のためのメディカルセンターを誘致しま す。 関西国際空港との直結に加え、地下鉄線・近鉄線・阪神線と接続し、大阪国際空 港(伊丹)とも 30 分圏内にある交通ポテンシャルを活かし、国内外から利用者の 受け入れが可能な診察・検診施設とします。 また、先進医療を提供する医療施設との中継機能を果たすことで「日常の利便性 と万が一の安心」を提供できるメディカルセンターを目指します。 


(3)コンベンションセンター(7 階・8 階)
7 階、8 階には、駅直上という利便性や集客効果を活かし、多目的ホールとカンフ ァレンスルーム(会議室)を導入します。 多目的ホールは、500 人規模のセミナーやシンポジウムに対応できるほか、カンファレンスルームとの一体利用によって展示会等の開催も可能となります。 また、隣接するスイスホテル南海大阪や髙島屋大阪店、なんばCITY等の商業 施設とも連携したMICEにも対応してまいります。 


(4)ツーリストサロン(5 階)
関西国際空港からの玄関口であり、奈良・神戸・京都方面への乗り換え拠点でも ある難波に求められる機能として、5 階に、増加するインバウンド旅客をはじめと した国内外からのツーリストの多様なニーズに対応するツーリストサロンを設置し ます。 日本の伝統文化からポップカルチャーまで幅広いエッセンスをワンフロアに集積、「日本文化の発信と再発見」をテーマに、日本のモノ、コトが体験、情報発信でき る拠点づくりを行ってまいります。 


(5)商業・金融サービス(地下 1 階・13 階・6 階)
地下 1 階から 3 階と 6 階では、難波駅直結のロケーションを活かし、物販、サー ビス、金融等リテール機能を集積します。 当ビルならびに難波駅の日常利用者から、国内外の観光・ビジネス来訪者に至る までの幅広いニーズに応え、難波エリアの利便性を向上してまいります。 


(6)周辺整備事業(都市基盤機能整備)
当ビル新築工事に合わせて周辺歩行者通路等都市基盤を整備し、難波の交通結節 機能の一層の充実を図ります。
・地下鉄なんば駅から南海難波駅への通路バリアフリー化 ・南北歩行者通路、広場整備 ・新たな駐輪施設整備














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ついに着工される新南海会館ビル(仮称)。現在の所、難波地区最大の再開発計画であるこのプロジェクトは難波にどんなインパクトを与えるのでしょうか・・。個人的にはコンベンションセンターがどの位の稼働率になるのか?が気になります。グランフロントのコンベンションセンターはかなり稼働率が高いので、ターミナル直結の中規模な施設はかなり需要がある気がします。

僕はヨドバシカメラが梅田に出店する事が決まった時から現在の日本橋の凋落を予測していました。当時、大阪の人にヨドバシが出来たら日本橋が壊滅するぞ!と話をしても、誰も相手にしてくれませんでした。

その頃の僕は、日本橋が電気街としての機能を維持している勢いのある間に大型地下駐車場や、このクラスのコンベンションセターの整備、世界中のエレクトロニクスメーカーショールームを優遇制度で積極的に勧誘し、世界にに向けた日本のエレクトロニクス産業のショーケースとして情報発信機能を持たせる事を思い描いていましたが、そうはなりませんでした。現在の日本橋はオタロードを中心にポップ・カルチャーの集積地として一定の地位を持っていますが、これもいつまで続くか解りません。行政には、せめてオタロードの電地下や歩道整備、美装化、イベント広場の整備などを行って欲しいなぁ、と思っています。

なんだか良く解らない話になりましたが、2回転位い遅れて誕生するこのコンベンションセンターがどの様に利用されるのか?に興味津津です。