※現地に掲示されていたパネルを撮影
阪神甲子園駅周辺地区都市再生整備計画
阪神甲子園駅から球場に続くエリアの再開発計画が進んでいます。阪神甲子園駅周辺地区都市再生整備計画は、西宮市は2017年8月に同地区の都市再生整備計画を発表、県内有数の集客施設である阪神甲子園球場への玄関口となる阪神甲子園駅の駅舎改善事業に伴い、駅前空間の再生を行う計画です。賑わいとうるおいのある駅前空間の整備、駅周辺部の安全で円滑な歩行空間の確保などを目標としています。
「社会資本総合整備計画」は、国土交通省所管の地方公共団体向け補助金を一つの交付金にした「社会資本整備総合交付金」により事業を実施する場合に策定するもので、西宮市では阪神甲子園駅の周辺整備にあたり、阪神甲子園駅周辺地区都市再生整備計画を策定しました。
【出典元】
→社会資本総合整備計画:阪神甲子園駅周辺地区都市再生整備計画(第2回変更)
甲子園球場の最寄り駅である阪神甲子園駅・南側広場の再開発計画が進んでいることが19日、分かった。兵庫県西宮市は今年8月に同地区の都市再生整備計画を発表しており、電鉄本社の鉄道部門やレジャー部門などと球団が一体となって整備を進めていく方針。グッズショップなどが入った商業施設の建設や、球場までの道のりを選手の写真などで装飾した“タイガースロード”の設置など、さまざまな可能性を追求していく。電車を降りて、球場正面まで続く約100メートルの道のり-。これから野球観戦に向かうファンの心をかき立てる風景が、早ければ2019年度にも阪神甲子園駅の南側に誕生するかもしれない。
出展:タイガースロードできる 選手パネルなど計画 阪神甲子園駅と甲子園球場間を再開発
まちづくりの経緯及び現況
計画地は、兵庫県内有数の集客施設である阪神甲子園球場やその最寄り駅で、西宮市の地域核のひとつに位置づけられる阪神甲子園駅(乗降客数は1日約5万人、野球開催時は1日約10万人)及びその周辺を含めた区域であり、地区南部では国内有数の子供向け職業体験施設(キッザニア甲子園)を併設した「ららぽーと甲子園」が隣接しており、駅から甲子園球場及びその周辺施設への歩行者動線として、大きな役割を担っています。地区周辺の鉄道施設整備については、平成20年度より阪神甲子園駅~武庫川 間で阪神本線連続立体交差事業(鳴尾工区)を工事着手、また地区内において、平成23年度より甲子園駅総合改善事業が工事着手され、平成28年度末に完了した高架切替(側道整備は平成30年度までを予定)後の平成29年度には駅総合改善事業も完了予定です。これらの整備に伴い、全国的な知名度も高い阪神甲子園球場が立地するという特性を活かし、駅周辺部における賑わいとうるおいのある駅前空間の創出や安全で円滑な公共空間の整備を行うことになりました。
現状の課題
・甲子園駅総合改善事業が平成29年度に完成予定であることから、駅前空間の賑わいやうるおいの創出等、安全で活気のある公共空間の形成による快適性の向上、またそれらの公共空間の形成に付随した歩行者空間の動線強化、野球開催時の安全 な歩行者処理等が地域の課題となっており、早期の解決が求められている。
・甲子園球場が位置する本地区の地域特性を踏まえ、野球開催時と平時のそれぞれの公共空間の特性を活かした駅前空間の形成を目指す。
・本地区の北東部においては、鉄道陸橋下通路の歩行者、自転車、自動車等の輻輳の問題や老朽化した施設が、かねてより地元から問題視されており、景観及び快適性の向上が望まれている。
整備方針
1:『賑わいとうるおいのある駅前空間の整備』 駅から球場に至る歩行者動線の美装化による快適な駅前空間の確保や景観に配慮した円形広場ゾーンの整備、広場内に整備するステージ等を利用 し、歴史ある甲子園球場の立地する地域特性を活用したまちづくり活動を実施するにより、日常的な人々の集いの場を展開し、持続的な賑わいやうるおいのある公共空間を創出する。
2:『駅周辺部の安全で円滑な歩行空間の確保』 駅舎から阪神甲子園球場に至る歩行者動線の強化により歩行者等の安全性の向上とゆとりのある歩行空間の確保を図る。
阪神甲子園駅から見た、駅前の様子です。
駅から球場に続く歩道の様子です。野球の聖地の表玄関・・・としては古ぼけた印象ですが、ようやく抜本的なリニューアル・再整備が行われる事になりました。
リニューアル後の姿を連想させる施設が出来上がっていました。先程の歩道に隣接するバスロータリーの美装化が一部完成していました。
上屋と路面ブロックが一新され、相当きれいになりました。
球場の近くにあるタイガースショップの様子です。この店舗は新しく、外装などは今回のリニューアル後の商業施設のモデルケース的な位置づけかもしれません。
リニューアル工事が進む、阪神甲子園球場の駅前地区。沿道には名選手や球団史に関するモニュメントや展示物が並ぶ予定です。阪神甲子園駅から甲子園球場にアクセスする道がは「タイガースロード」に生まれ変わる事になりそうです。
あの広場の築堤にあるバラック小屋まだ残ってるの立ち退き拒否でもしてるのかな?
店前にバリケードまで設置されても営業してたけど…
阪神電車の甲子園駅を降りたら前方に甲子園球場、ではなく目の前に延々と広がっているのは高速道路の防音側壁。球場はここをくぐらないと見えてきません。今さらですが、何でこんな所に!
駅前にはスタバやコンビニも新たにできるみたいですよ(^^)/
昔の甲子園駅の古くて狭かった構内が劇的に改善されたのと同様に、この球場へと至る『タイガースロード』も今風へと変貌しつつあるのはうれしいです。