宝塚市立文化芸術センターは、宝塚ガーデン・フィールズ跡地に整備された、文化芸術に親しむセンターエリアと、自然に触れることもできる庭園エリアからなる複合施設です。文化芸術に親しむセンターエリアと、自然に触れることもできる庭園エリアからなる複合施設として、2020年8月にグランドオープンしました。
この施設は、センター2階に、質の高い本格的な展示や体験型の企画など様々な展覧会が開催されるメインギャラリーを、1階には創作体験できるアトリエやライブラリーなどを設け、従来の美術館よりも気軽にアートを楽しみ、創造力を育むことができる施設となっています。【出展元】
→http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/kanko/bunka/1016594/index.html
施設は、芝生広場や花と緑に囲まれた高質な庭園のほか、半屋外の「おおやね広場」や開放的な屋上庭園があり、幅広い世代の方々がアートや自然に触れながら多様な人たちと交流し、自由な時間を過ごすことができる居心地の良い空間を目指しています。
2021年9月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2020年1月だったので、約1年9ヶ月振りの取材です。
それでは、オープンした宝塚市立文化芸術センターを見てみましょう!
みんなの広場
大地のぬくもりを感じる「土のエリア」と美しい「芝生エリア」を併せ持つ多目的広場。おしゃべりやピクニック、読書など、思い思いの時間を楽しむことができます。
芝生エリアから見た宝塚市立文化芸術センターの様子です。建物が立体的に作られた丘の様に見えます。
宝塚市立文化芸術センター全体の様子です。
屋上庭園
文化芸術センターの屋上の様子です。芝生庭園となっておりビルの屋上には見えませんね。
かなり自然な雰囲気があり、本物の丘の上に居るような感覚になりました。
屋上庭園へのアプローチ部の様子です。緩やかな坂になっています。
ちなみに屋上庭園の下はこんな感じの吹き抜がありました。
おおやね広場
屋根のある半屋外の空間です。コンサート、ダンス公演、マルシェイベント、屋外展示など多目的に利用する事ができます。
建物外観(北側)
北東側から見た様子です。広場の反対側からみると、この施設が2階建てのビルだという事が解ります。
最後は北西側から見た様子です。敷地の高低差を利用しつつ緩やかな坂道で屋上庭園に誘う巧みな設計が見て取れました。
2020年1月の様子
現地の様子です。メインエントランスは宝塚市立手塚治虫記念館側にあります。地形の高低差を生かした面白い形状をしています。建物の屋上に向かう階段(左側)がみえています。
敷地南側の様子です。
庭園整備が行われています。
屋上庭園の下には半屋外の「おおやね広場」があります。
宝塚ガーデンフィールズ跡地の文化芸術センターは屋上庭園が魅力的な面白い施設になりすです。
隈研吾を破ってのプロポーザル案件でしたので注目しておりました。昨年関係者様の御厚意により竣工後の内覧会に伺う事が出来ました。市民向けと建築関係者向け各10名数回に別れていましたが、最終回は家族連れの市民の方も混じり20数名ほど、子供達が駆け回る賑やかな内覧会でした。事業所の転出による税収減や資材高騰によりブロガーさん達がアップされている内容とは建物、外構、運営内容が大幅に変更されています。セミナー室や子供施設、復元大池 外休憩室飲食店 施設内ミュージアムショップ等は全て無くし、 施設管理者が1ヶ所で把握出来る規模に変更になりました。設計担当者の方が幼い頃からのファミリーランドへの想いがあり、中止になった復元大池の代わりに昔の瓢箪池形の吹き抜けや植え込みに変更。旧宝塚大温室へのオマージュとしての建具ピッチなど。阪急との引渡し条項と違い、瓦礫が一部残っていたのですが、宝塚ルナパーク時代からのコンクリート手摺やプランター、台座が発見され、それを使った庭園計画に変更されます。ロングさんがアップされている写真に一部写ってます。水を使った池的なものは予算次第で造りたいとこ事。6枚目の写真にある1本の木は、もと大阪市大教授宝塚在住三木博士が命名したメタセコイアで三木邸で試験栽培後育った12本の内、旧宝塚植物園に贈られた2本の内1本と分かり、そのまま残されました。残りは旧三木邸と大阪市大などに残されています。新宝塚ホテルの中庭側も阪急として旧宝塚大温室へのオマージュとしてのガラス回廊だと思います。