阪急電鉄と阪急阪神不動産は2021年3月22日付けのニュースリリースで、阪急西宮ガーデンズ本館の西側に地上14階建ての複合施設を建設する(仮称) 阪急西宮ガーデンズ西側土地開発計画に着手すると発表しました!
施設は、低層階を商業施設・中層階をオフィス・上層階を賃貸住宅で構成する複合ビルとなります。また3階部分で既存の歩行者デッキに接続し歩車分離が図られます。施設の1階と歩行者デッキの接続フロアとなる 3 階が1飲食・物販・サービス店舗等が入居する商業施設、4階~9階の中層階を教育関連施設等の来店型テナントが入居するオフィスとして西宮北口の更なる生活利便性の向上と賑わいの創出を図ります。また、その中には、新たなワークスタイルに対応したサテライトオフィスについても検討を進めています。10階~14階の上層階は、単身世帯を主なターゲットとした賃貸住宅とし、地域及び沿線の活性化に寄与する計画となっています。
【出展元】
→「(仮称)阪急西宮ガーデンズ西側土地開発計画」商業施設・オフィス・賃貸住宅の複合施設の開発に着手~西宮北口駅南東エリアの大規模開発が完成します~
※アリー my dearさん、TwitterのDMで情報を頂きました、ありがとうございました!
計画地はこちらです。西宮ガーデンズ本館の西隣、道路と阪急今津線に挟まれた三角地帯に建設されます。さらに高松町交差点では、歩車分離を行うことで、歩行者の一層の安全性確保及び道路渋滞の緩和を図ります。
所在地 | 兵庫県西宮市高松町544他(地番) |
敷地面積 | 2,998.15㎡ |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上14階 |
高さ | 57.75m |
延床面積 | 18,336.65㎡ |
施設構成 | 10階~14階:賃貸住宅 |
4階~9階:教育関連などの来店型オフィス | |
3階:飲食・物販・サービス店舗など | |
2階:駐輪場 | |
1階:飲食・物販・サービス店舗など | |
賃貸住宅戸数 | 112戸 |
駐輪場 | 計画敷地内1・2階に約650台を設置 |
設計監理 | 株式会社松田平田設計 |
施工 | 株式会社鴻池組 |
工事期間(準備工事を含む) | 2021年3月1日~2023年8月末(予定) |
住宅については、阪急阪神不動産が展開する、新築分譲マンション〈ジオ〉で培ったクオリティや商品企画を継承した賃貸住宅を計画。単身世帯を主なターゲットとし、共用部に働き方改革に対応するワークスペースを設けます。また、入居者が思い思いにくつろぐことができるラウンジを設けるなど、入居者同士のコミュニケーションを促す空間を提供。このほか、成長や学びを企図した交流の機会を提供し、コミュニティの醸成を図っていくことを予定しています。共用部は暮らし・仕事・趣味が一層充実させ成瀬・猪熊建築設計事務所の企画・デザイン監修により、居心地のよさとデザインの豊かさを兼ね備えた空間を実現します。
貸主 阪急阪神不動産株式会社
共用部の企画・デザイン監修(一部) 成瀬・猪熊建築設計事務所
主な共用施設(予定)
ラウンジ、シアタースタジオ、
ワークスペース、ランドリースペース等
入居開始時期(予定) 2023年9月
西宮北口駅南東エリアでは、2008年に阪急西宮ガーデンズ本館がオープンし、それ以降、2018年秋に別館・ゲート館が順次開業してきましたが、この計画は西宮北口エリアの大規模開発の締めくくりとなるものです。2021年3月から既存駐輪場・駐車場の解体等の準備工事を開始し、2021年6月に新築工事に着手、2023年8月末に竣工する予定です。
2022年11月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2022年4月だったので、約7ヶ月振りの取材です。
北東側から見た様子です。躯体がかなり成長してました。
真正面(東側)から見た様子です。南北方向に横幅が広いビルである事が良く解ります。
南東側から見た様子です。
もう少し角度を変えて見た様子です。
最後は西宮ガーデンズと絡めたアングルです。
2022年4月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2021年9月だったので、約7ヶ月振りの取材です。
北側から見た様子です。1階床の構築が進んでおり、タワークレーン1機が可動していました。
北東側から見た様子です。敷地が南北に細長い事が良く解ります。
東側から見た様子です。
最後は南東側から見た様子です。
2021年9月の様子
現地の様子です。既設の駐輪場・駐車場が撤去され更地になっていました。
西宮ガーデンズとの位置関係はこんな感じです。
北東側から見た様子です。
東側から見た様子です。
南東側から見た様子です。
現地に掲示されていた作業工程表によると9/7〜はディープウェル工事が行われるとの事です。井戸掘削機を用いてφ500~800程度の孔を掘削し、ケーシング(井戸管)を設置して流入した地下水を水中ポンプで汲み上げ地下水位を低下させる重力排水工法です。主に建築、土木工事に伴う地下水位以下の解体や掘削工事、液状化対策及び軟弱地盤補強などに用いられます。