政府、G20のロゴ決定(共同通信) – Yahoo!ニュース https://t.co/JEjNm9aqXn @YahooNewsTopics
— ロング@再都市化 (@saitoshika_west) November 28, 2018
来年6月に大阪で開催されるG20サミットのロゴマークが決定しました。ロゴマークは、東京都のグラフィックデザイナー、牛込幸男さんの作品で、朝日が昇る富士山に桜の花びらを配し、「世界の経済成長と繁栄」を表現しています。デザイン案は7~8月に公募し全国から814人計1092作品の応募があり、松井大阪府知事ら11人による選考会などで4作品に絞り、安倍首相が最終的に判断されました。
G20は、先進7カ国(G7)に中国やロシア、インドなどを加えた20カ国・地域が参加する国際会議の枠組みで、来年6月に日本で始めて大阪で開催される予定で、期間中には35カ国・機関から延べ約3万人が訪れる見込みです。
日本初開催となるG20のメイン会場は、咲州のインテックス大阪となります。G20規模の巨大な会議を開催する為には、インテックス大阪クラスのMICE施設、多くの専用機を同一空港内に駐機させる事が出来る24時間離発着可能な国際空港、参加国の随行団やプレスが宿泊する為のホテル客室約3万室など、非常にハードルが高いです。これらの条件を満たせる都市は、日本には東京と大阪しかありませんでした。
インテックス大阪は、2012年に、世界最大の金融会議サイボス(Sibos)を日本で初めて開催した実績があります。サイボスは世界210ヵ国、9700社以上の金融機関が加盟する「スイフト(SWIFT・国際銀行間通信協会)」が毎年、秋に開催している大規模な国際会議で、日本での開催は大阪が初めてでした。同会議では、欧米を中心に世界の銀行や証券会社などトップクラスの金融関係者ら約6千人が参加、その経済波及効果は100億円規模でした。
G20、IRの誘致、2025大阪万博開催。毛色は異なりますが新大阪駅に地下ホームを建設し新幹線ネットワークのハブとする「地方創生回廊中央駅構想」など、最近の政府は、大阪を日本のもう1つの「コア」とする姿勢に転じた様に思います。
インバウンド需要の高まりにより、大阪を中心とした近畿圏の魅力が海外から評価されているのを見て、政府がそのポテンシャルに気づいたのかもしれませんね。1つ言えるのは、以前の大阪・関西が感じていた「お先真っ暗」な感じはなくなり、少なくとも薄日がさしてきた事は間違いないと思います。


