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年始予想2020


年始企画として毎年恒例になっている、昨年の年始予想の振り返りと「今年の予想」。少し遅くなりましたが今年も予想してみました!希望と妄想をこめた昨年の予想はどうだったでしょうか!?早速、駆け足で振り返ってみましょう!

【過去記事】
年始予想2019
年始予想2016
年始予想2015
年始予想2014
年始予想2013
年始予想2012
謹賀新年2011
謹賀新年2010

 

予想1:関西空港の年間旅客数が3000万を突破。外国人旅客数で成田空港を上回る



予想は半分当たりました!2019年(暦年)の1月~11月の関西空港の総旅客数は2935万人(昨対111%)で3000万人/年を突破するのは確実な情勢となりました。通年では約3250万人程度で着地すると思います。

また、2019年(暦年)1月~11月の外国人旅客数は成田:1666万人(105%)/関西:1544万人(111%) となり、関西が成田に迫るところまで来ました。一昔前は閑古鳥が鳴いていた関西空港は驚くべき成長を見せており、日本国の強力な外貨獲得マシーンとして鼓動を続けています。今後は旅客数の年率5~7%成長トレンドを見越した空港処理能力の強化を先手先手で行う事で、世界的な航空需要を確実に取り込む必要があります。発着枠の拡大とセットで2期空港島にフルスペックの新ターミナルビルの建設が待たれます。

2019年1月-11月実績

<総旅客数>
成田:4062万人(104%)
関西:2935万人(111%)

<外国人>

成田:1666万人(105%)
関西:1544万人(111%)

 

予想2:夢洲のIR誘致が内定。カジノオペレータの大阪詣でが一層活発に

出典:MGM Resorts International

IR勧誘については、インバウンド需要が旺盛な素晴らしい市場性、既存市街地から隔絶された大規模人工島に広大な用地が提供できる、勧誘を公約に掲げる地域政党が多数議席を獲得するなど他所に比べると地域の理解が進んでいる事などから、勧誘に積極的な大阪府市が先行している状況でした。

しかし横浜市が8月にIR勧誘に名乗りを上げた事により状況が変わり、大阪IRに参入の意向を示す事業者はMGM&オリックス連合、ゲンティン、ギャラクシーの3社まで減りました。MGM&オリックス連合が先行しすぎている過ぎる為、勝ち目が無いとみた事業者が横浜に流れた、との見方があります。北海道が誘致を断念するなど状況は刻一刻と変化しています。

また国のスピード感の遅さも気になります。大阪は全国で最初にIRの事業者の公募開始し2020年6月も事業者を決定する予定です。しかし、国のIRの区域認定はさらに遅れ、2021年8月~2022年の間に決定される事になり、大阪府市が目指す万博との当時開業は非常に厳しい状況となりました。金の卵を産む鳥を自ら殺す、いつものダメな日本のパターンにハマりつつあります。

大阪府市は最終的にIRを勝ち取り成果の果実が得られる様に、引き続きタイムテーブルを意識した誘致活動を続けて行くことになります。金の卵を産む鳥を殺さない為に、特に国はできる限りスピード感を持った対応を期待したいです。

<今後のスケジュール>
2020年6月 大阪府市が事業者を決定
2021年1月~7月:国が区域認定申請を受付
2021年8月~2022年:国がIR区域を認定、最大3カ所

 

 

 

 

予想3:大阪都心に新たなラグジュアリーホテルの進出計画が明らかになる


ニッピ>当社なんば地区所有地の開発について

こちらは当たりました!「うめきた2期地区南街区」と「梅田3丁目計画」に高級ホテルが入居する事になりました。特にうめきた2期南街区は「スーパーラグジュアリーホテル」を予定しており期待が高まります。また、難波エリアではタイの高級ホテル「センタラ・ホテル大阪(仮称)」の進出が決まりました。今後も不足しているラグジュアリーホテル計画が複数浮上すると予想しています。

供給過多になり始めたビジネスホテルの建設ラッシュは徐々に沈静化し、施設間の競争が促される事で、次第に適正な稼働率・価格に収斂して行くと思います。

 

 

4:御堂筋沿いの老朽化したオフィスビルの建て替え計画が複数浮上



事業者からの詳細な計画発表はまだですが、再開発が行われそうなビルが複数現れました。ヒューリック大阪ビル(旧 大阪富士ビル)、パソナグループビルとUD御堂筋アネックスビル御堂筋安土町ビル、御堂筋ダイビルの4カ所です。

御堂筋沿いには築年数が経過し耐震強度的にも問題があるオフィスビルが多数ありますが、規制緩和と慢性的なオフィス不足の市況から今後も建替え計画が続々と浮上すると予想しています。法定容積率1000%を使い切った古いビルが多い中、建替えに二の足を踏む事業者が多い状況下での大幅な規制緩和はマストでした。

 

 

 

予想5:ヨドバシ梅田タワーに入居するホテルブランドが判明
予想6:新阪急ホテルの建て替え構想(たたき台)が発表される



阪急阪神ホテルズの新ブランド「ホテル阪急レスパイア大阪」が客室数1,030室の規模でヨドバシ梅田タワー内に開業しました。レスパイア大阪の開業に合わせて情報が出てくると予想しましたがこちらは外れました。新阪急ホテルは相当老朽化しており建替えが必要なので2020東京五輪後の需要が落ち着いてくるタイミングで事業者からロードマップが示されるのではないでしょうか。

 

 

 

予想7:日本生命淀屋橋ビルの建て替え計画が判明、高さ130mのオフィスビルに


日本命淀屋橋ビルの建替計画について

予想がほぼ当たりました!日本生命淀屋橋ビルは高さ123mの超高層ビルへの建て替えが決まりました。さらに都市伝説化していた(通称)淀屋橋ツインタワー計画が現実化し、高さ135m・150mの2棟の超高層ビルが建設される事になりました。2025年頃には淀屋橋付近に3棟の超高層オフィスビルが立ち並びます。これまでの大阪都心の再開発は、ビジネスホテルとタワーマンションばかりでしたが、今後はオフィスビル計画が複数浮上すると予想しています。

 

 

予想8:なんばパークス南側タイムズ難波中央の開発計画が浮上



予想が当たりました!敷地を南北の2つに別けて開発が行われ先に北側にタイの高級ホテル「センタラ・ホテル大阪(仮称)」の進出が決まりました。残る南側の開発計画も近々明らかになると思います。センタラホテルとの位置関係から地上15~20階建て程度のビルになるのではないでしょうか。

 

 

 

予想9:おおさか東線が全通。新大阪の拠点性の再評価が高まりはじめる



予想が当たりました!おおさか東線の開業に加え、なにわ筋線、北陸新幹線、中央リニア新幹線など複数の新線開業を見据え、新大阪駅を西日本の一大鉄道ハブ駅として再整備する『地方創生回廊中央駅構想』が検討されています。それに伴い新大阪駅周辺ではオフィスビル開発の機運が高まりデベロッパー各社が新大阪駅北西側の開発用地取得に動き出しています。新大阪駅周辺は今後大化けする可能性が高いです。

 

 

予想10:中之島6丁目「旧三井倉庫玉江町倉庫跡」に高さ190mのタワーマンション計画が浮上



これは完全に外れました!大阪市は所有する中之島5丁目の「もと扇町高等学校」の跡地の半分程度を、関電不動産発が所有する中之島6丁目「旧三井倉庫玉江町倉庫跡」の土地を交換し、6丁目に「小中一貫校」を設置する事を検討しており、2つの土地の所有権がそれぞれに移転しました。関電不動産は、よりビジネスエリアに近い中之島5丁目の土地を取得した事で、事業計画の幅が広がったと思われます。

 

2020年の予想

2010年代後半の大阪は、市場が大きい「ローカルな消費都市」から、世界からヒトを呼び込める「国際集客都市」に進化しました。2020年代前半の大阪は「国際集客都市」からさらに1段階上の「世界都市の初期」を目指す段階に入ります

成長の原動力はインバウンド、IR、万博への投資。インバウンド需要の伸びに合わせた交通インフラの整備、受け皿となるホテルや観光施設の整備、それらから波及するビジネスチャンス、雇用の拡大を図はかり、これらで蓄えた経済力を原動力に、新産業の育成、大阪発のユニコーン企業の育成を図りたい所です。

インフラ面では、うめきた2期と大阪駅西地区の連携開発、うめきた新駅の開業、都心部各所でのオフィスビル開発などにより、大阪の都市機能は圧倒的に高度化され、都市として新たな段階に突入します。

2020年は大阪が「世界都市」に進化を始める初期段階の年になるでしょう。



2020年の年始予想

 

1:関西空港の成長が続く。旅客数は19年比8%増加の3480万人で3500万人に迫る
2:大阪IRの事業者はMGM+オリックス連合に決定。壮大な計画に期待が膨らむ
3:うめきた2期の詳細な開発プランが発表される。都市公園に注目が集まる
4:USJスーパーニンテンドーワールドの人気炸裂。大阪の観光客数がさらに増加する
5:御堂筋沿いで複数のオフィスビル計画が浮上、一部は複数棟を集約化した大規模計画になる
6:大阪御堂筋ビル(旧:伊藤忠ビル)、大阪センタービルの建替え計画が始動
7:新大阪エリアで複数のオフィスビル計画が浮上。特に駅北西エリアに注目が集まる
8:イオン京橋跡は中層の商業施設+ホテル計画に
9:関西空港の発着枠年30万回に拡大、2期空港島にフルスペック旅客ターミナルビルの建設検討開始
10:JR西日本が新快速に4両編成のAシート付き225系200番台投入を発表。運行開始は2021年度以降

※念の為に・・。上記は個人が予想した内容なので、確実性、信憑性はありません!

19 COMMENTS

無電柱化応援隊

丁寧な取材を本当にありがとうございます。
妄想をひとつ、空港についてはやはり伊丹を廃止して神戸空港を羽田化するのがベストだと思います。そして伊丹には副首都機能を誘致し、阪神高速湾岸線をまずは神戸空港~舞洲・夢洲・咲州~南港まで完成させる。こうすれば自然な流れで大阪都にふさわしい規模の都市を実現できるような気がします。

ろろらら

私も池上氏の番組を見ましたが、Round1が大阪の企業だと初めて知りました。
アメリカの店舗ではゲームでポイントを貯め
て様々な景品と交換できるようですが、日本では法律上できないとのこと。おそらく景品表示法があるからでしょう。

eスポーツが日本に根付かないのも景品表示法で賞金額が制限されているのが理由だそうで。IRも国は余計な口出しはするなと願うばかりです。

サジャ

昨日「Round 1」が米国で人気だと池上氏の番組でやっていました。
エンターテイメントの本場で堂々と勝ち組になり右肩下がりになったショッピングモールの救世主になっていると。
根っからの商売人で人を楽しませるのが大好きな大阪気質の作った企業。
IRに国は口を出して欲しくは無いです。ろくな事を考えないだろうし、人を白けさす名人の様な人達が立ち入っては折角の楽しい場所が滅茶苦茶になるやも。(掲示板もそうですが)
実際、この国自体がそうではないですか?
IRは大阪・関西人の楽しい事が大好き気質で頑張って欲しいと思います。

ハンター

この記事のどこに関東ディスりがあるのかわからな
関東人の余裕のなさと被害妄想が怖い

YH

関西の予想なのに何で関係のない横浜や成田空港の名前を出すの?
また首都圏ディスり?
だから関西人は嫌いなんだよ

↑特段ディスっているようには見えなかったですけどね。
日本国内の比較対象として挙げただけな気が…
というよりあなたの方がよっぽと関西ディスってますよw
関西人が嫌いなのに関西の再開発ブログを覗いて
いつもこんな被害妄想タラタラの書き込みをされているんですか?

ユクモ

>そういうことでお金を落としてもらうより、もっと他の魅力を引き出した方がよいとおもいます。

IRの中にあるカジノが集金装置であることは事実ですが、そこで生み出されたお金でこれまでの日本に不足していたMICEを運営して、大規模な国際イベントを誘致できるようになります(むしろカジノよりもこちらがメイン)。また、カジノを含めたIRで生み出されたお金は自治体に税収として入ってくるので福祉に回せるお金も増えます。十分に都市の魅力アップに繋がると思いますよ。

とおりすがり

IRは・・・。そういうことでお金を落としてもらうより、もっと他の魅力を引き出した方がよいとおもいます。

再都市化大ファン

1年の振り返りと予想、毎年楽しみにしています。妄想しながら街の成長を見続けることは楽しいですね。IRは府市の準備は完璧なのに予想通り政府がゴタゴタ。頑張れ関西!

2020応援団

高層ビル開発では東京に大きく水を開けられてる状況ですが、2020の大阪はインバウンド首都としての飛躍を期待します。

空港に目を向けますと、関空、成田ともにアジアのハブとなることはもう絶望的な情勢ですので、空港の発展には、最終目的地としての関西の魅力強化が求められています。IR事業は最近の汚職事件で逆風が吹いていますが、できれば事業の推進と事件の解決は別に考えてもらいたいですね。

sasa

まず来るべき世界恐慌をどう乗り切るかだけどね。ついに中国に覇権が移ってしまう。トランプちゃんもけんかするフリをして覇権移譲をしているし…

ぷんぷい

政治的な話はあまりよくないかもしれませんが、今年の大阪は政治的な動きも将来を左右するカナメの年となるでしょうね。

賛否両論ありますが、大阪がアジアで輝く都市になってほしいです。

三刀流

JTBのインバウンド調査では外国人の認知度では①東京②大阪の順ですが、地域別だと認知度、検索経験、訪問経験、再訪意欲とも関西がダントツです。
https://www.jtb.co.jp/inbound/market/2019/recognized-ranking-report-2019/https://www.jtb.co.jp/inbound/market/2019/recognized-ranking-report-2019/
この時期のホテル開業ラッシュは外国人観光客の受け皿として十分な役割を果たしそうです。
IRの遅れは、中央政府の役人がどうこう言うより、見えないところで政治家が利権を取り合って調整がつかないことが原因ではないかと推察します。東京地検が捜査している汚職事件は氷山の一角で、巨額の利権を取り合って醜い争いが展開されていると想像できます。経済の発展より、自分たちの利益しか考えない連中ですから。

佐伯虎

2020年の年始予想(番外編)
リンクス梅田の年間来館者7700万人を大幅に超える

IRは横浜とお台場の2箇所で十分

関西の予想なのに何で関係のない横浜や成田空港の名前を出すの?
また首都圏ディスり?
だから関西人は嫌いなんだよ

K

10年前では考えられないような進化ですね!
IRの決定と開発を一刻も早く進めてほしいです。
万博までの開発がより一層高まるんでしょうね、楽しみです。

淀屋

世界都市の初期段階に入るというのはまさに慧眼で眼から鱗です。
予想については素晴らしいです、かなり適中すると思います。
お願いしたいのはビル建設ではありませんが、徳川期大阪が国内一の経済都市として輝いたのは、国内のコメ先物取引のナショナルセンターとして君臨したからで、今の北浜より多い3000人以上の直接従事者がおり、金融等を含めると1万人近くが関係していた巨大産業で、世界の先物取引の最先端地でした。
その大阪に今年7月 株と商品の先物取引の総合取引所ができます。
たぶん歴史を重んじ東京に移さず、大阪にしたと思います。
先物取引はシカゴが有名ですが、それに並ぶアジアのメッカになればと考えています。  是非注目ください。
又、テレビ番組で落合陽一氏がデジタルと古墳ということを話していました。長期の視点で注目しているということですが、歴史文化も世界都市の一要素ですから、仁徳天皇陵はじめ世界遺産の古墳についても取り上げていただければ。
特に仁徳天皇は大阪の高津に都を構えており、市歌にうたわれるくらいで秀吉以上に大阪と関係が深い人物です。大阪の都市力に厚みが増します。

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