【再都市化ナレッジデータベース】←新規情報やタレコミはこちらのコメント欄にお願いします!

「シックスセンシズ京都(Six Senses Kyoto)」日本初のIHGラグジュアリーブランド、ホテル東山閣建て替えの最新状況 24.02 【2024年4月23日開業】


ウェルス・マネジメントは、2021年2月1日付けのニュースリリースで、同社グループが共同出資・開発し、同グループであるワールド・ブランズ・コレクション ホテルズ&リゾーツがホテル運営に携わる、日本初上陸の自然派ラグジュアリーホテル「シックスセンシズ 京都」を、2024年4月23日(火)にグランドオープンすると発表しました!

「シックスセンシズ 京都」は、ウェルビーイング、サステイナビリティ、地元京都文化との調和・融合を最重要視し、これらの要素が一体となって、世界中のゲストの思い出に残る素晴らしい体験を生み出していきます。

これまでの経緯


ウェルス・マネジメントグループは、同社の連結子会社であるホテルWマネジメントとインターコンチネンタル・ホテルズ・グルー プ(IHG Japan Manegement)が、京都市東山区の「ホテル東山閣」(201912月営業終了)を解体して新築するホテルに関して、運営にかかる業務委託契約を締結すると発表しました。新ホテルはIHGが展開するラグジュアリーホテルブランド「SIX SENSES HOTELS RESORT SPAS」が日本初出店する事が明らかになりました。

また、同社は2021年04月12日付けのニュースリリースで同社のホテル開発事業の最新の進捗を発表しました。それによると、同社グループが京都で開発を進めている「京都東山バンヤンツリー(Banyan Tree)「京都東山シックスセンシズ(SIX SENSES)」の2施設の開業時期が近隣や行政との協議に時間を要している事から当初の見込みよりも遅れ2024年春になると発表しました。

【出展元】
日本初上陸「シックスセンシズ 京都」2024年4月23日(火)グランドオープンのお知らせ
2024年春開業予定「シックスセンシズ 京都」着工のお知らせ
当社連結子会社 株式会社ホテル W マネジメントと IHG Japan Manegement 合同会社(インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ)とのホテル運営委託契約締結に関するお知らせ
ウェルス・マネジメント>ホテル開発事業の進捗について

サムティがシックスセンシズ京都に参画


客室:プレジデンシャルスイート(マスターベットルーム)

サムティは、資本業務提携先であるウェルス・マネジメント株式会社(WM 社) が推進中のホテル開発プロジェクト「シックスセンシズ京都プロジェクト」に匿名組合出資したと発表しました。プロジェクトの信託受益権を保有するSPCに対して匿名組合出資総額の 38.5%を出資し、帰属利益を享受するとともに、将来的には同社グループが設立を準備しているホテルリートへの組み入れを検討するとの事です。ホテルは当初計画よりも半年遅れ、2021年10月に着工し、2024年春に開業する予定です。

【出展元】
「シックスセンシズ京都プロジェクト」への匿名組合出資に関するお知らせ

 


客室:プレジデンシャルスイート(リビングルーム)

シックスセンシズ京都は、インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)の日本国内におけるラグジュアリークラスの最高峰に位置づけされるホテルです。客室面積は 42 ㎡~231 ㎡で、ハイエンドな顧客のニーズに対応するための2つのレストラン、 3つのバー、スパ、ジム、トリートメントルーム、プールなどを擁し、シティリゾートをコンセプトとした計画で、設計・施工は清水建設、インテリアデザインは外資系のBLINK が担当します。


客室 イメージ

ホテルは、近年、国内外のホテルチェーンが注目し、多数進出する東山エリアに所在しており、周辺には妙法院や豊国神社、三十三間堂、京都国立博物館など があり、観光の拠点として適した立地です。京都は、世界的なコロナ禍のなかでも、魅力ある旅行先として国際的にも高い評価を受けていることから、今後の観光需要の復活を見据え、供給が不足しているハイエン ドなホテルの供給が必要と考えられています。

完成予想パース


1階ロビー・レセプションイメージ


オールデイダイニング イメージ


カクテルラウンジバー イメージ


スパ イメージ:温かい湯けむりがゲストを包み込む男女別の温浴施設  

 







 

シックスセンシズとは?

出展:https://www.hospitalitynet.org/news/4086087.html

インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)は2019年2月13日に、高級ホテルやリゾート、スパを手掛けるシックスセンシズ・ホテルズ・スパの買収を発表し、シックスセンシズは同社グループの一員となりました。

シックスセンシズは、モルディブやセシェル、タイのヤオノイ島、オマーンのジギーベイ、ポルトガルのドウロ渓谷など、世界21か国で18のホテルとリゾート、30のスパを運営しており、さらに22の施設が開発中です。ウェルネスと持続可能性を重視する高品質な運営で、富裕層向け旅行雑誌「トラベル・アンド・レジャー(TravelLeisure)」では2018年に世界一位のブランドに輝くなど、高級リゾートとして世界の旅慣れた富裕者層に定評があります。

シックスセンシズピラミッド

 


シックスセンシズは、シックスセンシズ、エバソン、シックスセンシズスパのブランドを傘下に1995年に始まりました。ロゴマークのシックスセンシズピラミッドはそれぞれシックスセンシズの創造するエクスペリエンスを表現しています。


頂点は、シックセンシズのユニークな非日常的感覚
2段目はより素晴らしい味覚と香気
3段目の3つのドットはリゾート体験のベースなる視覚、聴覚、触感を、意味しています。


自然環境そして地域社会との共生を理念に掲げ、環境・地域活動を積極的に展開し 企業の社会的責任を実行するという徹底したスタンスより、自然派高級リゾートの先駆者として名を馳せています。

 

計画概要

施設名称 京都東山 SIX SENSES ←シックスセンシズ京都
計画名称 (仮称)東山妙法院前側町計画
所在地 京都市東山区馬町通妙法院北門前妙法院前側町431番地
交通
階数 地上4階・地下2階
高さ 18.0m ※軒高15.m ←16.66m ※最高高さ16.66mに変更
構造 RC造、一部S造
杭・基礎
主用途 ホテル
客室数 81室
敷地面積 4749.89㎡ ←4745.38㎡に変更
建築面積 3320㎡ ←3321.21㎡に変更
延床面積 10877㎡ ←11,745.75㎡に変更
容積対象面積 10397㎡ ←10711.1㎡に変更
建築主 合同会社 みょうほう 営業予定者:ホテルWマネジメント
設計者 清水建設
施工者 清水建設
着工 2021年04月1日(予定)←2021年 10月に変更
竣工 2023年11月30日(予定)←2024年 12月に変更
備考 2019年12月営業終了に営業終了した、京都市東山区の「ホテル東山閣」を解体して新築するホテルを建設。新ホテルは世界的ホテルチェーンのIHGが展開するラグジュアリーホテルブランド「SIX SENSES HOTELS RESORT SPAS」が日本初出店。

計画地:〒605-0932 京都府京都市東山区東大路 渋谷下る妙法院前側町431

2024年2月の様子


現地の様子です。前回の取材が2023年7月だったので、約7ヶ月ぶりの撮影です。


北東側から見た様子です。外観は完成しており、2024年4月23日(火)のグランドオープンに向けて、内装工事の仕上げが行われていました。



真正面から見た様子です。思いのほか小さく見えますが、シックスセンシズ 京都の敷地はうなぎの寝床の様に細長い形状をしており、奥行きがかなりあります。


南東側から見た様子です。


メインエントランス付近の様子です。正面には2箇所の出入り口があり、寺院を思わせる門が設けられています。


エントランスの門をアップで見た様子です。本物の木材が使われており、木の香りが漂っていました。


この門は「車寄せ」の出入り口になっており、ホテルに到着したクルマは門を通ってメインエントランスに向かいます。


ホテルの北東角から見た様子です。

 


こんな感じで東西方向に向かって建物が伸びています。


高低差もかなりあります。ホテル内はこの高低差を生かした工夫があると思います。


最後は、ホテル西端の様子です。

2023年7月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年4月だったので、約1年4ヶ月振りの取材です。


北東側から見た様子です。躯体が姿を現しており、工事がかなり進んでいる事が解りました。


シックスセンシズ京都は東西に細長い敷地の為、間口から見た印象より大きなホテルになります。

 


北西側から見た様子です。敷地は西に向かって低くなっており、かなりの高低差があります。

 


シックスセンシズ京都と隣接するフォーシーズンズ京都の様子です。2棟のホテルはメチャクチャ近いです。


最後は建物西端の様子です。分譲マンションの様な外観でバルコニーが設けられる様です。

 

2022年4月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2022年1月だったので、約4ヶ月振りの取材です。

 

 


東側から見た様子です。テレスコクラムパワーショベルが可動しており掘削工事が行われていました。

 

 


南東側から見た様子です。

 

 

 

 


ハイアングルで見た内部の様子です。乗り入れ構台が作られ掘削工事が大々的の行われてます。

 

 

 


計画地は東西の高低差が結構あります。

 

 

 


最後は北側の様子です。敷地が東西方向に細長く、かなり奥行きがある事が解ります。

 

 

1 2

1 COMMENT

ぽり

ロンドンではかつて三大百貨店と呼ばれ2018年に営業を終了したホワイトリーズが裏手の駐車場と既存建物の外壁を残してシックスセンシズのホテル、コンドミニアム、商業施設などになります。発表直後にIHGに買収されました。こちらは初の都心型です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です